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#日記

だって明日死ぬかもしれへんやん。

だって明日死ぬかもしれへんやん。

結局のところこれだなって思う。とは言え毎日毎日
「明日死ぬように生きる」は難しい。ならせめて
我慢ばかりも誤魔化しばかりもせずにいたいな。

何もかも全てに正直になんて無理かもしれない。
でも、せめて自分自身にだけはいつも正直にいられたらいい。

それでは今日はこの辺で。

最後まで読んでくださってありがとう。

また気が向いたら、来てくださいね。

お気に召すまめ

お気に召すまめ

70代ラストイヤーの父。
毎日の畑しごとに精を出す。
祖母が残した菜園と自分の家庭菜園、2ヶ所の畑を耕して、野菜を育てて収穫する。
母はノータッチ。

5月は絹さや、スナップエンドウ、
実エンドウ(グリンピース)の収穫シーズンだ。

帰省していた私たち夫婦も絹さやとスナップエンドウをバケツいっぱいに取った。

「全部取った〜ハイ終わりー」
でもちょっと離れて見てみると、あっちにもこっちにもまだまだ

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ほんの立ち話くらいのこと

ほんの立ち話くらいのこと

5月○日 不甲斐なさ

夜、ひさしぶりに会う知り合いと銀座で食事をし、別れた後しばらくひとりでぶらぶら散歩する。

暑くもなく寒くもなく、しかも湿度が低い。こんな夜、一年のうちにそう何回もあるものではない。最高。

午後9時を回れば、渋谷や新宿とちがって潮が引いたように街から人影が消えるのも銀座の好ましいところ。

“今夜の銀座、最高だよ。ちょっと出てこない?”

ひとりでも、まあ、不満はないのだ

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たんぽぽの綿毛が飛ぶように

たんぽぽの綿毛が飛ぶように

 深夜、居間に一人でテレビを観ていると、祖母が入ってきた。

「親方は? ねぇ、親方は?」

 祖母の口から親方なんて聞いたことがなかった。思い当たる人もいない。何のことを言っているのかわからない。
 こんなとき、どうすればいいのだろうか。
 返答に窮する間に、祖母の注意は切り替わる。少しバランスの悪い歩き方で、暗い廊下を歩き、玄関の方へ向かっていった。
 
「親方はここにいないよ」

 慌てて祖

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おとなりマダム

おとなりマダム

コロナ終盤、まだ東京駅の人は少なめ。とは言え外国人の観光客はぐっと増えてきた2023年2月末。

母の胆管がん疑いと認知障害を思うと気持ちは晴れないけど、こればっかりはなるようにしかならない。
新幹線で実家へ向かう。

空いてる車内で通路側の席を予約していた私の隣りに年上の女性がやってきた。

何度もチケットを確認してる。

そりゃあ
こんな空いてる車内で隣りに人?って思ってるのかなーと(コロナ禍

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ラルクのアンダーグラウンドに行って熱が戻った話

ラルクのアンダーグラウンドに行って熱が戻った話

先日の福岡公演で

 先日のL'Arc〜en〜CielのUNDERGROUNDマリンメッセ福岡公演に行った後に完全にL'Arc〜en〜Ciel熱が戻ってしまい、お金が今年は車検や家電関係で厳しいとわかっているにもかかわらず散財しかけていて危ない。
 そんな新年度始まってすぐ、皆様いかがお過ごしでしょうか。僕はクソ忙しい上に費用対効果の薄い仕事に家庭に精を出して過ごしています。

 超大作28000

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【詩】手をつなごう

【詩】手をつなごう

人は社会性を持つ生き物だ。

そこには人と人の繋がりがある。

赤い糸という、小さな願いにも似た細い線。

見えない鎖という、義務感や恐怖心などの束縛。

琴線もある。「人に感動や共鳴を与えること」を”琴線に触れる”と言うが、
多くの方が「怒りを買う」という意味で誤用している。

ただ、感情のプロセスを考えてみると、いずれも正解なんじゃないかと考えられる。

例えば、絵を書く師匠と弟子が居たとして

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走り過ぎてゆく電車を見送るように。

走り過ぎてゆく電車を見送るように。

「もう過去のこと」

例えば何か、
辛かったことや悲しかったこと、
深く思い悩んだ末の決断や、
自分にはどうにも出来ず
眺めているしかなかったようなことでも、
引きずったり強く記憶に残るような出来事を
もう過去のことだと、そう思えるようになるには
それなりに長い時間がかかる。

その時の気持ちや自分の状況を
上手く言葉で説明できないなと思っていた。

でもある日、駅で電車を待っていて、
ふと、あの

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雪が積もると夜が明るい

雪が積もると夜が明るい

2024年2月前半の日記です。
写真はその日とあんまり関係ありません。

2月1日 木

押入れの中を整理してたら、大学生のときに使ってた財布を発見。中身を確認すると5000円札が入っていた。ラッキー。大学生の自分から突然5000円プレゼントされた気分だ。

この5000円を何に使おうか。このままATMに入れて翌月のカードの引き落としに消えてしまうのも勿体ないし。

寿司でも食べに行くか、なかなか

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日陰と日向の境目が二分した

日陰と日向の境目が二分した

2024年1月前半の日記です。
写真はその日とほぼ関係ありません。

1月1日 月

母が作ってくれたお雑煮のぶりが美味しかった。

夕方テレビを観ていたら、能登地震のニュース。心がざわざわする。

叔母が来てくれて、家が一気に明るくなった。会話が少なめなうちの家族は、話し上手の叔母にかなり助けられている。

1月2日 火

田舎にある祖父母の家に行った。

祖父はボケているけど、悪いボケ方ではな

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【詩】セレクションバイアス

【詩】セレクションバイアス

1億円あげる代わりに未来を頂戴?

明日来ないのと1億円どっちがいい?

ちょっと、少なかった?

じゃあ1兆円でどう?

貴方が思う命の価値はお金に変えられない。

だけど、他人の命の価値は値付けされていて、

裁判で、大体このくらいって計算される。

なんでかな?

私が選んだ貴方だから。

そんじょそこらの人とは違う。

恋は盲目。

網膜には光の受容体があるけど、
一か所だけ、神経が集まっ

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【猫写真日記】踊る阿呆に見る阿呆。

【猫写真日記】踊る阿呆に見る阿呆。

noteで使うための写真を
色々見繕っている時に見つけた、
3年近く前の写真。

今のお家に引っ越してくる前で、
まだ3歳だったうちの猫。
綿棒が大好きで、見ると目の色が変わる笑
しかし細く小さい綿棒は危ないので
わたしが見ている間だけの限定で遊ばせていた。
1本渡してあげると、どんなおもちゃより
大興奮でよく遊んでいたのだけど
それを連写したものがちょっと面白い。

まるで浮世絵の踊る猫のような

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雪の妖精

雪の妖精

「虫の知らせ」とは「なんとなく良くないことが起きそうな予感」のことだそうです。

良くないことかはわかりませんが、季節の移り変わりを告げる虫がいます。
「雪虫」(地域によって様々な呼び名があるらしい)です。
実はアブラムシの仲間。
場所によっては害虫として扱われたりもするのだとか。
10月中旬ごろ、体に綿のような物質をまとい移動します。
フワフワと移動するその姿は本当に雪が降ってきたのかと見間違え

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009親知らずと信頼

009親知らずと信頼

自分の命運を誰かに託さないといけない、みたいな場面がある。例えば就活においてのエージェントとか、年老いた家族を施設に預けるとか、ほんとうにちょっとしたことだと美容院で髪を切るとか。
そういうときに「この人なら」と思える人を見つけられることは幸運だと思う。

この間、親知らずを抜いた。上下で計4本。上の親知らずは小さいながらもまっすぐ生えていたし、下のほうは埋まっていたので生えていないと思っていた。

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