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Bicerinが教えるイタリアの歴史と食文化

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Bicerin広報担当者が皆さんにご紹介するイタリア食文化。 郷土料理やイタリア人の日常に根付いたあるあるまで、色々ご紹介して行きます。
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2022年2月の記事一覧

トリノの郷土食材 〜ピエモンテの様々なチーズ〜

トリノの郷土食材 〜ピエモンテの様々なチーズ〜

トリノのあるピエモンテ州では、イタリアでも有数のチーズの産地。
以前紹介したゴルゴンゾーラも世界3大ブルーチーズと呼ばれる有名チーズです。

ゴルゴンゾーラの他にも「DOP(原産地呼称)」に指定されているチーズも含め、他にも様々な魅力的なチーズがあるのでご紹介いたします。

ブラ DOP

ピエモンテ州クネオ県周辺で作られる牛乳主体(山羊乳や羊乳を加えて作ることも可能)のチーズでピエモンテの代表的

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Bicerinオリジナルチョコレートリキュール 〜Regale〜

Bicerinオリジナルチョコレートリキュール 〜Regale〜

Bicerinでは店舗でお出ししているオリジナルのチョコレートリキュールがあります。
香り豊かで深いコクがありビロードのように滑らかな口当たりが、とても贅沢なひとときをお約束いたします。

さて、よくこのチョコレートリキュールが看板メニューのチョコレートドリンク「ビチェリン」には入っているか質問をいただくことがありますが、「ビチェリン」はノンアルコールですのでこのリキュールは入りませんのであしから

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トリノの郷土料理 〜フォンドゥータ〜

トリノの郷土料理 〜フォンドゥータ〜

トリノ料理の冬の定番に「フォンドゥータ」があります。
そう、チーズフォンデュの事です。

フォンデュの本場スイスではエメンタールチーズやグリュイエールチーズなどが使われることが一般的ですが、このトリノの「フォンドゥータ」には伝統的にトリノのあるピエモンテ州のお隣バッレ・ダオスタ州名産のチーズ「フォンティーナ」が使われます。
そのふくよかな香りと優しい塩味はやはり独特の味わいで、ワインのお供に最適で

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トリノの郷土食材 〜ぺペローネ〜

トリノの郷土食材 〜ぺペローネ〜

トリノで有名な食材にヘペローネがあります。
日本で言うところのパプリカなんですが、かなり大ぶり!
イタリア料理には欠かせない野菜です。

グリルにしてオリーブオイルとビネガーに漬け込むだけで、極上のアンティパストになります。

私はヘペローネの料理法でこれが一番好き。
シャンパンかスプマンテを片手に、ヘペローネのマリネとフレッシュリコッタ!!
最強コンボの完成です!!

〜実はトリノ発祥〜 アペリティーボの勧め!!

〜実はトリノ発祥〜 アペリティーボの勧め!!

イタリアでは食前酒のことを「Apperitivo(アペリティーボ)」と言うのですが、「アペリティーボを飲もう!」ではなく「アペリティーボをしよう!」という言い回しをよくします。
「飲もう!」でも全然問題ないのですが、イタリア人的に大切なのはお酒を飲むことより、アペリティーボを飲んでいる時間を大切にすることなのです。食前酒を飲みながら、今日の晩御飯について話したり、恋人と恋を語り合ったり。
そんなイ

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トリノの郷土食材 〜アーティチョーク〜

トリノの郷土食材 〜アーティチョーク〜

秋から春にかけて収穫される野菜アーティチョーク。
朝鮮アザミという花の蕾部分を食べる西洋野菜です。イタリア語では「カルチョッフィ」と呼ばれ、愛されています。
そして我がBicerinのお膝元であるトリノもイタリアでも有名なカルチョッフィの産地として有名なんです。

新鮮なものは生でサラダにしたり、レモンと茹でて前菜にしたり、ピッツァに乗せたりパスタにしたり!
料理への活用は様々です。

日本でも国

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イタリア政府観光局

イタリア政府観光局

イタリア政府観光局のホームページで、トリノの観光紹介をしています。
その中でもトリノはやはりチョコレートの街としても紹介されています。

またカフェの紹介でもビチェリン本店を紹介いただいています。

こちらの中でもピエモンテ州のおすすめの食としてビチェリンが紹介されています。

ビチェリンは我がBicerin発祥のどりんくですが、今やイタリアの食文化の一つになっているのは、とても嬉しいことですね!

トリノの郷土食材 ~ファッソーネ牛~

トリノの郷土食材 ~ファッソーネ牛~

イタリア3大ブランド牛というものがあります。
ピエモンテ州のファッソーネ牛
トスカーナ州のキアニーナ牛
エミリアロマーニャ州のロマニョーラ牛
の3品種です。

このうちファッソーネ牛は古代品種の牛で、白い毛皮と発達した筋肉が特徴です。ピエモンテ牛とも呼ばれています。ピエモンテ州の中でもトリノ、アスティ、クネオを中心に飼育されています。
イタリアの牛肉の中で最も柔らかく、かつコレステロールも低いとさ

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ドレスアップ

ドレスアップ

Bicerinトリノ本店では年に数回、お客様がフル装備のドレスアップでお店に集うイベントを開催しています。
店内はさながら中世に戻ったよう。

何とも素敵なイベントですね。

ラテアートはバリスタの気まぐれで!!

ラテアートはバリスタの気まぐれで!!

Bicerinではごくまれにカプチーノにラテアートをかれることがあります。
御客様からのリクエストで描くこともありますが、ベースはバリスタの気まぐれですので、もし出会えた際はラッキーですよ!!

バレンタインデーの歴史

バレンタインデーの歴史

2月14日はいわずと知れたバレンタインデーです。この日は女性から意中の男性にチョコレートを贈ることで思いを伝える日として、日本中の女性たち(もちろん男性にとっても)の一大イベントです。

さて、このバレンタインデーの発祥は、ローマ帝国まで遡るといわれています。
時のローマ皇帝クラウディウス2世は兵士の士気が下がるのを防ぐために、兵士たちの婚姻を禁止したそうです。しかしながら、キリスト教の司祭だった

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トリノの郷土料理 〜バーニャカウダ〜

トリノの郷土料理 〜バーニャカウダ〜

イタリア料理店で定番の前菜、バーニャカウダ。
フレッシュな野菜スティックを、蝋燭などで温めたポットに入った熱々のディップソースにつけて食べる女子大好き(私も大好き)のアレです!!

「bagna caoda (バーニャ・カウダ)」という単語は「熱いお風呂」という意味(のトリノ方言)!!
野菜スティックをつけるソースが、まるでお風呂の様だから…という少しシャレの効いた名前です。

さて、このディップ

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【ベネチアのカーニバル】

【ベネチアのカーニバル】

トリノのお祭りではありませんが、本日よりベネチアのカーニバルが開催されています。
イタリア最大のお祭りとしてイタリア前後はもとより、世界中から観光客が訪れる一大イベントです。

その歴史は古く11世紀ごろからと言われており、キリスト教の謝肉祭のお祝いが期限とされています。
その後、交易の中心として映画を極めたベネチア共和国時代からは、仮面舞踏会の衣装でカーニバルに参加する様になったと言われています

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Bicerinのチョコスプレッド!!

Bicerinのチョコスプレッド!!

世界で一番売れているチョコスプレッドで「ヌテッラ (Nutella)」という商品があります。
トリノのお隣町アルバにあるフェレロ社画素の製造元。

「ヌテッラ」のは創業者であるピエトロ・フェレロにより、1940年代に作り出されたと言われています。
第二次世界大戦当時、配給制でココアが不足していたため、ピエモンテ州で豊富に産出されるヘーゼルナッツをつかい「スーパークレマ・ジャンドゥいヤ」という商品名

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