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心に響きました

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心に響いた記事を入れさせていただきました。
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記事一覧

「そのままの君でいて…」はきれいごとか。

「そのままの君でいて…」はきれいごとか。

私から見たら、息子はなんでも頑張っている。

空手も
宿題も
縄跳びも
走る事も
ドッチボールも
そろばん教室も
漫画を読む事も
アニメを深く見る事も

小学生はすべて全力。

靴紐が上手く結べない。
服を着る時もエリや袖や裾がなんだかちぐはぐになる。
ご飯はボロボロこぼす。
だけど、とにかく愛おしい。

息子は自信が持てない。

「僕はダメなんだ…」といつも落ち込んでいる。

周りといつも比べて

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原稿の追い込みは、自らホテルでカンヅメになってみた(後編)

原稿の追い込みは、自らホテルでカンヅメになってみた(後編)

ホテルでカンヅメ生活2日目。
朝ドラを見てから、楽しみにしていた朝食ビュッフェへ。
平日ということもあり、それほど混み合っていなかったので、ゆっくり選ぶことができた。

私は健康のために、朝ごはんは基本的に「人参と大根のすりおろし」と「小豆昆布」しか食べない。(もしくはりんごなど)
でも元々は「朝と昼はいくらでも食べられる」と豪語していたくらい大食いなので、こういう自分ルールでの「食べたい物を好き

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実家に帰った時に、独り身で生活のことで思い悩んでる自分に、母親から今は苦しいかもしれないけど、後からでも幸せはやってくるから!と実家に帰ると、いつも言ってくれる。母親の優しさにいつも支えられている。今日は実家を離れる時に、気持ちを込めて母親とハグをして帰ってきた。

いのちの花

いのちの花

  この白い花はアジサイ。友人からもらった切り花を挿し木にしたら幸運にも根っこが生えて翌年には可憐な花が咲きました。この写真はそれから二年後に咲いた花です。今では庭植した株が大きく育ちつつあります。蕾はまだ青く小さいのですが、5月末にはこのように咲いてくれることでしょう。

  アジサイが初めて咲いたのは2021年の5月末。癌の手術入院から帰宅した私を待っていたように蕾がほころび始め、毎日一輪また

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51年でたったこれだけのやさしさ

51年でたったこれだけのやさしさ

月に一度の長女の通院の日。
神経内科クリニック、9時の予約に間に合うよう、駅まで長女と歩く。
もう、何十年こうして通院しているのだろう。
今や、生活の一部となっている、通院と服薬。

毎月のクリニックへの道は、足取りの重い日もあれば、躁転して大声を出している長女を、追いかけている時もある。
ただ、いつも、なにか救いのようなものを求めているような気もしないではない。

それでも、時には、晴れた五月の

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『女子大に散る』 第2話・天使のケア

『女子大に散る』 第2話・天使のケア

「子供みたいなこと言ってんじゃないわよ!」

 午後4時半すぎ、講師控室へと戻るため渡り廊下にさしかかったら、くぐもった怒鳴り声がした。なんだなんだと目を上げるや、

(あっ先生)

 突き当たりに見慣れた顔が覗いた。二年生のHさんだ。

(こんにちは)
(おとといぶり~)

 続けてぽろぽろ覗く。丁寧な会釈のMさん、ひらひら手を振るIさん、そろって実技科目の後らしく白衣姿である。小声なのでひとま

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春の嵐が吹き飛ばしてゆくから、大丈夫きっと。

春の嵐が吹き飛ばしてゆくから、大丈夫きっと。

今年のドイツは春の訪れが本当に早い。

桜が知らないうちに満開を迎えていたのが3月の終わり。去年は5月中旬くらいに咲き誇っていた藤の花が、今もう盛りを過ぎようとしていて少し焦っていた。

子供達を車で学校へ送ったあと、少し寄り道して藤に会いに行くか...
あとで、夕方でもよくない?
でもせっかくの晴天の朝、少しだけやっぱり行こう!

そう決めていつも曲がる所を真っ直ぐに走った。
そこは国道沿いの私

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春に呼ばれて、写真記事

春に呼ばれて、写真記事

昨日の雨は空気を澄んだものにした。
少し涼しい風が吹いている。

自転車日和。

誰も居ない。
心地よい。

紅葉のお花は紅色。

春。

それは駆け出したくなる季節。

それでも、少し、深呼吸して。

さぁ、どこまでいこう?

上空をホバリングしたあと滑空。
そして遠くの電柱へ。
遠すぎてボケボケだけれど、チョウゲンボウだとわかる。

そうそう。近所にいる野良猫か?ってくらい雉雄に会う。

全部

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ユメモ。途中途中、現実のこと処理。でも何故か早く目覚めて、あっ、てなったとこ。Kobayashi muさんと小さな男の子(息子さんと思ったけど、なんか違うかも?)がいて、爪が痛いから病院に行くのだと言う。見せてもらうとどの爪もガジガジしてて、見てる端から割れる。私も同じで病院。

太陽、月、わたし | 皆既日食体験記

太陽、月、わたし | 皆既日食体験記

今も余韻に浸っている。
2024年4月8日、アメリカテキサス州で皆既日食を経験した。

皆既日食は太陽と月が重なり、太陽の光をそれよりもずっと小さな月が完全に覆い隠すわずかな地点だけにもたらされる奇跡の現象。
日食自体も稀な天体現象だが、それが金環食、まして皆既食となるのはさらに稀少な体験となる。

昨年10月の金環日食から約半年、その記憶が新しいうちに皆既日食を体験できたことも感動をより深くした

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「五分五分」から「良くなる」へ変わったことを信じよう

「五分五分」から「良くなる」へ変わったことを信じよう

昨年5月から鍼灸に通っていた。
夫がゴルフで背中を痛めたので「整体院」で検索した時に見つけた鍼灸接骨院だ。家から徒歩7分。いつも行くスーパーの目の前。開業して9年経つらしい。それなのに、検索で見つけるまでそこに鍼灸院があることすら知らなかった。
完全予約制だったので、結局夫は別の整体院へ行ったのだが、私はその鍼灸院が気になって、ホームページをじっくり読んでみた。診療内容や料金などの他に、院長への質

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夢のようなひと時~微熱さんのお花見会~

夢のようなひと時~微熱さんのお花見会~

泊まり先では眠ることができた。
いつも外泊ではほとんど一睡もできないんだけど。

ゆっくり身支度している間に、雨が降りだした。
傘をさして、微熱さんの町を歩く。

微熱さんが開催したお花見会に、長野へ行ってきた。
微熱さんの作品を見て、微熱さんのつくったお弁当を食べられる、個展とビストロを兼ねたお花見オフ会。

開催場所の公園を見つけて、坂を下っていくと、屋根のあるベンチの下でテキパキ準備する微熱

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春の歌

春の歌

子どもが、小学校高学年だったある日、帰宅してからポツリと呟いた。
「学級委員を押し付けられた。やりたくないと言っても、聞いてもらえなかった」

子どもは、クラスの中では体格が小さい方で、どちらかといえば運動が苦手だったから、同級生から何かとからかわれることが多かった。
だから私はその時、学級委員を務めるという経験が、少しでも子どもの自信につながるんじゃないか、と淡い期待を抱いたのだ。

「人の役に

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学校に行かないという選択。「自発的な学びとはどこから始まるのか。」

学校に行かないという選択。「自発的な学びとはどこから始まるのか。」

2月の終わりに長男の中学の定例面談があった。

学校に通わない選択をしている長男もこの春には中学3年生となる。所謂、不登校の子どもたちが進級するにあたり、もし望むのであれば、再度同じ学年で学ぶという選択もあるのだそうだ。私が中学生の頃には、そのような制度というか選択肢はなかったので、なるほど、そんなものがあるのか、本人さえ望むのであれば、そういった時間を過ごすものアリなのかもしれないな、と思う。

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