河瀬大作
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もし火事にあったなら、読んでほしい。
誰にでもおきる可能性があります。あるサイトによると、住宅火災が起きる確率は、0.024%なんだそうです。確率はあくまで確率。火事の当事者になれば、その瞬間から人生が大転換します。何をしていいのか、まったくわからないほど混乱します。そして、助けになる情報はほとんどありません。だから僕の場合、何がどうだったのかをできる限り具体的に記しておきます。家はほぼ全焼でしたが、近隣への延焼はほぼなく死傷者もあ
もっとみるあの頃、彼と出会っていなければ、ぼくの人生は全く違っていただろう(無料記事)
人には、人生を変える出会いがある。
それは恩師だったり、ライバルだったり、伴侶となる異性だったりする。星野リゾートの社長、星野佳路さんは、ぼくの人生を大きく変えた一人だ。いつも笑顔で、誰に対しても丁寧で、そしてどんな時も明晰な人だ。
そんな星野さんを招いての、bayfmのシンラジオ。いつもより早く幕張に向かった。星野さんを出迎えたかったからだ。bayfmに着いて、駐車場に車を停めると、後
なぜ、あの人の仕事は面白いのか。
仕事柄、いわゆる”モノを作る人”にたくさん出会う。今、ぼくの仕事はプロデューサーなので、自分でモノを作る訳ではない。企画を立て、予算を確保し、スタッフを集め、コンテンツを作る、それが仕事だ。
どんなスタッフにお願いするかで、プロジェクトの成否は大きく変わる。それがすべてだといってもいい。テレビの場合であれば、ディレクターがその中心だ。それが誰になるかによって、当たり前の話だが、出来上がるもの
忙しいと後回しにしがちだけど、大切なこと。
仕事にのめり込みすぎちゃうと、いろいろ後回しにしがちですよね。爪を切るとか、お風呂にはいるとか、きちんとしたご飯を食べるとか、本来とても大切なことなのに、めんどくさいって思っちゃう。
「プロフェッショナル仕事の流儀」の立ち上げをやっていた30代半、寝食を忘れて仕事してました。編集ともなれば、明け方まで毎日のように編集室に篭ることも少なくなかったです。編集室のソファとか、会議室の椅子を3つ並べ
かわせのおっちゃん。
その日は朝からずっとソワソワしていた。
ホテルから京都駅へと向かうタクシーのなかで、運転手さんと噛み合わない会話をしながら、最初はなんて声をかけようかとか、お土産をなんといって渡そうか、とか、そんなことを考えていた。
その日、訪ねるのは、小佐直寛さん、奈々さん家族だ。
2020年、小佐さんの家は、隣家からのもらい火で全焼した。その直後に、ぼくの書いたnote「家が火事になりました」を
漫画が今、活況であるワケ
今、漫画が本当に面白いですよね。
チェンソーマン、呪術廻戦、SPY×FAMILY、鬼滅の刃、そして推しの子など、次々とヒットタイトルが生まれている。スラムダンクもアニメとして今年、日本中のおっさんを沸かせた。UFOキャッチャーでもキャラクターフィギュアが大人気。海外でもMANGAファンは増え続けていて、去年アゼルバイジャンに行った時にも、現地の若者との共通の話題はもっぱら、アニメだった。
おもしろい人たちに共通していること。
おもしろい仕事をしている人っていますよね。彼らはなぜそんなにおもしろいことを考えることができたりするんだろうって、ずっと考えています。
タレントさんだけじゃなくて、テレビのプロデューサーとか本の編集者とか、いわゆる裏方も最近は、メディアに露出したりすることも少なくありません。いまは「オレオレ」の時代なので、出たがりさんもいっぱいいて、そんな人たちも玉石混交なんだけど、本当におもしろい仕事をど
見せる努力と、見えない努力。
最近、「タイパ」という言葉をよく聞きます。タイ料理を食べるパーティのことではありません。「タイムパフォーマンス」、つまり時間効率がよいことをいうらしいです。
あらゆる場所で「効率」といわれます。最小の工数で、最大の成果を上げることが良しとされる。それはそれで大事なことです。しかしこれがその人の「見せ方」みたいな話になってくると、ん?と思うようなことがでてきます。
SNSの発達により、誰もが