ナルミ
昔のことを書いています。覚えているのに口にしたことがなかったことや、何度も人に話してるオモロ鉄板トークも書きます。
ポエム調の日記です。女の子はよく日記も書くし、ポエムも書いちゃうから
「喉元すぎれば熱さ忘れる」とはよく言ったもので、過去の苦しかった記憶や嫌な記憶をそのままの気持ちで留めておくことは難しいし、何よりそのままであったらその蓄積に耐えられなくなってしまうだろう。 子どもに対して「よくそんな言葉知ってるね」「あなた小さいのにそんなこと思うんだね」と言っている人を見ると、わたしは腹が立つ。子どもだからって、なぜ難しい言葉で気持ちを表現したり、的を射たことを言ったら驚かれたり、それがおかしく写るんだろうと、子どものときに思っていたからだ。 わたしの
「あたし、家出する」 しばらく不貞腐れた顔で黙っていた千佳子がはっきりとそう言った。 「はあ?ばかじゃん」 わたしより先に呆れたようにそういった優大の顔は少し笑っている。千佳子が急に突拍子のないことを言うのは、いつものことだったりする。そういう千佳子の発言が発端になって、わたし達はいろんなとこに行って、いろんなことをしてきた。千佳子の言葉は、わたし達を新しいところへ導く呪文なのだ。 「もー我慢できない。だってさ、こないだより模試の点がトータルで2点下がっただけなのに、
アヤカは結局、わたしが最も多感な時期にわたしに大きな影響を与えたうちの一人だと思う。 同じくマミも、幼かったわたしに大きなショックを与えた。 小5のとき4年生の間は同じクラスだったからかなり仲良くすることを強いられたが、5年生ではクラスが別々になった。 しかも、教室が校舎の端と端だった。わたしはアヤカの呪縛から、しばし解放された。クラスが別々だからって、たまには遊びに誘われたりはあるんだけど。 小5のとき、わたしは同じく小4のときわたしのことが大好きでわたしにひっつい
小学生のときの友達、アヤカ。わたしはとてもアヤカに好かれていた。それはなぜだかわからない。わたしは、別にアヤカのことなんて、好きじゃなかったのだ。しかもアヤカに開放されたときなんて「ああ、こういうふうに笑える友達がよかったんだ」とさえ思ったほどだ。 小学生のときアヤカと同じクラスになったのは、小4だったろうか?それとももっと前だっただろうか?とにかく、アヤカはわたしのことが好きだった。 わたしが休み時間に書くイラストに、「かわいい!」「上手!」と言ってくれた。わたしとアヤ
あまりにも楽しいことばかりで 幸せだと思った 今日とかを数年経っても思い出すんだと思った そんなふうに思ったことは何度もあった気もするけど 今日がいちばん幸せなんじゃないかと思った だからちゃんと覚えておかなきゃと思った もうこの先これ以上なんてないほど 今日のことばかり思い出してしまうほど 今日とかは特別なんじゃないかな 何かのご褒美みたいな日々だと思った いいほうに驚くことばかりだ 何か裏切られる心配が来る前に 次の楽しいことが起こるみたいだ 美しいとさえいえる まわ
こんな日が来るなんて これっぽっちも思ったことなかった わたしはいつも悪いほうに悪いほうに 想像上の現実をネガティブに生きていた こういう日もあったりするんだね 生きててよかったね こんなことでって気もするし こんなことがって気もするし なんか泣きそう ちゃんと生きて行かなくちゃなって さあどうしていこうかって 単純になったような気もするし 複雑になったような気もするし とにかくないものは手に入らないから 持っているものをかき集めて なんとかやっていくしかないね なかなか
あなたが感じたことも わたしのものになればいいのにね 今ここにいることが不思議だ ミラーボールの光を見ていると どんどん浮遊していく いつのまにか時間も経ったし その分ちゃんと違うところに来てしまった こんなことがあって あなたはどういうふうに思った? ってことがみんな結局知りたいよね わたしもそうよ あなたがどう思うのかがいちばん心配なの 昔傷ついたこともたくさんあるよ でも今日ここにいる 昨日やだったこともたくさんあるよ でも今日ここにいる 明日はたぶんお腹痛いんだろ
考えてること全部口に出そうと思ったけど そういうことでもないらしいやっぱり 全部ことばにしたほうがいい気がしたけど なんかやっぱりひとりごとだったっぽい 全部わからなくていいから なんとなくいっしょだといいのに なんとなくいっしょにいれたらいいのに 正直でいることと何がちがうんだろう 考えてたら一日が終わる すべて本能だっていうなら こんなふうに考えずにすむのにな すぐ答えを探そうとするけど そういうことでもないのかもしれない
楽しいことさえ トライアンドエラーで みんなやになっちゃわないのかな すごく楽しいことあればチャラにできるかな どんだけ楽しいことがあったらチャラにできるかな できるだけ素直にしてるけど 考え出したら止まらないわ あの人もあの人も悪い人だなあ あの人もあの人もかわいい人だ みんなみんなかわいそうで かわいい人だ 性格わるいから誰だって愛せるよ ものすごくつまんなくて ものすごく苦痛だと思ってたけど みんなもどのくらい? わたしもどのくらい我慢したほうがいい? ねえわたしも
永遠に手に入らないものがある ということをわかっていたほうがいい そのあと悲しくなってしまうから わたしのような人間は 毎日少しずつ悲しければ 一度にたくさん悲しまなくて済むから 大きすぎたら 耐えられないから なんだか頭の中がおかしい あなたわたしのことどれぐらいわかる? わたしあなたのことも全然わからないし わたしのことも全然わからない それじゃさみしい? なんでここに来て あなたもいるのか わたしまだ全然追いついてないのに そのうちにあなたはどこかへ行ってしまいそう
わかろうとしてくれなくていいよ わかるところが偶然たまにあればいいよ 見つめられても何も出てこない 気付いたらコンプレックスが溢れてきた わたしはとても欲深いので 人より余計に執着なさそうに してるから誰からも愛されないね あれも欲しいしこれも欲しいし あなたの全部のいちばんになりたいわ 困った顔見たらわたしが傷つくわ わたしとても繊細なので 人より余計に丈夫ぶる から誰からも慰められないね ほんとは世界のすべてに認められて すべてを手に入れたいのに わたしとっても欲深
どこまでいけるかな こんなに楽しいみたいな気持ちで どこまでいけるんだろう 夜中に電話して ベッドの中で浮いてるみたいだった ちょっと寂しかったりして わたしたち離れがたいねって 言わなくてもなんとなくわかったね どこまで未来のこと考えていいのかな こわいから、来月のことくらいまでね 遊びたいから空けといてって そんくらいにしてね もし予定が変っちゃっても わたしクラブへ遊びに行くし ひとりで踊って笑えるし 話すたびにこんなにいっしょね 別々のことなんて気にしないで こんなに
とんでもなく深いところに 飛びこんでいくようだ ひんやりとしたところにたどり着いたら そこは見えない空洞だった びっしりと覆われた場所に わたしたちは立っていた 子どもの頃に気づいてしまった それをどう忘れて生きていくのか まだ 自分だけが傷ついたほうがましだ と切り刻んだ数はかぞえられないけど それをわたしたちはいっしょに かぞえていく 順を追って 観測しに どこまで行っても手に入らないのだと 割り切るために肉体がある どうやっても溶け合わないけれど 交わることだけはで
すなおにするのはちゃんとしたいな うれしいこととか照れちゃうけど ちゃんとすなおに言いたいな 怒ってるとかは言いづらいけど あとからやになる前に言っときたいな 疲れたら疲れたって口に出すし お腹すいたらお腹すいたらすいたっていうし 欲は少し隠そう 少しだけ ほんとに欲しいものはちゃんと言おう うまくいかなかったら助けてもらおう 毎日少しずつわけてもらおう 少しずつ変わるのをいいことと思おう 学んでるから変わっていくの
渋い趣味だったわたしは、とても渋い趣味をしていた。 ふんわりピンクや水色は3歳くらいで卒業して、少し落ち着いたピンクや青、黄色などを好んだ。好物はらっきょとざる蕎麦。家で食べる袋ラーメンのとんこつ味に大量の唐辛子をかけていた。この辺りの食べ物の趣味はしばらくすると「なぜこれを好んでいたんだ?」と気づき唐突に終わった。 服や、好きなものの趣味はどんどん渋くなっていった。小学四年生のときは茶色のベロア生地の服がいちばんのお気に入りだった。小学六年生のときはちょっといいお店のバ
まだ知らないことがたくさんあるから この先も楽しみだなって思ったな それぞれの場所で楽しくて それでも会ってってなんかいいな けっこう簡単に満たされたな なんだかとても健康的で また笑ってしまうね どんどんわたしたち健康になろうね わたしたち元気になろうね けっこう簡単に幸せになれるな その日が過ぎたらどうなるんだろう 未来のことは考えすぎもいけないし 考えなさすぎもいけないね 最後はどこに行くんだろうね どこに行きたいか相談しとこうね つらいことはこのまま忘れておこ