河瀬大作

NHK → 株式会社Days 代表。よりよい世界をつくる。プロデューサー「突撃 カネオくん」「ズームバック×オチアイ」「おやすみ日本」。「FUKKO DESIGN」代表理事。「design-DesignMuseum」理事。https://daysinc.jp

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    マガジン

    • プロデューサー 仕事の流儀

      「突撃 カネオくん」「あさイチ」「おやすみ日本」「アナザーストーリーズ」など数々の番組を手がけてきたプロデューサーの仕事術。考え方を変えれば世界はかわる。嫌われる勇気と愛される理由。明日からのあなたの仕事を面白くするために。

    • FUKKO DESIGN 火事部

      • 3本

      火事にあわれた方を取材し、記事にまとめて発信していきます。集まったサポートは被災した方の支援のために使わせいただきます。

    • FUKKO DESIGNはこんなことしてます。

      • 81本

      被災地の復興支援を考える団体「FUKKO DESIGN」の活動記録です。

    • 暮らすように旅をしたい

      時には世界の果てまでも。見知らぬ場所に行き、見知らぬグルメに舌鼓をうち、見知らぬ人に出会う。傍にはいつもカメラ。そんな旅を記録していきます。

    • 東京日々日記

      人の笑顔のために、日々はたらくプロデューサーの日々日記。写真を撮りながら、旅するように。

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    もし火事にあったなら、読んでほしい。

     誰にでもおきる可能性があります。あるサイトによると、住宅火災が起きる確率は、0.024%なんだそうです。確率はあくまで確率。火事の当事者になれば、その瞬間から人生が大転換します。何をしていいのか、まったくわからないほど混乱します。そして、助けになる情報はほとんどありません。だから僕の場合、何がどうだったのかをできる限り具体的に記しておきます。家はほぼ全焼でしたが、近隣への延焼はほぼなく死傷者もありませんでした。不幸中の幸いでした。 この記事を読んでくださった皆さんにお願い

      • しごとの「身の丈」ってなんだろう。

         はたらくことには、「身の丈」みたいな考え方があります。この仕事は君には早いよ、とか、もっと経験を積めばわかるよ、とか、上司や先輩からいわれたことありますよね。  でも、これって本当にそうなんだろうか。  もちろんその仕事において、最低限求められるスキルというものはあります。その習熟なしにできない仕事はたくさんあります。  しかしその一方で、「身の丈」のなかにいつづけても成長できません。思い切って大きなジャンプをしたときに、人は飛躍的に成長します。  ぼくは長らくドキ

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        • 好きなことを仕事にするのがいいのか問題。

           趣味はなんですか?って昭和の時代にはよく聞かれた。平凡とか明星とかのアイドル雑誌にも、身長体重出生地などと並んで趣味ってのが必ずあって、田原俊彦も中森明菜も、趣味を披歴していた。しかしそんなにバリエーションがあるわけではないから、音楽鑑賞とか、映画鑑賞とか、読書とか、ギターを弾くとか、ほとんど記憶に残らないものだった。そもそもそれは趣味ではなく、教養ではないのか、という根本的な疑問もありながらも、それを無視するほどの勇気もなかったぼくは、趣味を問われるたびに、やれやれと思い

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          • 強い言葉はブーメランのように戻ってくる。

             会社に入るまで使ったことがなかった言葉のひとつに、「気色ばむ」がある。荒ぶった感情をあらわにする、という意味だが、「怒る」という言葉とも少しニュアンスが違います。 「さっきの会議で、部長、気色ばんでたよねー」 「ちょっとやな感じだったよね」 「ほんと。やだよね。ああいうの」  こそこそっと、しかもニヤニヤしながら使われることが多かったです。必死になっている様を冷ややかにみている感じのニュアンスの言葉です。  気色ばんだりするとき、人は強い言葉を使いがちです。  強い

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            火は電線を伝って燃えうつった。

              FUKKO DESIGN代表理事の河瀬です。火事にあった人の話をお聞きし、まとめる活動をしています。今回は、隣の家からの延焼で、自宅が全焼してしまったご家族のお話です。 noteがつないだご縁  はじまりは、このnoteでした。ぼくの書いた記事に、こんなコメントをいただきました。   このメッセージを送ってくれたのは京都にお住まいの小佐直寛さん。とても心を動かされました。オリンピックも終わり、感染がやや下火になった2021年の秋、おふたりと会うために京都へと向かいま

            幡野さんとおさむさんと話したこと(無料記事)

             大人になると、誰かと話すのって、ちょっとめんどうだ。打ち合わせとかか、飲み会とか、いろんな理由を考えて人に会ったりする。  そんな時に、ラジオはとても便利だ。お互いにいい「言い訳」になる。「渋谷のテレビ」を渋谷のラジオでやっていた時には、あーそろそろあの人と話がしたいなぁと思った人をゲストに呼んでいた。壇蜜さん、川村元気さん、鈴木敏夫さん、有働由美子さん、ヤマザキマリさん、燃え殻さんなど、いろんな人が遊びにきてくれた。  そして先日、この2年間、ずっと会いたかった人とラジ

            旅にでかける朝。

             昔から旅に出かける日の朝は、しぜんと早起きしてしまう。  子どもの頃は遠足にでかける前の日は、うれしくってなかなか寝付けなかった。それでも朝は自然に目がさめて、いつもは持たないハンカチをリュックに詰めたり、おやつを入れ直したり、準備万端のつもりになって意気揚々と出かける。でも集合場所に着く前に、あれいれたかな、これいれたかな、って不安になって、道路にしゃがんでリュックの中身を確認したり。  それは今も変わらない。  1泊2日の出張があれば、前日からそわそわし始める。衣

            近しいからこそ、傷つけることがある。

             FUKKO DESIN代表理事の河瀬です。2020年2月10日に火事にあい、あまりの情報のなさに途方にくれた経験をへて、FUKKO DESIGNに火事部を創設し、貴重な体験談をまとめる活動を続けています。  今回は、近しい人たちの言葉について考えます。突然の災難に見舞われた時、近しい人との言葉に傷つけられることが少なくありません。そんなことを考えるようになったきっかけは伊藤さん(仮名)との出会いでした。ぼくのnoteをみてご連絡をいただいた方のひとりです。  火事を境に

            才能をひきつける”磁場”。

             その時代を牽引するような”磁場”をもった場所がある。人々をひきつけ、エネルギーを増幅させる、”磁場”のような場所が、世の中にはある。  ぼくは、そんな場所に集うことこそが、ある種の才能だと思っている。  例えば、1920年代のパリのモンパルナス。この街のカフェには、ピカソやダリ、マティス、藤田嗣治などの画家、コクトーやヘミングウェイなどの文人、ドビュッシーなど音楽家が集い、芸術論を交わし、時代を変える作品を生み出していった。  例えば、1960年代、NYにウォーホルが

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            FUKKO DESIGN火事部をはじめます。

             火事になったらどんなことがおきるのか、想像してみたことありますか?その日、寝る場所がなくなり、ひょっとすると明日着る服も燃えてしまっているかもしれません。  ぼくが火事にあったのは2020年2月。最初の感情は「まさか」です。まさか自分の家が全焼するなんて思ってもいませんでした。そして押し寄せる怒涛の困難のなかで痛感したのは、情報のなさ、でした。だからこそ、自分の経験がいつか誰かの役にたつと信じて、火事の6日後から「家が火事になりました」というnoteを書きはじめたのです。

            ルールの向こう側にあるもの。

             ルールは守るものです。  でも疑問をもつこともとても大切なことです。  ルールを守るなということではありません。集団生活においてルールはもちろん不可欠です。信号を守らなければ事故がおきるでしょうし、お店でお金を払わずに物を持ち出せば、警察に突き出されるでしょう。  ルールとは、集団が混乱なく過ごすためにあるものです。  しかし同時に、実は大変やっかいなものにもなり得るのです。ルールを盲目的に守ることは、思考停止を引き起こしがちです。しかもこの変化のスピードが速い時代に

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            旅にでると、いつも早起きする。ホテルの窓から朝日が差し込む。文字通り目が覚めるような美しい光景がそこにある。

            愚痴るぐらいなら、仕事をつくる。

             仕事をしていると「なぜこんなプロジェクトに参加させられるのか」とか「こんな仕事意味ないのに」とか、そんな愚痴をよく聞きます。果たしてそれは本当に意味のないプロジェクトなのでしょうか。こうしたモチベーションの持てない状況を好転させるにはどうしたらいいのでしょうか。  ぼくは仕事は自分でつくるものだと思っています。その大元になるものこそが「企画」です。すべてはここから始まります。新製品のキャンペーン企画、生産ラインの改善提案、レストランの新メニュー。あらゆる仕事は、企画から始

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            旅はトローリーにランニングシューズを詰めて。

             旅は断然、スーツケース派である。トローリーをごろごろ言わせて津々浦々旅している。ぼくは旅のかなり荷物が少ない。数週間の海外ロケでも機内持ち込みができるサイズのスーツケースで十分だ。荷物それだけですか?っていつも驚かれる。一方で一泊二日の出張でもやはり同じスーツケースででかける。荷物少ないのに、なぜかって?それは、どこにいくにもランニングシューズを持って行くからである。  20代、30代の頃は、出張先でカメラマンや音声さんとゴリゴリ飲んで、次の日にはギリギリまで寝ていた。ロ

            変わり続けていないと、大きな何かを見失う。

             転がる石に苔はむさない、というけれど、変わり続けることって大事です。変化を受け入れていくのって、歳をとるごとに難しくなるんだけど、それを諦めちゃうと、ぼくらのようなメディアでの仕事は続けられないです。  アウトプットだけをし続けていると、自分のなかの”何か”が消しゴムみたいにすり減っていく感覚があります。だから人に会ったり、本を読んだり、映画をみたり、美術館にいったり、旅に出たり、貪欲にインプットをします。この入力の量が、仕事ができる人は半端ないです。それは”時代の空気”

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            愛おしくて切ない、その刹那を残したい。

             いつも人を撮りたいと思っている。  きっかけは家が火事になって家族の記録を残しておきたいとおもったこと。悲しさとうれしさが毎日、洪水のように押し寄せてきた。そんな日々の感情を忘れないように記録したいと思った。  それから毎日、カメラを持ち歩くようになった。最初に持ったのは、ワタナベアニさんが大作戦してくれたSONYのRX100Ⅴ。夢中になって、日々のできごとを記録した。すっかり日常にもどった今も、毎日なにかしらを撮っている。特に出会った人はできるかぎり写真に残している。

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