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いい子の怒り

いい子の怒り

満員電車に揺られながら思った。もしも都会に住んで毎日こんな電車に乗らなければならなくなったら、なんだか性格が悪くなりそうだなって。

大学から帰る夕方、車両の安全確認だか何だかを理由に遅れてやって来た電車の中は、既に人でギュウギュウになっていた。座れる席は当たり前に一つもなくて、仕方なくつり革を握りしめて電車の揺れに耐えた。その電車に乗っていたのは3駅分だけだったのだけれど。

途中、降りるために

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ガクチカ、こわい

ガクチカ、こわい

この前、インターンとかイベントとか積極的にやってる友人と話していて、「また新しいイベント参加しようと思うんだよね〜ガクチカにもなるし」と言ってたんです。

ガクチカ…………
突如飛び出したそのことばに、私は非常に恐怖を覚えまして、、

私の大学生活、ガクチカになりそうなもの、なにもなくない、、、??

私はいま、憧れだった塾のバイトとおしゃんな本屋さんでバイトしてます。そして、コスパが悪いし就活に

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もう、彼氏とかいらんです

もう、彼氏とかいらんです

実家から一人暮らしの部屋に帰ってきた。
久しぶり!ただいま!我が家!!2週間ほど家を空けていたので、家の中はムッとしている。と同時に外から吹いてくる風は少し秋の香りが混じり合っていた。夏が終わるね。

毎年、長期休みは見たい映画を見ていくのだが、今年はアニメの夏となった。今更かよ!と言われてもおかしくないが、進撃の巨人、ヒロアカを制覇してかなりの達成感を得ている所である。因みに、進撃はアルミンが好

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自分を許して最強になって良いとわかってるのに

自分を許して最強になって良いとわかってるのに

のに、うまくできないのが人間の面倒なところですよね!
私達、自分に厳し過ぎますよね。
「許す」ボタンをポチッと押したら、そのまま頭が許すモードになれば良いのにね。

私が自分に抱いている感情の圧倒的な割合を占めるのは「怒り」です。マジでこれ。
「嫌い」とはまた違うんですよね。だって、こんなにも自分のことを考えている時点で嫌いではないよね。むしろ好きだよね。

自分が腹立たしくて、許せなくて、常に怒

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結局ウチらってなにがそんなに不安なの?

結局ウチらってなにがそんなに不安なの?

アラサー、独身、子供無し、産む予定も無し、オタクで恋人も居ないとなると、「えっ!あたし人として大丈夫か!?」って不安になりません?
私はたまになる!
それを友達に聞いて貰っている時に、言われたんです。

「いつも自信無い、将来が不安って言うけどさ。結局、林田ってなにがそんなに不安なの?」

友の言葉に、私は口をポカンと開けて一時停止してしまいました。
たしかに過ぎるんだけど!!
いつも不安不安って

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逆上がりが初めてできた日の笑顔、忘れていないかい?

 今朝、歯磨きをしながらぼけーっと朝のテレビ番組「ラヴィット!」を見ていた。この番組、うるさいから最初は好きではなかったけど、大人たちが楽しそうにゲームをする様子が面白くてだんだん好きになってきた。

 今日のトークテーマは「笑わないで聞いてほしいこと」だった。

 SnowManの佐久間さんのトークが来た。佐久間さんの「笑わないで聞いてほしいこと」は、、、

 驚いた。「逆上がりができないこと」

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大学生日記 桜散

大学生日記 桜散

 勢いを見せていた桜の開花がいつの間にか終わり、花びらは眼下に収まるようになった。それどころか、眼下の桜さえ消えている。誰かが掃いたのか、風が運び去っていったのか、知る由もない。

 テレビのニュースでは、入社式だの入学式だのが数年ぶりの行われているとかなんとか。普通を取り戻せてよかった、という人もいるだろうか。

 バイト柄、中高生の話を聴くことが多い。楽しい上に、情報収集も出来るから、これで金

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褒められると困惑が先に来る

褒められると困惑が先に来る

褒められた時の反応って、いまだにどうしていいか分からない。

「ありがとうございます!」って、褒められたことを認めてるみたいで何だか居心地悪いし、「いやいやそんな事全然ないです!」って否定してみても、褒めてくれた相手は謙遜だと思ってか褒めを上乗せしてきたりする。

どうしたらいいんだろう。

幼い頃なら「かわいいねーお利口だねー」とか言われても、ニコニコ照れ照れしながら母の影に隠れていればよかった

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全部いやな日だってある。

全部いやな日だってある。

いやだ。すごくいやだ。

玄関がガチャガチャと言って父が帰ってきた。

それを聞いた布団で寝転んでいた私は、心臓がドキッとした。うるさい、と思った。体が緊張した。うるさいうるさいうるさい。!!帰ってこなくていい!!なんて少しだけ思ってしまった。父がいなければ私はお小遣い(毎月もらえてるわけではないけれど)もネットで物を買うこともできないのに。

こんなことは、何度もあった。

今日は母が帰ってくる

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大人むず〜!

あたしのすきなものって、もしかしたら大人になったらいらんもんなんかもしれん。アイドルも、お笑いも、服も、SNSも、アニメも別にすきじゃなくても生きていけるもの。

大人になったら、ボーナスでマルジェラの財布や鞄を買ったり、ロエベの財布や鞄を買ったり、私服はMHLで固めたり、時々海外旅行に行ったり、おいしいランチを恋人の愛しいエピソードを交えながら頂いたり、そんなことをしながら暮らす。アイドルはいつ

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「にわかファン」についての考察~W杯とM-1グランプリ~

「にわかファン」についての考察~W杯とM-1グランプリ~

はじめに
現在開催中のサッカーワールドカップ。
ドイツ、スペインという強豪を倒した日本代表に対して、賛辞の声や黄色い声援が飛び交い、選手たちの人気が大会前に比べて高まっています。
こういった時に必ず現れ、議論されるのが「にわかファン」という存在。SNSの普及で、存在そのものが可視化しやすくなり、以前より「にわかファン」への認識が強まっていると思います。

改めてこの「にわかファン」について、エセ社

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いい子を極めた話

わたしは小さい頃、「いい子」だった。いや、「とってもいい子」だった。「大人にとってのとってもいい子」だった。

言われたことは素直に聞くし、真面目で大人しいし、成績も良く、大人が求めることを察知して、行動することができた。

特別厳しい家庭でも、逆に無関心な親なわけでもなかった。クラスも特に問題はなかった。ただわたしは、人並みに怒られることが嫌な、小心者だったのだ。わたしは、わたしが怒られるのを避

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何となく孤独で淋しい 場面緘黙

何となく孤独で淋しい 場面緘黙

生きてる時に感じる
ふとした淋しさって
みんなあるのかな。

ことに私はよく一人でいるから
孤独を感じることが多い。
でも一人でいなくても孤独を
感じることがあった。

いやむしろ集団の中で孤独を感じたこと
のほうがずっとたくさんあった。

思えばサークルだってそうだった。
ゼミだってそうだった。

どことなく心が通じ合っていないような
少し淋しくて一人ぼっちな感じがした。

サークルにもゼミにも

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『わたしには何もない』。そんなことを呟くのはここだけ説。

『わたしには何もない』。そんなことを呟くのはここだけ説。

「わたしには、何にもない。同じことを繰り返しているだけで、実は中身なんかないんだよな」。
あるドラマの一コマとわたしの心の声が一致した。人と比べてずば抜けて得意なこと、得意を通り越して「特技」と呼べるようなもの。謙遜文化が色濃く出ている日本っていうこの国は、さもそれが当たり前かのように振る舞う傾向がある。
ここまでは、事あるごとに書いてきたある種の口癖みたいなもの。

うまく、端的にまとめようとか

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