河瀬大作

NHK → 株式会社Days 代表。よりよい世界をつくる。プロデューサー「突撃 カネオくん」「ズームバック×オチアイ」「おやすみ日本」。「FUKKO DESIGN」代表理事。「design-DesignMuseum」理事。https://daysinc.jp

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    マガジン

    • プロデューサー 仕事の流儀

      「突撃 カネオくん」「あさイチ」「おやすみ日本」「アナザーストーリーズ」など数々の番組を手がけてきたプロデューサーの仕事術。考え方を変えれば世界はかわる。嫌われる勇気と愛される理由。明日からのあなたの仕事を面白くするために。

    • シンラジオ 鈴木おさむ×河瀬大作 アーカイブ

      bayfmで毎週火曜16-19時でオンエアしている鈴木おさむさんの「シンラジオ」。週替わりパートナーとして参加している回をアーカイブ。トップの写真は、写真家の幡野広志さんにご出演いただいた時に撮っていただいたものです。

    • 暮らすように旅をしたい

      時には世界の果てまでも。見知らぬ場所に行き、見知らぬグルメに舌鼓をうち、見知らぬ人に出会う。傍にはいつもカメラ。そんな旅を記録していきます。

    • 東京日々日記

      人の笑顔のために、日々はたらくプロデューサーの日々日記。写真を撮りながら、旅するように。

    • FUKKO DESIGN 火事部

      • 3本

      火事にあわれた方を取材し、記事にまとめて発信していきます。集まったサポートは被災した方の支援のために使わせいただきます。

    最近の記事

    • 固定された記事

    もし火事にあったなら、読んでほしい。

     誰にでもおきる可能性があります。あるサイトによると、住宅火災が起きる確率は、0.024%なんだそうです。確率はあくまで確率。火事の当事者になれば、その瞬間から人生が大転換します。何をしていいのか、まったくわからないほど混乱します。そして、助けになる情報はほとんどありません。だから僕の場合、何がどうだったのかをできる限り具体的に記しておきます。家はほぼ全焼でしたが、近隣への延焼はほぼなく死傷者もありませんでした。不幸中の幸いでした。 この記事を読んでくださった皆さんにお願い

      • 漫画が今、活況であるワケ

         今、漫画が本当に面白いですよね。  チェンソーマン、呪術廻戦、SPY×FAMILY、鬼滅の刃、そして推しの子など、次々とヒットタイトルが生まれている。スラムダンクもアニメとして今年、日本中のおっさんを沸かせた。UFOキャッチャーでもキャラクターフィギュアが大人気。海外でもMANGAファンは増え続けていて、去年アゼルバイジャンに行った時にも、現地の若者との共通の話題はもっぱら、アニメだった。  なぜ漫画は強いのか。もちろん絵がメインなので世界へ打って出やすいということもあ

        • おもしろい人たちに共通していること。 

           おもしろい仕事をしている人っていますよね。彼らはなぜそんなにおもしろいことを考えることができたりするんだろうって、ずっと考えています。  タレントさんだけじゃなくて、テレビのプロデューサーとか本の編集者とか、いわゆる裏方も最近は、メディアに露出したりすることも少なくありません。いまは「オレオレ」の時代なので、出たがりさんもいっぱいいて、そんな人たちも玉石混交なんだけど、本当におもしろい仕事をどんどんしている人っているんですよね。  ぼくは仕事柄、いろんな人とご一緒しますが

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          • いつの日か、あの対馬を、たくさんのサイクリストたちと走ってみたい。

             今年に入ってすぐの頃、長崎・対馬の観光物産協会の阿比留さんからメッセージが届いた。「春先にロードバイクを乗りに対馬に来ませんか」というお誘い。去年12月にも対馬でライドをしたのだが、時間が足りず心残りもあった。そして何より早春の対馬、さぞかし美しいであろう。想像するだけで、大腿四頭筋が武者震いする。即レスで「行きます」とお返事した。  3月末の金曜日、羽田空港はごった返していた。カウンターは長蛇の列、人々のイライラが空港ロビーにさかまいている。やれやれ、と思う一方で、コロ

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            見せる努力と、見えない努力。

             最近、「タイパ」という言葉をよく聞きます。タイ料理を食べるパーティのことではありません。「タイムパフォーマンス」、つまり時間効率がよいことをいうらしいです。  あらゆる場所で「効率」といわれます。最小の工数で、最大の成果を上げることが良しとされる。それはそれで大事なことです。しかしこれがその人の「見せ方」みたいな話になってくると、ん?と思うようなことがでてきます。  SNSの発達により、誰もがなにかのきっかけで有名になれる時代となった今。自分のイメージをどう作り上げるかが

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            12年たっても。

             先週、東北へとでかける用事があった。週末をひっかければぽっかり1日余裕がつくれる。ずっと気がかりだった被災地に足を運んでみようと思った。よく晴れた土曜の朝、仙台からレンタカーで気仙沼を目指した。  いまから12年前の3月11日、ぼくは東京の自宅にいた。家が壊れてしまうかと思うほど揺れた。それから数時間後、原付でNHKへ向かった。当時、僕はクローズアップ現代のプロデューサーだった。いてもたってもいられなかった。道路は大渋滞していて、電車も止まっていた。家に帰るために大勢の人

            なんで写真撮ってるのかなって考えたことないけど、ただ好きだから撮ってるんだよね。カメラがじゃなくて、被写体が。だから嫌いな人は撮らないんだよね。

            やる気がでないと嘆いているあなたへ。

             最近、どうもやる気がでないのは、あの上司のせいかもしれない。それとも社長がかわって会社の方針が変わったこともあるのかな。いや最近、外食ばっかりで食物繊維が足りてなくて腸内環境が整っていないからかな。   そんな時は、温泉にでも行って「やる気」を取り戻そうとか、ヤクルト飲んで腸内環境ととのえようとか、いろいろ考えますよね。  もちろん外的な要因によって、モチベーションは大きく変わることもあります。でも果たして、それだけでしょうか。  脳科学者の茂木健一郎さんは、「やる気がで

            【無料記事】バズるよりももっと大切なこと。

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            どの仕事が一番楽しいか、と問われて答えにつまった話。

              NHKから独立して半年。なにをする人なのか、わからなくなるくらいいろんな仕事をさせてもらっています。テレビの仕事はもちろんのこと、コンサル的な仕事、プロジェクトのプロデュース、SNSの運営のお手伝い、はたまたYoutuberみたいなことまで、実に幅広いことに関わらせていただいています。  仕事は、いつも突然やってきます。「こんなことを頼んだりできますか?」とお問合せをいただくのです。そのほとんどが友人知人がらみです。心底、ありがたいかぎりです。  先日、ひさしぶりにあ

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            鈴木おさむ×河瀬大作 meets 土屋敏男

             毎回、話をお聞きしたい人を招いている、bayfmの「シンラジオ」。2022年11月26日の放送は、日本テレビを辞めたばかりの土屋敏男さんがゲストでした。冒頭からとばしまくる土屋さんの出演回はこちらから聞けます。  いきなりですが、そもそもぼくが、bayfmのシンラジオに出るきっかけを作ってくれたのは、T部長こと土屋敏男さんなんです。  土屋さんが、鈴木おさむさんとご飯を食べる予定があり、その場に誘ってくれたんですね。  2021年11月16日、よく晴れた月の綺麗な夜でした

            そうだ、京都へ行こう、と思い立ち、「むしむしセット」を食べた話。

             思い立って、京都へといってきた。発作的に行きたくなるのが京都だ。あの歴史と地続きの街に浸るだけで、ゆったりとした気持ちになる。その週末、日本海側で大雪が心配されたが、思い立ったら止められない。あの人にも会えるなぁ。ウォーホル展もみなきゃ。鴨川のランニングも魅力的だなぁ。脳内ではもう京都はんなり散歩状態だ。  えい、と心を決め、新幹線に飛び乗った。  京都は極寒だった。さすが盆地。今年一番の冷え込みだという。街ゆく人はダウンにマフラー、ニット帽子を深々とかぶって完全防備で

            やりたいことができてないと嘆くあなたへ。

              先日、若いディレクターからこんな悩みを聞いた。 「日常に忙殺されて、やりたいことができていない」  こなさなければならない仕事が膨大にあり、それで手一杯になってしまうので、自分がやりたいことができていないことに悶々としているという。やりたいことって、なんなんでしょうね。特に「仕事」のなかでやりたいことって、難しいですよね。  「あなたのやりたいことはなんですか」  これは企画を立てたり、コンテンツを作ったり、という仕事であれば、常に問われる設問です。  丹念な取

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            鈴木おさむ×河瀬大作 meets 堀井美香

             鈴木おさむさんとご一緒させていただいているシンラジオ、12月27日放送のゲストは、堀井美香さん。河瀬のたっての希望でゲストをお願いしました。  堀井さんを知ったのは、TBSラジオの「久米宏のラジオなんですけど」。そのあっけらかんとした笑い声の虜になったのだが、その番組が終わってしまい、それからは堀井さんの出演するラジオを探して聞くように。やがて「生活は踊る」に辿り着き、ジェーン・スーさんとの絶妙のコンビに毎週金曜にワクワクして聞いていたら、こちらもまさかの堀井さんの出演が変

            「あの島には坂しかない」って西本さんに誘われ、対馬でヒルクラムをしてきた話。

             対馬と聞いて何を思い浮かべるだろう。そう、あの壱岐対馬の対馬だ。釜山をのぞむ韓国に最も近い島、それとも司馬遼太郎の「街道を行く」、それとも絶滅危惧種のツシマヤマネコだろうか。  ひょんなことから対馬にいくことになった。きっかけは、EkidenNewsの西本さんだった。 「河瀬さん、対馬には平坦な土地がほとんどないらしいんです。ヒルクライムが好きな河瀬さんには最高の場所じゃないですか。陸上競技関連の仕事で行んですけど、ロードバイクをもって一緒に行きません?」  僕にはい

            すべてが可視化されたことに、まだ気づいていないあなたへ。

             この季節になると、おじさんがやってしまいがちな言説がある。 「おれたちの若い頃はだなぁ」っていうアレである。  今でこそ、忘年会とかかなり減ったし、上司と飲みにいくなんてことあまりないと思うけれど、昔はこの時期になると、おじさんの武勇伝がそこかしこで聞かれた。本当の武勇伝なら、面白いのだが、普段は部長にペコペコしているようなおじさんが、お酒を飲んで気が大きくなったのか、世界を救ったスーパーヒーローばりの武勇伝を語ってしまう現場に何度もたちあった。 愛おしい気持ちすら湧く

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