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本の棚 #ビジネスコーナー

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ビジネスを通して人間は形成される。そういっても過言はないかもしれません。本の棚のなかでもかなりのボリュームを占めるビジネスコーナーは古典的なもの〜最新の情報まで幅広く並べていきま…
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#経営

本の棚 #257 『人望とは何か?』

本の棚 #257 『人望とは何か?』

人望とは?

〇〇とは?と問われると

意外と答えに困ることに気づく。

普段使っている言葉ですらそうだ。

言葉は便利だけど、いつだって曖昧で

そのわりにパワーをもっている。

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人望がある人ってどんな人?と聞かれると…

「誰からも好かれる人、嫌われない人」

みたいに答えてしまいそう。

そこで大切なのが組織の価値観であり

価値観を明確に行動として落とし

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本の棚 #256 『世界は経営でできている』

本の棚 #256 『世界は経営でできている』

この世界をどんなフィルターを通して見ているか。

そこに唯一の正しいものなんてないんだけど…

どんなフィルターなのかを認識することは大切だろう。

本屋さんで初めて見た本だったけど

最初の数ページを読んだだけで筆者の文体に

惹きつけられる。

令和冷笑体エッセイ、と書かれているそのものだ。

貧乏、家庭、恋愛、勉強、就活などは

すべて経営でできているという本書に

多くの読者が共感するなに

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本の棚 #254 『人を選ぶ技術』

本の棚 #254 『人を選ぶ技術』

採用活動においては

選ぶ側でもあり、選ばれる側でもあるが

選ぶ技術についてのプロとして

どんな思考をもって取り組んでいくのか。

表面上のテクニックではなく

人を見るときに、どんな構造なのか

こちらの頭の中をアップデートしない限り

いつまでもミスマッチが続くように感じる。

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上になるほど変わりやすく

下になるほど変わりにくい。

上になるほど確認

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本の棚 #227 『とにかく仕組み化〜人の上に立ち続けるための思考法〜』

本の棚 #227 『とにかく仕組み化〜人の上に立ち続けるための思考法〜』

「あなたがいないと困る」
この言葉は麻薬だ

こんなスタートから綴られる一冊。

その瞬間は感動し、涙するかもしれない。

しかし時間が経つにつれて

「ほんとうにそうなんだろうか」

という思いがまた生まれてきて

同じことを言ってもらえると安心し

言ってもらえないと組織を去っていく。

そんなつもりで言っていないことが

そんな麻薬的な症状を生んでしまう。

よい組織をつくっていくための指南

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本の棚 #195 『リーダーシップの旅』ー見えないものを見るー

本の棚 #195 『リーダーシップの旅』ー見えないものを見るー

誰もが自分の人生においては

リーダーと言えるのではないだろうか?

これほど「刺さった!」と感じたのは

小学生の時に大好きな魚の煮付けを

欲張ってがっついたときに

まぁまぁ大きめの骨がのどの奥のほうに

サクッと刺さったとき以来…

白ごはんを丸のみしたら骨がとれるという

何の根拠もない、いやむしろ

もっと深く刺さるんじゃないか

という疑問さえ生まれてくるような父親の声に

それまで

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本の棚 #184 『アマゾンの最強の働き方』

本の棚 #184 『アマゾンの最強の働き方』

2022年3月1日、異動が決まった。

なかなか衝撃的なものだった。

なんとEC事業に携わることになったのだ。

おもえばこれまでは店舗での販売を経験し

既存店の店長、新店舗の店長、

そして店長兼SVとして他の店舗も見ながら

気づけば10年が経過し

そこからFC事業部に異動する。

ここまでは店舗の運営、マネジメントを

経験してきたと言える。

場所も大阪、札幌、横浜、さいたま、福岡、

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本の棚 #169 『敬天愛人』

本の棚 #169 『敬天愛人』

つい最近初めて耳にしたことば。

『敬天愛人』

天(道理)を敬い、守り

仁の心をもって人を愛するという精神。

言うは易く行うは難し。

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うつろいやすく不確かなものも人の心なら、ひとたび互いが信じ合い通じ合えば、限りなく強固で信頼に足るもの、それも人の心なのである。

人の心の不確実性はネガティブなもの。

そんなふうに捉えるとそこで終わる。

じゃあ機械にやっ

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本の棚 #158 『自責社員と他責社員』

本の棚 #158 『自責社員と他責社員』

「人のせいにするな」

「環境のせいにするな」

はい、ごもっともです。

何度も言われ続けてきている「自責」という

考え方だが、時としてどうしても

「他責」の念が押し寄せてくるのも事実。

ここで、あらためて客観的に

ビジネスにおける「自責と他責」について

学んでみようと思う。

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人と会社の成長を邪魔する5つの阻害要因
①認知の欠如
②行動の欠如
③知識の

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本の棚 #148 『小休止のすすめ』

本の棚 #148 『小休止のすすめ』

先日「押さえどころと抜きどころ」について

書いたけど、抜きどころ=小休止といって

差し支えないかもしれない。

ずっと全力疾走はできない

ずっと山を登り続けることはできない

ずっと潜り続けることもできない

ひと息ついていいじゃないか。

でも、どんな休み方がいいのだろう。

ただ体力を回復させるために寝るだけが

ここでいう「小休止」ではない。

ヒロミさん、藤田さん流の小休止のとりかた

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本の棚 #125 『すいません、ほぼ日の経営』

本の棚 #125 『すいません、ほぼ日の経営』

『すいません、ほぼ日の経営』
聞き手:川島蓉子
語り手:糸井重里

もともとフリーのコピーライターであった

糸井重里さんは

実はほとんど組織に身を置いたことがない。

それでも「株式会社ほぼ日」を上場させ

100人以上の社員を率いる。

ほぼ日の経営の姿とは?

新しい会社の「在り方」に近づける

そんな感覚の一冊。

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たぶん人は、「映画を見たい」というよりも

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店長あるあるなあなあ日記〜次の店長に渡すバトンは〜

店長あるあるなあなあ日記〜次の店長に渡すバトンは〜

同じ店舗の店長を一生続けるわけではない。

いつかやってくる「そのとき」

他の店舗へ異動するとき

新規出店で異動するとき

昇格、降格のとき

退職、転職するとき

オーナー店長なら後継者が見つかったとき

この他にもいろんなパターンがあるだろう。

次の店長へのバトンは?

そんなことを考えたことがある。

優秀な販売スタッフを育てて残すこと?

きれいで整ったお店や商品?

顧客様との良好

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本の棚 #123 『社員が惚れる会社のつくり方』

本の棚 #123 『社員が惚れる会社のつくり方』

『社員が惚れる会社のつくり方』
〜エンゲージメント経営のすすめ〜
舞田竜宣

会社に「惚れる」

そんな経験はあるだろうか?

あるとしたらそれは素晴らしい出会いだ。

でも、惚れるってどういうことだ。

依存したり、ぶらさがるわけではないだろう。

タイトル的には、惚れたほうが

経営者としても、働く側としても

幸せを感じられるようなニュアンス。

「エンゲージメント」とは耳に

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本の棚 #114 『スノーピーク「好きなことだけ!」を仕事にする経営』

本の棚 #114 『スノーピーク「好きなことだけ!」を仕事にする経営』

『スノーピーク「好きなことだけ!」を仕事にする経営』
山井太

先日の「屋久島の旅」のなかで

ふと芽生えた感覚がある。

「子どもたちにも体験させたい」

ぼく自身はかなりの田舎出身だから

海にいったり、川で遊んだり

山にきのこやいちごを採りに行くのは

ある意味「日常」であった。

でも今住んでいる横浜では

そこまで自然と関わることが少ない。

自分が楽し

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本の棚 #103 『販売魔女と死の眼鏡』

本の棚 #103 『販売魔女と死の眼鏡』

『販売魔女と死の眼鏡』
竹内謙礼

「お客様の心の声が読める眼鏡」は

どうやら魔女の世界でつくられた代物らしく

経営不振の鞄屋さんの店主のもとに

突如現れた。
(炒めていた焼きそばの中に突然…)

魔女から丁寧にその眼鏡の能力の説明を受けた店主は

「これがあったら百人力やん」

とばかりに魔女に返却するどころか

接客で使いまくる始末…

お客様の心の声が聞こえることで

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