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滋味飯のすゝめ

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#春野菜

一汁十菜は嬉しいという現実。家庭でできる作り置きバイキング。

一汁十菜は嬉しいという現実。家庭でできる作り置きバイキング。

ご飯を炊く時間だけで12人前のバイキングを作る。
しっかり用意して、ササっと仕上げる。
そんな日だった、

相手は親族一同。
老若男女ごちゃ混ぜ、食の好みがバラバラ。
作り置きで10数品のバイキングをする。そんな食事を記録しよう。

・誰しもが偏食誰にでも好き嫌いがある、そりゃそうだ。
偏ってない人なんていない、平均はあれど答えはないからね。

今回は野菜が苦手、ハイカラな物はあんまし、逆に和食は

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春の苦味喝采レシピ。

春の苦味喝采レシピ。

”幼い頃に苦手だったけど大人になって好きになった味”というのはどうしてこんなに魅力的なのだろうか?
パクチー、ぬた和え、ガスパチョ、ゴーヤ、ピクルス、レバー、、、そして山菜、今じゃ進んで食べるのに。

味蕾が減ったとか味の感じ方がとかそういう小難しい話は置いといて、今日はいくつかの春の山菜の話をしよう。

・冬眠明けの熊のように山菜を食べる日々いや、熊がふきのとうを食べてるとこを見たことはないんで

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春菊とゴボウの胡麻ポン和え。と春菊のすゝめ。

春菊とゴボウの胡麻ポン和え。と春菊のすゝめ。

春のおひたしが好きだ。
小松菜やほうれん草は冬野菜だし、夏に食べるツルムラサキとナスビのおひたしも好きだし、秋にキノコを焼いて作るおひたしも好きだ。

だが!だけれども!!春のおひたしというのは特別なのだ。

春ほどクセのある野菜が多い季節は無いだろう。
おひたしのメンツで言えば、せり、三つ葉、菜花、うるい、春菊、タケノコなどかな。
香りが強くてアクがあって、ほろ苦くて、薬味に使われることも多い野

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セリ、うるい、菜の花、三寒四温な食卓。

セリ、うるい、菜の花、三寒四温な食卓。

昨日は雪が降ったかと思えば今日は暖かい、まさに三寒四温。
なんだか食卓も三寒四温的で、冬の料理と春の料理がまぜこぜだ。

・我が家の定番、鶏野菜鍋。鍋、それも鶏の鍋。
我が家で冬場に最も多く作る料理だ。

鶏もも肉、白菜、ねぎ、大根、豆腐、キノコ、など好きな物を水で炊く
味付けはほぼ無し、鶏に塩コショウをするのと、食べる前にゴマとゴマ油をひとたらしするだけ。
ポン酢、大根おろし、ネギ、柚子胡椒など

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いい塩梅の小粋な肴を作れるように私はなりたい。

いい塩梅の小粋な肴を作れるように私はなりたい。

高校生の頃から地元の友人連中とごはん会をよくしている。
いつしかそれは飲み会になり、それに合わせ料理も変化してきた。

といっても、昨今の状況では厳しくてGWのある日に二年半ぶりに開催した。

○男子中学生が好きそうな料理いつも飲み会をするのは友人の家で、俺が料理を持っていくのが定番。
この日はその友人の弟が誕生日だというのもあり
その弟(男子中学生)の好きな料理と、日本酒に合う料理、の2ジャンル

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春の訪れ、ふき味噌。

春の訪れ、ふき味噌。

”ふき味噌バターおにぎり”めっちゃ美味い。
分かりやすい美味しさ(バター)と、大人の美味しさ(ふき味噌)を、慣れ親しんだ味(ごはん)で包んだ料理。

アダルトジャンクとでも言うかな『ズルい味とか、罪な味』と言われる類いで、苦くて甘くて塩っぱくてサッパリでクリーミー。
ふきのとうの爽やかな苦味の力でクドくならずに食指が止まらなくなる。

今日は王道の使い方から罪なアレンジまでできる”ふき味噌”につい

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なんだか素敵な献立だったから。

なんだか素敵な献立だったから。

ブリ飯、ふき味噌、湯豆腐、野菜天ぷら、三つ葉のおひたし、、、
普段から好きな物を作って食べるようにしてるが、この日はいつも以上にいい感じだった。
こんな料理をだしてくれるお店があったら通うなぁ…と思うほど気に入った。

料理の作り方やコツ、ラブレターなんかを書きつつ、なんだか色々書きたいことを好き放題書きますね。

・まずは昼飯、セリ蕎麦この日、良いごはんができたのはきっと昼のセリ蕎麦のおかげだ。

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そら豆ごはんに禁断の燻製明太バターを。

そら豆ごはんに禁断の燻製明太バターを。

空に向かって成るから空豆。
蚕の繭に似ているから蚕豆。
天豆って呼ぶ人もいます。

まぁ成熟したら豆の重さで徐々に下向きになるんですけどね。

畑でそら豆をたくさん収穫した。
採れた日は塩茹でと葱油蚕豆にした。

【葱油蚕豆】は葱油でそら豆を炒めたシンプルな中華料理、めっちゃ美味いし薄皮も美味しいのでオススメ。
酒徒さんのレシピを参考にしました。

今日はそら豆ごはん。
基本は豆ごはんと同じ。

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サヤの出汁で味重視の豆ごはん。

サヤの出汁で味重視の豆ごはん。

豆ごはん。
筍ごはんと共に
春の炊き込みご飯を引っ張る大御所。

豆ごはんは、塩、昆布、酒をベースにする炊き込みごはんだ。
この系統は他にも、栗、芋、銀杏、枝豆、ムカゴ、などなども仲間だ。

これらの共通点は、甘味がある事と、淡い味ということ。
醤油やみりんを入れ甘辛くすると素材の仄かな甘味や香りが負けてしまうので、塩と昆布と酒くらいにするのが良い。

ムカゴと銀杏のご飯も好き。

ただ、豆ごはん

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蛍烏賊と独活の木の芽味噌和え

蛍烏賊と独活の木の芽味噌和え

野菜や魚を見て季節の移ろいを感じる人は一定数いるだろう。
ロマンが無いとか言われても、食欲最優先だからね。

今年の春もそうやって来た。
筍、山菜、豆類、貝類、、、
出始めはちょっとしかないが、じわじわ増えていく。

我が家の食卓も季節に習い、移ろい変わっていく。
今日は独活とホタルイカ、それに木の芽。
春の香りだ。

木の芽味噌和え。
小洒落た小料理屋や和食屋なんかではたまに見るが、そんなに頻繁

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“おひたし“のすゝめ

“おひたし“のすゝめ

外出自粛で家に引きこもってるんで、ほぼ毎日ご飯を作ってます。
んで、やっぱり家でのご飯って、献立考えるのが大変ですよね。

『あと1品欲しい!』
そんなあなたの強い味方がおひたしです。

という訳で、とりあえずおひたしについて。
最近のおひたしは浸さない傾向強いんですが、浸さなくてもおひたしでいい気がします。

【本来のおひたし】
野菜を茹でる
⬇️
出汁に浸す(浸すからお浸しなんです!)

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滋味深い地味飯の会。

滋味深い地味飯の会。

ある日、野菜好きな友達から
『かぼちゃの煮方を教えて!』
ってメッセージがきた。

作りいくー!

玄米も炊こう!

食べたいって人いるし呼ぼう!

ちゃんと料理してイベントに!

ってゆる〜くイベントとしました。

参加者は「食べたい!」って言ってくれた友人や知り合いと、こーゆーの好きそうな人。

料理のメインは、かぼちゃと玄米。
それと季節の野菜達。

素材の味を生かした。
地味

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