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本の棚 #158 『自責社員と他責社員』

「人のせいにするな」

「環境のせいにするな」

はい、ごもっともです。

何度も言われ続けてきている「自責」という

考え方だが、時としてどうしても

「他責」の念が押し寄せてくるのも事実。

ここで、あらためて客観的に

ビジネスにおける「自責と他責」について

学んでみようと思う。

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人と会社の成長を邪魔する5つの阻害要因
①認知の欠如
②行動の欠如
③知識の欠如
④仕組みの欠如
⑤あきらめの支配

欠如、欠如、欠如、欠如、支配…

支配?!

「どうせ変わらない」

「自分は変わるつもりはない」

あきらめの支配とは、言い得て妙。

それは心、行動を蝕んでいき

他の4つの欠如を負のスパイラルに陥れる。

どんなに長い歴史があろうとも

「いつだって、これからだ」


多くの会社は、その持っている経営資源を50%くらいしか有効に活用できていません。

ここでいう資源とは「ヒト・モノ・カネ」

そのうち特にヒトに関しては

モノカネと違い、変化、成長するという

特徴をもっていることを忘れてはならない。

しかし成長を促すためには

ぬるま湯につけていてはだめで

ストレッチ目標を与えることが大事だ。

限界ギリギリまで、という張り詰めた状態は

長くは続かない(身体も精神も)

けれどもギリギリの感覚を経験させることは

やっぱり必要だと考えている。

ドラゴンボールの悟空のように

瀕死状態から仙豆で回復したら

劇的に能力あがっちゃう現象まではいかずとも

自分の能力をあげるためには

苦しく、つらい、負荷がかかった状態は

貴重なんだと思っている。

多くの人にとってはそれは自分自身で

コントロールすることは難しく

ストイックと呼ばれる人のように

自分に厳しくあり続けるのはレベルが高い。

会社という仕組みのなかであれば

ストレッチ目標をかかげて

ギリギリ感を体感して、

うまくいったか、いかなかったかに関わらず

成長するチャンスが与えられる。

会社としては、手の届く簡単な目標、

ハイパーボールでコラッタlevel3を

ゲットせよ、みたいな目標ではなく

ストレッチした目標を与えて

社員の成長に注力することが

長く伸び続けるための一つの手段なのだ。


ビジネスにおいて、あるべき姿(目標)と現状(実績)とのギャップが、解決されるべき「問題」です。

問題という言葉は

社員同士の会話でよく出てくるワードだ。

ランキング上位に入ることは間違いない。

それほどに人は問題が好きだったりする。

しかしビジネスにおける解決されるべき問題について

正しく理解しておかないと

問題ではないことも問題のように

捉えられてしまい、限りのある資源を

そんなに効果のない部分に投資してしまい

本来解決されるべき問題がほったらかし

もしくは解決速度が遅くなったりする。

あるべき姿が明確であることが

問題でない問題を生み出さない

一つの解ではないかと

著書から学ぶことができた。

あるべき姿を思い描き、それを伝えて

現場、現物、現実と照らし合わせる。

これを正しく行うことを

決して怠ってはならない。

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