河瀬大作

TVプロデューサー NHK → 株式会社Days 代表。「有吉のお金発見!突撃 カネオくん」「プロフェッショナル 仕事の流儀」「あさイチ」。SmartNews+編成統括。「FUKKO DESIGN」代表理事。

河瀬大作

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マガジン

  • プロデューサー 仕事の流儀

    「突撃 カネオくん」「あさイチ」「おやすみ日本」「アナザーストーリーズ」など数々の番組を手がけてきたプロデューサーの仕事術。考え方を変えれば世界はかわる。嫌われる勇気と愛される理由。明日からのあなたの仕事を面白くするために。

  • 日経COMEMO

    • 13,632本

    日経COMEMOは、様々な分野から厳選した新しい時代のリーダーたちが、社会に思うこと、専門領域の知見などを投稿するサービスです。 【noteで投稿されている方へ】 #COMEMOがついた投稿を日々COMEMOスタッフが巡回し、COMEMOマガジンや日経電子版でご紹介させていただきます。「書けば、つながる」をスローガンに、より多くのビジネスパーソンが発信し、つながり、ビジネスシーンを活性化する世界を創っていきたいと思います。 https://bit.ly/2EbuxaF

  • 旅するように暮らしたい

    時には世界の果てまでも。見知らぬ場所に行き、見知らぬグルメに舌鼓をうち、見知らぬ人に出会う。傍にはいつもカメラ。そんな旅を記録していきます。

  • FUKKO DESIGNはこんなことしてます。

    • 93本

    被災地の復興支援を考える団体「FUKKO DESIGN」の活動記録です。

  • #北海道のここがえーぞ

    • 29本

    FUKKO TWEET 旅として北海道を旅された方の「#北海道のここがえーぞ」の記事の様子をご紹介。

最近の記事

  • 固定された記事

もし火事にあったなら、読んでほしい。

 誰にでもおきる可能性があります。あるサイトによると、住宅火災が起きる確率は、0.024%なんだそうです。確率はあくまで確率。火事の当事者になれば、その瞬間から人生が大転換します。何をしていいのか、まったくわからないほど混乱します。そして、助けになる情報はほとんどありません。だから僕の場合、何がどうだったのかをできる限り具体的に記しておきます。家はほぼ全焼でしたが、近隣への延焼はほぼなく死傷者もありませんでした。不幸中の幸いでした。 この記事を読んでくださった皆さんにお願い

    • トラウマ読書

       迂闊に読んでしまった本で、魂を揺さぶられ、寝れなくなってしまった経験が少なからずある。トラウマ読書と、僕は呼んでいる。しかもその後も何度も思い出し、そのたびにザラっとした気持ちにさせられる。脳の海馬に焼けた鉄ごてで、じゅううううと刻印されたように、決して忘れられない。まさにトラウマだ。  罪作りなことに、だいたいにおいて、そのような本は面白い。精神的に緊張を強いるほどのリアリティがあり、怖いもの見たさが膨らんでいく。まずい、ここまま読み進むとヤバいとわかっていてもやめること

      • 遅い仕事術。

         仕事ができる人は、レスが早い。その場でサクッと判断して、どんどんと物事を決めていく。そういうイメージありますよね。  でも、実はそんなに単純な話ではありません。  仕事柄、多くの人の仕事をみてきました。まあまあ仕事ができる人は、確かにどんな局面でも物事をサクサクと決めていきます。そういう人が上司だった場合、とても楽ですよね。でも本当に面白い仕事をする人の場合は、少し違います。簡単にいうと早さの違う思考回路をどちらも持っているのです。日常のほとんどの雑事は早い思考で片付け

        ¥500
        • ハワイを10倍楽しむ方法。

           旅って、いろんなスタイルがありますよね。ツアーに参加する人もいれば、バックパックひとつで世界一周する人もいます。僕はなるべくひとつの場所を深く知りたいと思い、暮らしの目線で旅をするのが好きです。観光名所はほどほどで良くて、ローカルの人たちと同じものを食べて、ローカルの人たちが買い物に行くショップを覗く。その街そのものを楽しみたいんです。  そのときに役に立つのが自転車。  歩いて回るとくたびれてしまう街も、自転車ならスイスイ。地下鉄やバスと違って、何か面白そうなものを見

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        記事

          オイルサーディンと冷たい黒パン。

           思いがけず小さな出来事が、その後の人生を変える。心の柔らかな場所に“何か“を刻印し、変形させてしまう。そんな瞬間が人生にはある。  ぼくにとっては、あの夜はそうだった。凍えるような寒い夜だった。誰もいないキッチンで、たった1人でオイルサーディンと冷たい黒パンを齧っていた。これまでおびただしい回数の食事をしてきたが、あれほど味気ない食事は後にも先にもない。あれは特別な晩餐だった。あの時、僕のなかで決定的に何かが変わってしまった。  狂騒のバブル経済へと駆け上がっていく前夜

          オイルサーディンと冷たい黒パン。

          落合陽一と高山と。

           落合陽一さんが毎年、高山で展覧会をやっている。毎年、オープニングに声をかけてもらうので、おかげで毎年、高山に行く。  メディアアーティストとして実にさまざまな活動をしているが、落合さんの作品はこの町にとても馴染む。会場となるのは日下部民芸館。歴史が刻まれた建築と、その土地をリサーチして作られる作品群。伝統がデジタルと融合することにより、新しい風景を生み出す。今年は円空仏がフィーチャーされていた。  去年は、オブジェクト指向菩薩の開眼法要をやった落合さんだが、今年は神社を

          落合陽一と高山と。

          仕事ができない人を見分ける、たった一言。

           フリーのプロデューサーになって2年。今まで以上にいろんな仕事をしてきました。企業によって文化も違いますし、ルールも異なります。毎日が社会見学みたいなものです。  外からの目線で、たくさんの仕事の現場をみていると、いろいろな発見があります。  非常に合理的に仕事をすすめられるチームがいると思えば、なぜそこで話が止まってしまうのかというチームもいます。ここで問題なのはうまくいかないケースです。そのネックになるのは、仕事のフローのこともあれば、ある個人が理由の場合もあります。

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          仕事ができない人を見分ける、たった一言。

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          鵜飼なんて退屈...と思っているあなたは、きっとすごく損をしている。

           ずっと鵜飼を見たことがなかった。  そもそも岐阜にはご縁が深い。父は岐阜の大垣市で生まれだし、NHKの初任地も岐阜で、柳ヶ瀬を飲み歩いていた。  それでもなぜか鵜飼を見に行くことはなかった。どこか古びていて、観光用のものだと、敬遠していた。  しかしそれはとんでもない誤解だった。  最近、期せずして鵜飼を見る機会に恵まれた。  自然の奥深さ、そして人類の叡智を感じる、素晴らしい体験だった。  感動した。  きっかけを作ってくれたのは、プロデューサーの笹生八穂子さん。

          鵜飼なんて退屈...と思っているあなたは、きっとすごく損をしている。

          会社でヒーローになりたいけれど、それは難しい時代に突入したのかもしれない。

           多くの人は、自分にしかできない仕事をしたいと憧れる。面白い企画を立案し、大きな案件をまとめ上げ、時には困難をも切り抜ける。そのために日々知識を蓄え、スキルを磨く人も少なくない。サラリーマンとして生きていく上で、会社から認められたり、より必要とされたいと考えるのは自然なことだ。VIVANTの堺雅人のように、混迷の現代を生き抜く人間ドラマは常にヒットランキングに食い込んでくる。  かつては職場にはエースがいて、まるでヒーローのように輝いていた。しかし、ヒーローが生きにくい時代

          会社でヒーローになりたいけれど、それは難しい時代に突入したのかもしれない。

          スゴいことを思いつく人の考え方のクセ。

           はたらいていると、さまざまなアイデアを求められる。  どうすれば売れるモノを作れるか。  どうすれば商品が売れるのか、とか。  テレビや動画の世界でいえば”、面白い企画”みたいなものだ。  アイデアといえば、多くの人が思い違いをしている。  実は、多くの人々の”新しい何か”を生み出せない理由でもある。  それは、アイデアとは思いつき、だという誤解だ。  アイデアとは考えるものである。そこにはさまざまな「前提条件」があり、その全てをクリアしてなおかつ、人を惹きつける

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          インテリジェンスってさ、いっぱい見て、いっぱい読んで、いっぱい失敗して、いっぱい議論して、その果てにあるかもしれない儚い果実なんだよ。 一朝一夕に得られるもんじゃないんだよね。

          インテリジェンスってさ、いっぱい見て、いっぱい読んで、いっぱい失敗して、いっぱい議論して、その果てにあるかもしれない儚い果実なんだよ。 一朝一夕に得られるもんじゃないんだよね。

          NY自転車生活・上級編 SOHOへ自転車で買い物へ

           にわかニューヨーカーを目指すぼくらには、次なる計画があった。  SOHOへ自転車で買い物へ出かける。  知らない街を旅する時には、地下鉄やバス、そしてUberなどに頼ることになる。しかしそうなると「ちょっと寄り道」みたいなことができないし、街全体を把握するのも難しい。だから今回は、自転車でマンハッタンを移動しようと考えた。ぼくは日本から持ってきた、Bromptonで。仲間たちはCITI BIKEという街中にポートがあるシェアサイクルを借りることにしたのだ。  その前に

          NY自転車生活・上級編 SOHOへ自転車で買い物へ

          NY自転車生活 セントラルパークでサイクリング編

           海外の街を自分の自転車で走るなんて、夢のまた夢、だと思いがち。でもやってみればそれほど難しくはないし、何より楽しい。去年、ロードバイク持参でホノルルセンチュリーライドを走った。  今回は輪行最強自転車・ブロンプトン持参でニューヨークへ乗り込んだ。  しかしニューヨークでのライドには一抹の不安があった。なんといっても、あのメッセンジャー文化を産んだ自転車先進都市・ニューヨークなのだ。今回、ニューヨークに一緒に渡ったのは、カレンちゃんことランナーでありサイクリストでもある丸

          NY自転車生活 セントラルパークでサイクリング編

          超絶技巧の美...本のコロッセオ...金沢デザイン旅(無料記事)

           初夏のある日、ブロンプトンを持って金沢にでかけた。大好きな街のひとつで、これまで何度も出かけているが、今回はひとつのテーマを持って旅をしようと考えた。それは「デザイン」だ。加賀百万石という豊かな土地は、工芸をはじめさまざななデザインを産んできた。今回はデザインという目線で金沢を自転車で巡る旅だ。  ルートは金沢駅を起点。この駅も美しい。金沢はシェアサイクルも整備されていて場所によってはヘルメットも貸してもらえる。自転車輪行が面倒だという人はぜひ利用してみてほしい。  ま

          超絶技巧の美...本のコロッセオ...金沢デザイン旅(無料記事)

          これから会社は社員に残ってもらうのに必死になるだろう。

           「働かないおじさん」とか「逃げ切り世代」とか、シニア社員を揶揄する言葉が飛び交うようになったのは、いつ頃からだっただろう。しかしそれも無理はないことだ。若者たちは給料が伸び悩むなかで、年功序列というシステムで高い給与や退職金が保証されている。その一方で、その高い報酬が経営の足枷になりかねないと、多くの企業が早期退職や役職定年を導入してきた。   しかし今、その潮目が変わり始めている。  明治安田生命が定年を70歳に引き上げるという、先週のニュースを聞いた時に、「いよいよ

          これから会社は社員に残ってもらうのに必死になるだろう。

          オープンカー

           会社を辞めた時に、オープンカーを買った。  これから始まる新しい人生の花向けに、普通だったらしない”なにか”をしようと思ったのだ。まず考えたのは長期の旅行。しかしフリーランスになってすぐに長期休暇を取れるほど余裕はないぞと自分を戒める。でも長く会社勤めをやめ、自由の身になったんだから、ひとつぐらい思い切ったことをしてみたい。そこで思いついたのがオープンカーを買うことだった。  友人の作家・浅生鴨さんが乗っていたMINIのコンバーチブルがずっと気になっていた。中古のMIN

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