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【不当な口利き・接触行為は排除】杉並区「利害関係者との接触に関する指針」ガイドラインの策定
岸本聡子杉並区長の当選から2年、このたび職員服務規程(訓令)が改正されるとともに「利害関係者との接触に関する指針」が策定されました。この8月にはガイドラインが公表されたところです。
国家公務員であれば、国家公務員倫理規程において既に明確にされていた内容ですが、杉並区においては前区政まで明文化されておらず、しばしば問題視してきたものです。
これまで罷り通っていた「悪弊」を断つ意味で大きな前進とな
【放置されている入札契約制度改革】杉並区のプロポーザル・業者選定は公正か
プロポーザル方式(事業提案・企画競争)による事業者選定について、このところ杉並区で不自然なものが目立っています。
区長交代後も全く制度運用が変わっていないのが、杉並区の入札契約制度・業者指定の手続です。現状の一端を紹介しましょう。
1.労働法令違反で行政処分を受けた直後に委託事業者に選定されていた事例(新たな公共交通・グリーンスローモビリティ運行事業者の選定)
杉並区は、荻外荘の復原/荻外荘公
荻外荘公園の指定管理者は「とらや」グループの虎玄に【杉並区長交代後 初の民営化事例】
荻窪三庭園(まもなく復原開園される荻外荘公園ほか2公園)の指定管理者として、株式会社虎玄が提案されています。
和菓子屋「とらや」のグループ企業ですね。
株式会社虎玄は、飲食店の営業、不動産賃貸業のほか、東山旧岸邸(所有者は御殿場市)の指定管理者になっており、特にこれが「実績」となって評価を受けたものです。
民営化・指定管理者制度に懐疑的だった岸本聡子杉並区長が新たな区施設に対して制度導入に踏
杉並区ボートマッチ騒動の教訓/安易に「口利き」で委託業者を決めるなかれ
「区⾧選、区議選について、区独自で、候補者の公開討論会を開催します」
岸本聡子杉並区長が当選前に示していた公約<さとこビジョン>対話から始まる みんなの杉並構想には、このように記載されていました(未実施)。
後にメディアでも話題となり、最終的には頓挫する「投票マッチング(ボートマッチ)事業」が考案された発端は、ここから始まっています。
「投票マッチング(ボートマッチ)事業」について、すでに業
公会計化されない年間約20億円の学校給食費/全額公費にもかかわらず「私費会計」のまま実施される学校給食の無償化
9月26日、杉並区一般会計補正予算(第4号)が成立し、区立小中学校64校で学校給食の無償化が実施されることになりました。
予算計上額は10月からの半年分で9億4,449万円です。この無償化は、次のような方法により対応を進められることになります。
○私費会計のまま全額公費で無償化へ
なぜ、校長とこのような「覚書」を締結する必要があるのかといえば、私費会計の仕組みを維持したまま実施するためです。
【座・高円寺「芸術監督」公募で演劇界に一石】新たに公募74名から選ばれた杉並区立杉並芸術会館「芸術監督」の誕生
2023年7月1日、杉並芸術会館(座・高円寺)の芸術監督が交代します。
制度創設から16年にして初の交代です。悲願であった候補者公募も実現しました。
「芸術監督の位置づけ」は施設によって異なりますが、杉並芸術会館(座・高円寺)の芸術監督は、杉並区の特別職公務員です。変化する時代に対応しつつも「公務員」に相応しい公正な選考を実現することが必要でした。
しかしながら、その募集、選考、就任、任期更
女性議員数>男性議員数となった杉並区議会【杉並区議選2023年】
杉並区議会は、男女半々「パリテ」を超えて、女性議員数>男性議員数となりました。杉並区議会議員選挙(2023年4月23日投票)の開票結果です。
個々の結果は、次のページで確認していただくとして、ここでは今回の選挙結果全体を振り返りつつ、今後を展望していきたいと思います。
【1】投票率の上昇(前回比4.19ポイント増)
投票率は43.66%(前回比4.19ポイントの増)となりました。
この数値は