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旅するように暮らしたい

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時には世界の果てまでも。見知らぬ場所に行き、見知らぬグルメに舌鼓をうち、見知らぬ人に出会う。傍にはいつもカメラ。そんな旅を記録していきます。
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記事一覧

NY自転車生活・上級編 SOHOへ自転車で買い物へ

 にわかニューヨーカーを目指すぼくらには、次なる計画があった。  SOHOへ自転車で買い物へ…

河瀬大作
1か月前
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NY自転車生活 セントラルパークでサイクリング編

 海外の街を自分の自転車で走るなんて、夢のまた夢、だと思いがち。でもやってみればそれほど…

河瀬大作
1か月前
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超絶技巧の美...本のコロッセオ...金沢デザイン旅(無料記事)

 初夏のある日、ブロンプトンを持って金沢にでかけた。大好きな街のひとつで、これまで何度も…

河瀬大作
2か月前
29

まるで魔術のように、それはスーツケースにおさまった。

 ブロンプトンでマンハッタンを疾走する。  そんな想像するだけでついつい顔がゆるみがち。 …

河瀬大作
2か月前
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先の予定なんてないほうが旅も、仕事も、そして人生も面白い(無料記事)

 何も決まっていない事は不安である。  先が見通しが立たないということは、かつては生存の…

河瀬大作
3か月前
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ぼくの好きなおじさんをお見舞いにいった。

 ぼくが生まれた頃から、おじさんはずっとお寿司やさんだった。  小学生の頃、学校帰りに、…

河瀬大作
3か月前
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ブロンプトンに恋をして。

 折りたたみ自転車って、ずっと憧れだった。  でもロードバイクで自転車にはまった僕としては、小径車なんて物足りないんじゃないかと思っていた。ロードバイクなら時速30kmオーバーなんてへっちゃらだし、距離も100キロぐらいなら軽々といけちゃう。そんなロードバイクじゃなきゃ、つまんないじゃん、って思ってた。  でも、ロードバイクにだって苦手はある。  街中を走ることだ。  信号で停まるたびに、うんざりする。車輪の大きなロードバイクはストップアンドゴーが苦手だ。スピードに乗

那覇の街をサイクリングするのは、想像以上に楽しいって話。

 旅にでようと思い立った。    どこかの街でのんびりと過ごしたいと最初はシンプルに考えて…

河瀬大作
7か月前
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じーっと猫が...サクサク天ぷらが100円...沖縄の小島をロードバイクでめざす旅。

 急に日常から離脱したくなるときってありますよね。仕事をするのが嫌なわけじゃないんだけど…

河瀬大作
7か月前
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ハワイは、ものすごくハワイだった。

 ハワイと聞いて、どんな印象をもつだろうか。ぼくは若い頃からずっと苦手だった。芸能人が行…

河瀬大作
1年前
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汗をドバドバかきながら食べた、秋田のレバニラが忘れらない。

 旅の印象を決定的に左右するもの、それは食事である。なにを食べたかで、その土地の印象はガ…

河瀬大作
1年前
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人生を変える旅。

 人生を変える旅がある。こう書くと大袈裟かもしれない。  身体中の細胞がザワついて、恋を…

河瀬大作
1年前
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いつの日か、あの対馬を、たくさんのサイクリストたちと走ってみたい。

 今年に入ってすぐの頃、長崎・対馬の観光物産協会の阿比留さんからメッセージが届いた。「春…

河瀬大作
1年前
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12年たっても。

 先週、東北へとでかける用事があった。週末をひっかければぽっかり1日余裕がつくれる。ずっと気がかりだった被災地に足を運んでみようと思った。よく晴れた土曜の朝、仙台からレンタカーで気仙沼を目指した。  いまから12年前の3月11日、ぼくは東京の自宅にいた。家が壊れてしまうかと思うほど揺れた。それから数時間後、原付でNHKへ向かった。当時、僕はクローズアップ現代のプロデューサーだった。いてもたってもいられなかった。道路は大渋滞していて、電車も止まっていた。家に帰るために大勢の人