結う

1984年生まれ、母子家庭育ち、2015年結婚、2016年出産、夫と娘の3人暮らし…

結う

1984年生まれ、母子家庭育ち、2015年結婚、2016年出産、夫と娘の3人暮らし…

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記事一覧

片親で育ち成人した後、思うこと

子どもは、2人いないと出来ない。 離婚は、子どもにとっては「足りない」を常に感じさせる。 私は、子どもが出来たら離婚しないと決めてた。 今の夫は別れる理由が見つ…

結う
2年前
15

よその子を無料で預かるのは出来ない

高学年の小学生のお子さんがいる、会社の先輩ママMさんの話を聞いて感じたこと。 Mさんのお子さんが保育園児の時、同じ保育園に通うご近所のママTさんがいた。Tさんは第二…

結う
3年前
6

あなたが思うより順調です

私は個人名を晒すSNSはしてない。 他人の幸せに興味がないし、知りたくないから。 昨年第二子を出産したBは、SNSが大好き。 幸せアピールのためにSNSを色々とやってるみ…

結う
3年前
4

子どものことばかりの自分がいやになる

自分のnoteを見返すと、子どものことばかり。 スマホの写真やカレンダーも子どもばかり。 子どものこと以外、ネタがないみたい。日々、子どもを安全に生活させるために必…

結う
3年前
15

惨めな子ども時代を経て親になった私は、我が子が羨ましい

今年になってからは、笑って過ごす日々が多い。 家庭も仕事も穏やかに回っている。娘もめちゃくちゃ元気! そんな時、ふと、我が子の娘が羨ましく思う。 私は子ども時代…

結う
3年前
11

年賀状とお土産はいらない

今年は喪中なので、こないと思うけど。親しくない人にはお知らせしてないので来るかな? 年賀状を欲しくないので、元旦に着くようになんか書かない。丁寧な年賀状をくれた…

結う
3年前
8

母子家庭育ちのわたしのこと1

私は物心ついた時から母と二人暮らしだった。 私の母は、九州出身の4人兄姉の末っ子。14歳の時に洪水で母親(私の祖母)を亡くした。中学卒業後に知り合いを頼りに上京して…

結う
3年前
13

もう誰かと繋がるのは億劫

結婚してから、積極的に自分から連絡先を聞かなくなった。 週末に家族以外と過ごしたいとも、あまり思わない。他人に関心を持てない。 夫さえいてくれれば、満たされてい…

結う
3年前
5

おしつけあい

寝顔を見ると、ほっとする。 子どものお世話が始まったときから知った、この安堵。 寝てくれると、可愛い。 そして、お世話から離れられるから、ほっとする。 昼間は、…

結う
3年前
7

創価学会だった母の顛末

私の母は今年5月に癌で亡くなった。 物心ついたときから、母と2人だけの家には小さな仏壇があった。 毎朝、母は数珠を手にして、ごにょごにょと何か言って拝んでいた。 …

結う
3年前
17

アレクサ…

Amazonの、話しかけて、ネット検索したり、タイマーしたりする家電。そう、このイラストのように娘がときどき話しかけてる。 昨年、システムエンジニアの夫が導入。 夫は…

結う
3年前
4

距離を置きたい友人

ソーシャルディスタンス コロナのおかげで、当たり前になってよかった。 会いたくない人、気が向かないお誘いから、離れるとき理由にできる。 そんな、いま会いたくない…

結う
3年前
24

お金あげるから子育てしてと言われても、断って、自分が働いて保育園に預けたい

母と子の素敵な絵なのに、こんなこと書いてごめんなさい。 産後4ヶ月頃、髪を切りたくて、いつもなら美容院へ行くのに、遠慮して自宅から徒歩15分で行ける1000円カットへ…

結う
3年前
55

今日は苛立ちせず過ごせた

娘を怒ったり、苛立ちを当てつけたり この4年弱で何回したのだろう… 初めて娘に苛立ちをぶつけたのは、生後10日頃。夫が出勤して、洗濯物を干すために抱っこしていた娘…

結う
3年前
7

大きくなったら何になるの

9月に娘が誕生日を迎え、 「大きくなったらエルサになる!」と言っていた。 将来を、夢を語れるようになったかぁと感慨深かった。 10月は夫が37回目の誕生日で、娘が盛…

結う
3年前
7

夜の虹

娘はとてもとても可愛い。 毎日愛してる。 でも時々苛立つこともある。 最近、娘は虹をよく見つける。 私は仕事終わりに娘を保育園までお迎え。 自転車で家路を急ぐ中…

結う
3年前
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片親で育ち成人した後、思うこと

片親で育ち成人した後、思うこと

子どもは、2人いないと出来ない。

離婚は、子どもにとっては「足りない」を常に感じさせる。

私は、子どもが出来たら離婚しないと決めてた。

今の夫は別れる理由が見つからない。ずっと一緒にいたい。だから、子どもを作った。

子どもがいる夫婦が別れを選択するとき、子どもがどんな気持ちになるのか想像してほしい。

ここ数ヶ月、シングルで子ども2人を育てている母親のブログを読んでいる。とても勉強熱心な

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よその子を無料で預かるのは出来ない

よその子を無料で預かるのは出来ない

高学年の小学生のお子さんがいる、会社の先輩ママMさんの話を聞いて感じたこと。

Mさんのお子さんが保育園児の時、同じ保育園に通うご近所のママTさんがいた。Tさんは第二子妊娠中で体調不良の時は、MさんがTさんの子どもを保育園へ迎えに行き、預かって夕飯まで食べさせた話を聞いて、驚いた。

Mさんには子ども2人がいるので、Tさんの子どもを合わせると、子ども合計3人!!!

Mさんは、ご主人がブラック企業

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あなたが思うより順調です

あなたが思うより順調です

私は個人名を晒すSNSはしてない。

他人の幸せに興味がないし、知りたくないから。

昨年第二子を出産したBは、SNSが大好き。

幸せアピールのためにSNSを色々とやってるみたい。そんなBから久しぶりに平日の13時過ぎにラインが来た。無論、私は仕事だったので、夕方、子どものお迎え前、30分の買い物中に片手間で返信した。

Bは、4月から第二子が保育園に入園したが、翌日に子が発熱して休みがち。来週

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子どものことばかりの自分がいやになる

子どものことばかりの自分がいやになる

自分のnoteを見返すと、子どものことばかり。

スマホの写真やカレンダーも子どもばかり。

子どものこと以外、ネタがないみたい。日々、子どもを安全に生活させるために必死。根底には、子どもを守りたい、それだけ。今の私は、子どもを中心に生きてるのかな。

noteを始めたきっかけは、子どもがいなかった頃の自分のように、自分と向き合いたかったから。noteには自分のことを書きたかった。

書いてみると

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惨めな子ども時代を経て親になった私は、我が子が羨ましい

惨めな子ども時代を経て親になった私は、我が子が羨ましい

今年になってからは、笑って過ごす日々が多い。

家庭も仕事も穏やかに回っている。娘もめちゃくちゃ元気!

そんな時、ふと、我が子の娘が羨ましく思う。

私は子ども時代、あんまり恵まれてなかったと思う。常に惨め、劣等感を感じていた。両親揃って暮らしている家庭の友人が、羨ましかった。父親という単語を躊躇わず会話で使用している友人が、羨ましかった。

もちろん両親揃っているから幸せとは限らないけれど、表

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年賀状とお土産はいらない

年賀状とお土産はいらない

今年は喪中なので、こないと思うけど。親しくない人にはお知らせしてないので来るかな?

年賀状を欲しくないので、元旦に着くようになんか書かない。丁寧な年賀状をくれた人には、返すけど。子どもの写真だけ、どんと印刷されてコメントもない年賀状には返さない。

そのきっかけは、就職と同時に、物でいっぱいの実家を出たこと。1Rの一人暮らしの部屋には極力物を置きたくなく、必要最低限の物で暮らしていた。そしたら、

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母子家庭育ちのわたしのこと1

母子家庭育ちのわたしのこと1

私は物心ついた時から母と二人暮らしだった。

私の母は、九州出身の4人兄姉の末っ子。14歳の時に洪水で母親(私の祖母)を亡くした。中学卒業後に知り合いを頼りに上京して、いくつかの職を転々とした。

私が4歳の時から市営の団地に母娘で住んでいた。当時、母は、建設系大企業で派遣の事務員をしていた。勉強嫌いの母は、車の免許を取り損ねて、唯一取れた原付を普段の足にしていた。子どもの頃、母が運転する原付によ

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もう誰かと繋がるのは億劫

もう誰かと繋がるのは億劫

結婚してから、積極的に自分から連絡先を聞かなくなった。

週末に家族以外と過ごしたいとも、あまり思わない。他人に関心を持てない。

夫さえいてくれれば、満たされている。

そこに娘も加わり、もう充分。

私の人生、お腹いっぱい。

平日は仕事の傍ら、家庭を回して日が終わる。

週末は、家族の洗濯と掃除と買い出しを夫と分担して、食事を楽しむ。

独身の時は、金曜の夜から週末を誰とどう過ごすか、とても

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おしつけあい

おしつけあい

寝顔を見ると、ほっとする。

子どものお世話が始まったときから知った、この安堵。

寝てくれると、可愛い。

そして、お世話から離れられるから、ほっとする。

昼間は、保育園に押し付けて。

夜は夫婦で、娘の世話を押し付け合ってる。夫が在宅勤務になってからは、私が夫を頼ってしまいがち。

今週は、娘の体調不良で、みんな疲れてた。

そして今日の夜、娘の世話を押し付け合ってたら、寝かしつけが遅くなり

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創価学会だった母の顛末

創価学会だった母の顛末

私の母は今年5月に癌で亡くなった。

物心ついたときから、母と2人だけの家には小さな仏壇があった。

毎朝、母は数珠を手にして、ごにょごにょと何か言って拝んでいた。

そして時折、夜に座談会という、おばさんや子どもの集まりに連れていかれた。若い女の人がわざわざ家にきて、私や母の様子を見にくることもあった。よく分からなかったが、みんな親切で、少々お節介な人たちの印象がある。

小学生のとき、クラスの

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アレクサ…

アレクサ…

Amazonの、話しかけて、ネット検索したり、タイマーしたりする家電。そう、このイラストのように娘がときどき話しかけてる。

昨年、システムエンジニアの夫が導入。

夫は、時々凡ミスをする。

Amazonで発注。平日夜の荷物の受け取りは、コンビニ受け取りを利用することが多い我が家。夫が仕事帰りに、近所のローソンで受け取りしようとしたら、なんと!自転車で30分かかるローソンに指定していた。どーして

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距離を置きたい友人

距離を置きたい友人

ソーシャルディスタンス

コロナのおかげで、当たり前になってよかった。

会いたくない人、気が向かないお誘いから、離れるとき理由にできる。

そんな、いま会いたくない友人がいる。

高校の時に出逢ったAは、スレンダーな美人だ。

母子家庭育ちの私から見ると、父親が大企業に勤めて、センスよい物を身につけるAは、羨ましいことばかりだった。

家庭環境の良さを見せつけることもなく、性格も朗らかで優しく、

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お金あげるから子育てしてと言われても、断って、自分が働いて保育園に預けたい

お金あげるから子育てしてと言われても、断って、自分が働いて保育園に預けたい

母と子の素敵な絵なのに、こんなこと書いてごめんなさい。

産後4ヶ月頃、髪を切りたくて、いつもなら美容院へ行くのに、遠慮して自宅から徒歩15分で行ける1000円カットへ。

これが、子どもと初めて離れて、一人で外出したとき。

心と肩が身軽な自分にそわそわした。体は生憎、毎日の授乳と産後の骨盤がガタガタで不具合中だった。でも、子どもを抱いていなくてよい腕と肩は手持ち無沙汰になった。

出産のたった

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今日は苛立ちせず過ごせた

今日は苛立ちせず過ごせた

娘を怒ったり、苛立ちを当てつけたり

この4年弱で何回したのだろう…

初めて娘に苛立ちをぶつけたのは、生後10日頃。夫が出勤して、洗濯物を干すために抱っこしていた娘を布団に下ろした。娘、ぎゃん泣き。

寝不足の頭に、娘の日に日に大きくなる泣き声。

まだ寝返りも打てず仰向けで泣き続ける娘に覆いかぶさるように、「うるさい」と怒鳴った。

スッキリした

でもほんの数秒後に、最低な気持ちが漂う。

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大きくなったら何になるの

大きくなったら何になるの

9月に娘が誕生日を迎え、

「大きくなったらエルサになる!」と言っていた。

将来を、夢を語れるようになったかぁと感慨深かった。

10月は夫が37回目の誕生日で、娘が盛大にハッピーバースデートゥーユーを歌ってくれた。

そして、娘が夫に向かって

「大きくなったら何になるの?」と質問した。

夫も私も少しの間、何も答えられなかった。

夫と顔を見合わせて、苦笑い。

この質問、私たちには悲しい問

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夜の虹

娘はとてもとても可愛い。

毎日愛してる。

でも時々苛立つこともある。

最近、娘は虹をよく見つける。

私は仕事終わりに娘を保育園までお迎え。

自転車で家路を急ぐ中、

煌々と光る街灯を指差して

「お母さん、夜の虹」

見上げて目を凝らしてみると私にも見えた。

「よく見つけたね」と言うと満足気な娘。

娘と居なかったら、気づかなかった景色。

毎日、愛してるよ。