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暮らすように旅をしたい

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時には世界の果てまでも。見知らぬ場所に行き、見知らぬグルメに舌鼓をうち、見知らぬ人に出会う。傍にはいつもカメラ。そんな旅を記録していきます。
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記事一覧

ブロンプトンに恋をして。

 折りたたみ自転車って、ずっと憧れだった。  でもロードバイクで自転車にはまった僕として…

河瀬大作
3週間前
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那覇の街をサイクリングするのは、想像以上に楽しいって話。

 旅にでようと思い立った。    どこかの街でのんびりと過ごしたいと最初はシンプルに考えて…

河瀬大作
3か月前
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じーっと猫が...サクサク天ぷらが100円...沖縄の小島をロードバイクでめざす旅。

 急に日常から離脱したくなるときってありますよね。仕事をするのが嫌なわけじゃないんだけど…

河瀬大作
3か月前
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ハワイは、ものすごくハワイだった。

 ハワイと聞いて、どんな印象をもつだろうか。ぼくは若い頃からずっと苦手だった。芸能人が行…

河瀬大作
7か月前
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汗をドバドバかきながら食べた、秋田のレバニラが忘れらない。

 旅の印象を決定的に左右するもの、それは食事である。なにを食べたかで、その土地の印象はガ…

河瀬大作
8か月前
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人生を変える旅。

 人生を変える旅がある。こう書くと大袈裟かもしれない。  身体中の細胞がザワついて、恋を…

河瀬大作
11か月前
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いつの日か、あの対馬を、たくさんのサイクリストたちと走ってみたい。

 今年に入ってすぐの頃、長崎・対馬の観光物産協会の阿比留さんからメッセージが届いた。「春先にロードバイクを乗りに対馬に来ませんか」というお誘い。去年12月にも対馬でライドをしたのだが、時間が足りず心残りもあった。そして何より早春の対馬、さぞかし美しいであろう。想像するだけで、大腿四頭筋が武者震いする。即レスで「行きます」とお返事した。 3月末の金曜日、羽田空港はごった返していた。カウンターは長蛇の列、人々のイライラが空港ロビーにさかまいている。やれやれ、と思う一方で、コロ

12年たっても。

 先週、東北へとでかける用事があった。週末をひっかければぽっかり1日余裕がつくれる。ずっ…

河瀬大作
1年前
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そうだ、京都へ行こう、と思い立ち、「むしむしセット」を食べた話。

 思い立って、京都へといってきた。発作的に行きたくなるのが京都だ。あの歴史と地続きの街に…

河瀬大作
1年前
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「あの島には坂しかない」って西本さんに誘われ、対馬でヒルクラムをしてきた話。

 対馬と聞いて何を思い浮かべるだろう。そう、あの壱岐対馬の対馬だ。釜山をのぞむ韓国に最も…

河瀬大作
1年前
33

旅にでかける朝。

 昔から旅に出かける日の朝は、しぜんと早起きしてしまう。  子どもの頃は遠足にでかける前…

河瀬大作
1年前
30

旅にでると、いつも早起きする。ホテルの窓から朝日が差し込む。文字通り目が覚めるような美しい光景がそこにある。

河瀬大作
1年前
7

旅はトローリーにランニングシューズを詰めて。

 旅は断然、スーツケース派である。トローリーをごろごろ言わせて津々浦々旅している。ぼくは…

河瀬大作
1年前
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みんな、ナポリタンが大好きだった。

 先日、名古屋にいった折に、ひょんなことからナポリタンを食べることになった。食事の約束をしたのは名古屋に住んでいる妹だった。彼女が待ち合わせ場所に指定したてきたのは、名古屋人の誉れ、松坂屋だ。  「ここのナポリタン最高なのよ」と彼女が連れて行ってくれたのが、地下二階にあるシェ・コーベという洋食屋さんだった。ハンバーグやカレーなどもあったが、妹にいわれるがままに注文をした。  正直に言えば大した期待はしていなかった。  出てきたのは、名古屋スタイルのナポリタン。太麺の麺にソ