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本の棚 #ビジネスコーナー

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ビジネスを通して人間は形成される。そういっても過言はないかもしれません。本の棚のなかでもかなりのボリュームを占めるビジネスコーナーは古典的なもの〜最新の情報まで幅広く並べていきま…
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#経営者

本の棚 #241 『人材育成・人事の教科書』

ついにこの領域に関わるときがきた。

ついに、というのはどこかで

深層心理の何処かで

そうなるかもしれないなと感じていたから。

このチャレンジは短期間で終わるものではない。

人生をかけての挑戦になるだろう。

「才能の原石ども…」

ある漫画のワンフレーズに

ぼくは深く共感している。

−−−−−−−−−−−−−−−−

「あなたの会社の社員は個々の才能を何%発揮していますか?」

と問

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本の棚 #154 『負けてたまるか!リーダーのための仕事論』

本の棚 #154 『負けてたまるか!リーダーのための仕事論』

前著『若者のための仕事論』を

入社当時から何度も読み返した。

まずはアリ、そしてトンボ、最後はヒト。

そんな働き方をしなさい、という

丹羽さんの仕事論。

サラリーマン(商社マン)としての

リアルな体験談をまじえながら

偉い人なのに全然偉そうじゃない。

そんな文章に、また惹かれる。

−−−−−−−−−−−−−−

リーダーとなる、つまり部下ができたら

気をつけなはれ。

上司が部

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本の棚 #126『ビジョナリーカンパニー①』

本の棚 #126『ビジョナリーカンパニー①』

『ビジョナリーカンパニー』
時代を超える生存の原則
ジェームズ・C・コリンズ
ジェリー・I・ポラス

『7つの習慣』に引き続き

「これは読んどいて損はないランキング」

があるとしたら上位にランクインする。

特に起業家、経営者、コンサルタントなど

組織を扱う人々にとっては

もはやバイブル的な存在だろう。

しかしあなどってはいけない。

この著書は、ただのサラリーマンが読んでも

多くの学

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店長あるあるなあなあ日記〜人のせいにしない〜

店長あるあるなあなあ日記〜人のせいにしない〜

「人のせいにしない」とは

他人のせいにしないそして

自分という人のせいにもしないえっ、自分のせいじゃないの?

一般的には「他責にするな、自責で考えろ」

ただ自分のせいというのは、なかなか受け入れられない人も多いのではないか。もちろん、素直にそれができる人はそれでいいと思う。今すぐ違う記事を読むことをおすすめする。

とはいえ、責められると守りたくなったり、逆上したり、嘘をついたり、あまり良

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店長あるあるなあなあ日記〜向き合うべき相手は?〜

店長あるあるなあなあ日記〜向き合うべき相手は?〜

世の中の「店長」と呼ばれる人たちに向けて何か発信できることがないか…社内研修では学ぶことができないもっと身近で日常的なこと、いわゆる「あるある」について自身の経験談や、指導している店長を通して感じることなど、役に立つかどうかはわからないが綴っていこうとふと考えた。

ちなみにタイトルは三浦しをんさんの『神去なあなあ日常』から頂戴しており、「なあなあ」は方言で、「ゆっくり行こう」「まあ落ち着け」とい

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「どうしま症候群」の目的

「どうしま症候群」の目的

「店長、こんなことが起きています…どうしましょう?」

部下からの報告がある。

それに対して店長は答える。

「その場合は、こうやって対応をしましょう。」

具体的に対応を伝える、それを聞いて部下は

「わかりました。ありがとうございます。」

何気ないやりとりだけど…

それがぼくには「もったいない時間」に感じた。

たぶんこのコミュニケーションを繰り返しても

店長、部下ともに成長することは

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本の棚 #82 『7つの習慣ー第7の習慣 刃を研ぐー』

本の棚 #82 『7つの習慣ー第7の習慣 刃を研ぐー』

『7つの習慣ー第7の習慣 刃を研ぐー』
スティーブン・コヴィー

長かった『7つの習慣』の再読の旅も

終着駅が見えてきた。

さらさらっと読んでいく読書とは違って

「学びを深める」といった意味合いが強いように感じる。

「進化と深化」前に進むことも大切だけど

深く掘っていくことも同じように大切で

海においては平面上は大体全部わかっているだろうけど

深さ=深海の世界についてはまだまだ謎だら

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本の棚 #80 『7つの習慣ー第5の習慣 まず理解に徹し、そして理解されるー』

本の棚 #80 『7つの習慣ー第5の習慣 まず理解に徹し、そして理解されるー』

『7つの習慣ー第5の習慣 まず理解に徹し、そして理解されるー』
スティーブン・コヴィー

自分のことを理解してくれない、と人は嘆く。

多くはその順番を間違えているに過ぎない。

まず理解してから、理解される。

「いやいや、私はあの人の話はこれでもかってくらい聞いてますよ、毎週面談しているくらいです」

果たしてそれが相手への理解に繋がっているのか。

たいていのうまくいっていない人間関係におい

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本の棚 #79 『ワークマン式「しない経営」』

本の棚 #79 『ワークマン式「しない経営」』

『ワークマン式「しない経営」』
土屋哲雄(専務取締役)

仕事で成果をあげ続ける人がやっている行動

「やらないことを決める」

個人の集合体である組織、企業においても

同じようなことが言えるということか。

作業服というニッチな市場のなかで

圧倒的な認知と信頼を得ている企業。

加盟店を含めた国内店舗数は昨年段階でユニクロを

超えたそうだ…知らなかった。

近年の小売業において数少ない

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本の棚 #78 『7つの習慣ー第4の習慣 WIN-WINを考えるー』

本の棚 #78 『7つの習慣ー第4の習慣 WIN-WINを考えるー』

『7つの習慣ーWIN-WINを考えるー』
スティーブン・コヴィー

ここまでの第1~3の習慣を身につけることで

「私的成功」をおさめ、本当の意味で「自立」への道を切り拓いていく。

これらの土台の上にしか「相互依存」は成り立たない。

もう一段上の次元にある「公的成功」をおさめる人たちがもつパラダイムについて触れる。

正直に言うと、最初の3つの習慣さえ

身につければそれである程度幸せになれる

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本の棚 #77 『7つの習慣 ー第3の習慣  最優先事項を優先するー』

本の棚 #77 『7つの習慣 ー第3の習慣 最優先事項を優先するー』

『7つの習慣 ー第3の習慣 最優先事項を優先するー』
スティーブン・コヴィー

思えばこのnote更新もすっかり習慣化された。

アウトプットを意識したインプット活動によって

今までの読書から1%くらいの変化はある気がする。

そしてこの「1%」の継続は投資で言うところの

単利ではなく複利的に跳ね返ってくる

そう思っている、いや、そうなるように動く。

「主体的である」→「終わりを思い描く

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本の棚 #76 『7つの習慣 ー第2の習慣  終わりを思い描くことから始めるー』

本の棚 #76 『7つの習慣 ー第2の習慣 終わりを思い描くことから始めるー』

『7つの習慣 第2の習慣ー終わりを思い描くことから始めるー』
スティーブン・コヴィー

ぼくたちは習慣の生き物だ。

これまでやってきたこと、毎日していることが

明日の自分、明後日の自分、

さらに将来の自分をつくっていく。

第一の習慣「主体的である」が示すところは

「あなたの人生の創造主はあなた自身だ」

ということで、あなたの人生を支配できる人は

どこにも存在しない。

「あの人のせい

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本の棚 #75 『7つの習慣ー第1の習慣 主体的であるー』

本の棚 #75 『7つの習慣ー第1の習慣 主体的であるー』

『7つの習慣ー第1の習慣 主体的であるー』
スティーブン・コヴィー

この時期になると新入社員に

「何かおすすめの本はないですか?」

と聞かれることが多くなる。

「ない、以上」

これが、ぼくのこたえだ。
※本当にこの文字どおり、抑揚もなく伝える

「ここにある本はなんでも持って帰っていい」

ここというのはぼくがお店のバックヤードに

勝手に設置している本棚のことで、

実際に自分が読んで

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本の棚 #74『マネジメント−基本と原則−②』

本の棚 #74『マネジメント−基本と原則−②』

『マネジメント−基本と原則−②』
ピーター・ドラッカー

先日の続きだ。

組織の目的は、凡人をして非凡なことを行わせることにある

まれな存在である天才をあてにしないこと。

部下の能力不足を嘆くことに時間を使うのではなく

凡人集団であろうと成果を最大化させる

そんな「仕組み」を生み出し、実践することに

集中しなければならない。

それだけが正しく、また常に正しいという唯一絶対の組織構造が

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