- 運営しているクリエイター
#野菜
都市生活における「自炊」【八百屋から見た“食”no.7】
私は(特に都市部において)
【自炊=時間と労力のぜいたく】と捉えています。
巣ごもり生活で自宅調理は一時的に増えました。
それでも大きな流れとしては、自炊しない生活に向かいます。
人口動態の変化(人口減と高齢化)、前後5年の暮らしぶりを想像するに自宅調理は1世帯平均1日1食(週3-5食)がイイトコでしょう。
そんな2022年以降の生活環境下でも
自炊前提の八百屋/食材屋ができるアプローチとはな
画面の中に「解」はない【八百屋から見た“食”no.9】
動画・雑誌記事・ワイドショー・健康番組。
すべて“話半分”、もしくは“すべてエンタメ”と思って接してください。
特に動画配信関連。
注目を浴びたいがために『キケン』だ『危機』だと大層な見出しを付ける。過激な物言いをする。皆、フォロワーを増やし、動画再生回数を上げて収入にしたい。要は胴元が囲い込みと換金に必死なだけです。
前回投稿でいうところの
“コダワリが強い・多い”人ほど、囲い込みに弱いです
買い物と多様性【八百屋から見た“食”no.1】
いつからか出てきた多様性というワード。
「多様性こそ大切」と言われてしばらく経ついっぽう、
興味の細分化(分散)と情報化社会が相まって
【共通認識(基礎知識≒一般常識)の低下】を招いている
「多様性は大切」と朧気には皆思いつつ「分断」が進んでいて、
極論の両岸から主張し合っている・相容れない状況が進んでいるように思えるのです。
日本史・戦国史・幕末に詳しい・詳しくない
海外居住・現地事情・外交に
誰かが支える生活・誰かが支える食【八百屋から見た“食”no.2】
こんにちは。コロナ渦2年が過ぎました。
毎日事細かに発表される数字に怯える、ではなく
国/自治体/各施設/店舗の対応の正しさを議論する、でもなく
他者&環境のセイにしない「行動判断をご自身で決める」大切さを以下書きます。
***
街がざわついています。新たなウイルスが発見されては拡散と縮小をくり返す現在。毎日のように1日あたり感染者数が更新され、スマートフォンのポップアップや速報で流れます。
■
店を続けたいなら値上げしよう【八百屋から見た“食” no.5】
先々続けたい店は値上げする。このシンプルな事実。
「食」関連の値上げ(だけ)は残念に感じる人が多いのはなぜでしょうか。
■原料価格の視点から
農産物価格は豊作不作で変動しますが、近年は国内外とも天候不順による不作が目立ちます。とくに土地利用型の穀物・根菜・果樹に多く、高騰が長引いています。豊作不作に関係なく“物流費・動力費”も上昇。機械を動かすガソリン・ボイラーを焚く重油・宅配便等々、実感する場
続けるが吉〜2023年の抱負〜【八百屋から見た“食”no.19】
2023年も、おいしく普遍的な独自路線で営業します。
◇作り手の美味しさを損ねない
◇本当に欲しい人に買ってもらう
◇本当に欲しい人に買い続けてもらう
◇物価(値上げ)を気にしない
◇農法(オーガニック)も気にしない
◇栽培方法に貴賎なし。優劣なし。それぞれの良さを伝える
◇薬効(〇〇を治す)目的の野菜摂取は無用
◇素材に正直に作ったモノの良さを伝え続ける
◇いつまでも満足にモノが揃うと思わせな
生鮮売場は必需ではなくなった【八百屋から見た“食”no.37】
近年、都内スーパーでは、リニューアルのたびに惣菜売場&冷凍食品売場が拡張し生鮮売場(とくに青果と鮮魚)は縮小しています。買い物される皆さんは実感あるのではないでしょうか。生鮮の売場面積が小さくなったため、選ぶ楽しみも選択肢もどんどん減っています。
すでに“料理する前提”で生鮮品が売場に並ぶ時代は過ぎました。常備ではなく、使うか使わないか/気に入った商品か否か/料理するかしないか、世帯ごとに判断が
ヒト&胃袋の縮減と無関心の大波。〜2024年の抱負〜【八百屋から見た“食”no.40】
2024年も美味しい普段遣いを念頭に仕事します。
いつのまにかフォロワー100名超えてました。ありがとうございます。
2023年の抱負は継続しつつ、2024年になった今思うことを列記します。
◇経営の最適化(≒個人労働/行動範囲の最適化)
◇(働く)ヒトがいなくなる中の運営
◇食資源が減りづづける中の運営
◇〃→それでも野菜&コメは余っちゃう問題
◇労働のスコア化(単価&軽作業化)
◇食事のス
個人商店は特定のお客さんに喜んでもらう仕事。全員に認められなくてもいい【八百屋から見た“食”no.41】
昨年より闘ってまで言いたいことが減っています。
ある種の承認欲求が落ち着いたのかもしれないし、自分の出力(≒マンパワー)が落ち気味なのかも。あるいはヨノナカの全員に受け入れられはしないという諦観なのかもしれません。
「こんなことやってます」アピールよりも、日々のサービスレベルを落とさずそつなく終え、店を利用してくださる方々に応えたいという意識が強くなっています。個人商店にとっては(全員でなく)フ