河瀬大作

TVプロデューサー NHK → 株式会社Days 代表。「突撃 カネオくん」「ズーム…

河瀬大作

TVプロデューサー NHK → 株式会社Days 代表。「突撃 カネオくん」「ズームバック×オチアイ」「おやすみ日本」。「FUKKO DESIGN」代表理事。「design-DesignMuseum」理事。https://daysinc.jp

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  • プロデューサー 仕事の流儀

    「突撃 カネオくん」「あさイチ」「おやすみ日本」「アナザーストーリーズ」など数々の番組を手がけてきたプロデューサーの仕事術。考え方を変えれば世界はかわる。嫌われる勇気と愛される理由。明日からのあなたの仕事を面白くするために。

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    日経COMEMOは、様々な分野から厳選した新しい時代のリーダーたちが、社会に思うこと、専門領域の知見などを投稿するサービスです。 【noteで投稿されている方へ】 #COMEMOがついた投稿を日々COMEMOスタッフが巡回し、COMEMOマガジンや日経電子版でご紹介させていただきます。「書けば、つながる」をスローガンに、より多くのビジネスパーソンが発信し、つながり、ビジネスシーンを活性化する世界を創っていきたいと思います。 https://bit.ly/2EbuxaF

  • 暮らすように旅をしたい

    時には世界の果てまでも。見知らぬ場所に行き、見知らぬグルメに舌鼓をうち、見知らぬ人に出会う。傍にはいつもカメラ。そんな旅を記録していきます。

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    被災地の復興支援を考える団体「FUKKO DESIGN」の活動記録です。

  • シンラジオ 鈴木おさむ×河瀬大作 アーカイブ

    bayfmで毎週火曜16-19時でオンエアしている鈴木おさむさんの「シンラジオ」。週替わりパートナーとして参加している回をアーカイブ。トップの写真は、写真家の幡野広志さんにご出演いただいた時に撮っていただいたものです。

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もし火事にあったなら、読んでほしい。

 誰にでもおきる可能性があります。あるサイトによると、住宅火災が起きる確率は、0.024%なんだそうです。確率はあくまで確率。火事の当事者になれば、その瞬間から人生が大転換します。何をしていいのか、まったくわからないほど混乱します。そして、助けになる情報はほとんどありません。だから僕の場合、何がどうだったのかをできる限り具体的に記しておきます。家はほぼ全焼でしたが、近隣への延焼はほぼなく死傷者もありませんでした。不幸中の幸いでした。 この記事を読んでくださった皆さんにお願い

    • 人は、不安より不幸を選びがち...でも不安を選んだ方が人生は楽しい。

       人は、不安よりも不幸を選ぶ。  ジェーン・スーさんがポッドキャスト番組「Over The Sun」で紹介していた言葉です。この番組は、スーさんと堀井美香さんとの”ぶっちゃけな”やりとりが大好きでよく聞いているのですが、2022年3月のepisode77でこの言葉が出てきたのです。それまでTBSのアナウンサーだった堀井さんが「沖に出る」、つまりお辞めになることになることを発表し、そんな流れでこの言葉がでてきたのでした。  当時、数ヶ月後に会社を辞めることが決まっていたぼく

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      • ひとつのキャリアで生きていける人は、それほど多くはない2024ニッポン。

         ずっと今の会社で働き続けることができる、って思えている人ってどのくらいいるのだろうか。サラリーマンであれば、転職とか独立とかが頭を掠めたことのない人ってあんまりいないだろう。  もはや、ひとつのキャリアで生き抜くのはしんどい時代だと感じる。  ぼくが社会に出たのは1993年、まだバブルの残り香がそこかしこに残っていて、大企業が倒産するなんてことはないと思っていた。  しかしこの30年、それとは別の世界線をぼくらは生きてきた。  この数年間だけをみても、パンデミックが

        • 那覇の街をサイクリングするのは、想像以上に楽しいって話。

           旅にでようと思い立った。    どこかの街でのんびりと過ごしたいと最初はシンプルに考えていた。しかし次第に欲望がむくむくと大きくなる。美味しいものをいっぱい食べたいし、東京での生活とのギャップがあったほうがいいし、なにより過ごしやすい場所がいい。  で、選んだのが沖縄の那覇だった。  そしてもうひとつ、大きな欲望があった。  サイクリングだ。  首里城や牧志公設市場、県立博物館などが点在する那覇の街。ずっと歩いて回るのは億劫だし、そのたびにタクシーにのるのはお金がか

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          じーっと猫が...サクサク天ぷらが100円...沖縄の小島をロードバイクでめざす旅。

           急に日常から離脱したくなるときってありますよね。仕事をするのが嫌なわけじゃないんだけど、環境を変えたいっていうか。そんな時は自転車を担いで、どこかにでかけるようにしている。見知らぬ土地を風をきって走れば、もやもやなってすっ飛ぶし、あなたの人生をより豊かにしてくれるだろう。  ということで、ある日、ロードバイクとともに那覇へと向かった。  2023年の12月、東京はもうコートが必要な寒さだった。しかし2時間弱のフライトで降り立った那覇の街は、Tシャツに短パンで十分だった。

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          妻に黙って、大金を持ち出し...マカオのカジノで人生を学んだ話。

           マカオって、どんなイメージがあるだろうか?  世界遺産になったオールドタウン?  沢木耕太郎の深夜特急にでてくるリスボアホテルのカジノ?  そんなあなたは、きっと驚くだろう。今やマカオには、世界最大のスーパーカジノタウンがあるのだ。埋め立てられた広大な土地に、ビカビカのカジノが所狭しと立ち並び、メインランドからお金持ちが押し寄せ、ビックマネーがごうごうと集まってくる街なのだ。  そんな街に、なぜか大金を握りしめていくことになった。  きっかけは、元日本テレビのTプロ

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          「治してあげるよ」 沖縄のビーチでおじさんに手をかざされた僕は...。

           後から思い返すと、あれはなんだったんだろうって、できごとってありますよね。現実という揺るぎない世界に、ふっと生まれるエアポケットのような瞬間。でもそのできごとは、心の奥底にしっかりと刻み込まれる。  沖縄のビーチでのおじさんとの邂逅も、まさにそんなできことだった。  その頃、ぼくは那覇にいた。1週間、国際通り近くのホテルに滞在していた。いろんなことがあり、少し疲れていた。ゆるやかに時を過ごしたいと思い、小さな仕事を作って那覇にでかけた。  朝早起きして、街をランニング

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          一緒に仕事をしたい人、したくない人。

           日々、たくさんの人たちと仕事をしています。  業界の大御所といわれるような人とも、ベンチャー企業の若手とも、はたまた学生とも。どんな人と仕事をするのかは、プロジェクトごとにさまざまです。  環境も違えば、ポリシーも違います。  大企業であれば、大きな仕事ができますが、多くのレギュレーションもあります。小規模な会社であれば、小回りは効きます。  どっちがいいということではありません。  仕事をするかどうか判断する材料として、会社の規模を考慮にいれたりはしないです。

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          一緒に仕事をしたい人、したくない人。

          やりたいことが見つからないことに悩んでいるとしたら、ビールでも飲んで、お風呂にはいって寝たほうがいい。

           あなたのやりたいことはなんですか、ってよく聞かれますよね。  大人になってもこれよく聞かれますし、特に就活にのぞむ学生はずっと問い続けられるやつです。やりたいことがあって然るべきで、それがないなら可及的速やかに探すべきである、という風潮はどんどん強まっているように感じます。もはや現代の呪いのような言葉です。  でも、といつも思います。そんなに若いうちから、やりたいことがはっきりある人、どのくらいいるのでしょうか。  ぼくは学生時代、何をやりたいのか、さっぱりわかりませ

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          「プロフェッショナル 仕事の流儀」という番組を作っていなければ、NHKをやめていなかっただろう。

           ぼくは、ずっと”それなり”のディレクターだった。  ネタを探したり、取材をしたり、それになりにできたし、ロケも、構成も、編集も、それなりだった。でも人をアッと言わせるようなスクープをとれる訳でもなく、インタビューがずば抜けてうまいわけでもなかった。  2005年、「クローズアップ現代」という番組をつくる制作班にいた。そこには、綺羅星のようなスターディレクターが何人もいた。そんな先輩たちに憧れ、ずっともがいていた。  ある日、あるプロデューサーから声をかけられた。 「

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          本を読んで泣いた話を、ラジオで聞いて、また泣いた。

           その文章を読んで、どうしても会ってみたいと思い、実際に京都まで会いにいった作家がいる。そんなふうに思ったのは、後にも先にも、彼女だけだ。  その人が、前回のシンラジオにゲストで来てくれた。  作家の岸田奈美さん。  漫画「宇宙兄弟」をはじめ数々のヒット作品を世に送り出してきた編集者の佐渡島庸平さんをして「誰も傷つけない面白い文章が書ける珍しい人」と言わしめた。僕自身は、彼女のことを”時代が必要とする才能”だと思っている。  彼女の作品には、家族とのエピソードがたくさ

          本を読んで泣いた話を、ラジオで聞いて、また泣いた。

          チャンスの女神には、後ろ髪がない。

           会社にいたときに、よく言われた言葉がある。 「今は時期が悪いから、ちょっとタイミングみようか」  野心的なプロジェクトの企画を出したりすると、上司からいわれがちだ。時期が悪いというのは、社内的に、という意味だ。上層部の意向がうんぬんかんぬんとか、世の中の風向きがとか、まあそんな類のことである。  そういわれると、時期がよくなるときまで待とう、と一旦諦める。しかし経験上、その時期はほぼほぼやってこないまま、そのアイデアは雲散霧消することになる。  それにはいくつかの理由

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          チャンスの女神には、後ろ髪がない。

          ハワイは、ものすごくハワイだった。

           ハワイと聞いて、どんな印象をもつだろうか。ぼくは若い頃からずっと苦手だった。芸能人が行って、はしゃぐとこでしょ、とか、バナナボートでワイワイしちゃうとこでしょ、とか、それはもう”無知による偏見”にみちてた。そもそもキラキラしたものが苦手なのだ。もともと文学部だし、ほんとは根暗だし。生涯行くことはないと思っていた。  しかし人生とはわからないものである。Grobal Rideという世界のファンライドの記事が掲載されるWebサイトで記事を書くために、ホノルルセンチュリーライドに

          ハワイは、ものすごくハワイだった。

          ランニングなんて続けられない。

           継続は力なり、ってわかっているけれど、ずっと続けることって、ほんと難しい。いや不可能だと思う。走れない理由は山のようにある。暑すぎる。寒すぎる。眠すぎる。ダルすぎる。忙しすぎる。血と骨を書いたのは、ヤンソギル。  年をとるごとに、走り始めがつらくなっている。40代後半ぐらいからだろうか、スピードもどんどん落ちていく。早く走れないから無理をする。つらいから走らなくなる。これの繰り返しだ。  ぼくにとって、ここ数年のランは、敗北の歴史だった。  今から2ヶ月前、ぼくの人生

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          ランニングなんて続けられない。

          あの頃、彼と出会っていなければ、ぼくの人生は全く違っていただろう(無料記事)

           人には、人生を変える出会いがある。  それは恩師だったり、ライバルだったり、伴侶となる異性だったりする。星野リゾートの社長、星野佳路さんは、ぼくの人生を大きく変えた一人だ。いつも笑顔で、誰に対しても丁寧で、そしてどんな時も明晰な人だ。  そんな星野さんを招いての、bayfmのシンラジオ。いつもより早く幕張に向かった。星野さんを出迎えたかったからだ。bayfmに着いて、駐車場に車を停めると、後ろから、星野さんの声がする。 「あ、河瀬さん、どうも」  星野さんは、秘書を

          あの頃、彼と出会っていなければ、ぼくの人生は全く違っていただろう(無料記事)

          汗をドバドバかきながら食べた、秋田のレバニラが忘れらない。

           旅の印象を決定的に左右するもの、それは食事である。なにを食べたかで、その土地の印象はガラリと変わってしまう。この夏、旅先で食べたモノのなかでは、秋田で食べたレバニラが圧倒的だった。正確にいえば、あのレバニラを食した、あの店での出来事すべてがとんでもなかった。  これまで秋田とはほとんどご縁がなかった。知っていることといえば、きりたんぽとあきたこまちと壇蜜となまはげ。あまりの無知さに、「わるい子いねか」ってなまはげがきたら、真っ先に差し出されそうだ。しかし今、秋田ときけば、

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