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心を動かすドラマチックでエモいイラストの描き方

心を動かすドラマチックでエモいイラストの描き方

本日は旅行先生から『心を動かすドラマチックでエモいイラストの描き方』の記事をお届けします!

京都芸術大学イラストレーションコース レイアウト・構図にて非常勤講師をしている旅行と申します。この記事では、私が考える「人の心を動かすドラマチックでエモいイラストの制作方法」についてお伝えしていきたいと思います。

ドラマチックなイラストとは?「ドラマチック」と聞いて、みなさんは一体何を想像するでしょうか

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峰不二子からサエコさんまで 日本のファム・ファタール|第二回 魅惑のヒロイン|三宅 香帆

峰不二子からサエコさんまで 日本のファム・ファタール|第二回 魅惑のヒロイン|三宅 香帆

峰不二子とファム・ファタール日本での「ファム・ファタール」幻想のひとつの金字塔といえば、『ルパン三世』(モンキー・パンチ、双葉社)の「峰不二子」だろう。

と、峰不二子の話をする前に、今回のテーマ「ファム・ファタール(運命の女)」の説明をしよう。フランス語でFemme fatale、小説や映画のなかにでてくる、運命的な女――の意味から転じて、男を滅ぼす悪女、のようなイメージで用いられる、キャラクタ

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ライトノベル新人賞で一つ上を目指すには


気軽に参加できる蠱毒でお馴染み、公募についてです。

先に断っておくと、以下で綴るのは出版社がホームページ上で開催するライトノベル新人賞についてです。

一般文芸や児童文学の公募、webサイトのコンテストに挑戦している方々のご期待には恐らく添えません。あしからず。

公募についてなぜ語るのか公募には様々な夢が集まります。

受賞、賞金、出版、重版、庭付きの一軒家、ふわもふのポメラニアン。応募フォ

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自分にあった物語を! ジャンルごとの小説の書き方が分かる記事12選|小説の書き方/コツがわかる記事まとめ【2020年版】|monokaki編集部

自分にあった物語を! ジャンルごとの小説の書き方が分かる記事12選|小説の書き方/コツがわかる記事まとめ【2020年版】|monokaki編集部

「monokaki」では小説の書き方、おもしろい小説を書くコツなど、頭の中でくしゃくしゃになった原稿用紙をふたたび開き、物語の「つづき」に取り組みたくなる記事を提供してきました。特別編として全六回に渡り、小説を書く際のコツやテクニックがわかる記事をまとめたものをお贈りします。

「自分が書いている小説のジャンルって何?」「小説のジャンルの違いがわからない」というお悩みを持ったことはありませんか?

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これだけ押さえればOK! 和風ファンタジー設定の肝|三村 美衣

これだけ押さえればOK! 和風ファンタジー設定の肝|三村 美衣

 今回のテーマは人気の「和風ファンタジー」。
 わかるようでわかりにくい漠然としたお題だが、今回は広めにとって日本の神話や伝承や習俗など和の要素を取り入れたファンタジー作品というくくりでアプローチを考えてみたい。

時代を選ぶ 同じ日本が舞台でも、時代が変わればまったく別の物語になる。
 たとえば古代であれば、『古事記』をベースにした神々の世界や、ヤマトタケルのような英雄伝説を描くことができる。社

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あなたに「小説とは何か」と問いかけてくれる本|保坂和志著『書きあぐねている人のための小説入門』|monokaki編集部

あなたに「小説とは何か」と問いかけてくれる本|保坂和志著『書きあぐねている人のための小説入門』|monokaki編集部

こんにちは、「monokaki」編集部の碇本です。

「小説の書き方本を読む」の第九回です。前回のスティーヴン・キング著『書くことについて』では小説家になるために、そして書き続けるために必要なことや目的について参考になったのではないでしょうか。

この連載は取り上げた書籍の一部を紹介する形になっています。そこでなにか引っかかる部分や、自分に響いたという箇所があれば、ぜひ記事を読むだけではなく、書籍

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漫画描くオタクが買って感謝したもの【2023年】

漫画描くオタクが買って感謝したもの【2023年】

はじめに私はオタクです。
仕事で漫画を描き、息抜きに二次創作で漫画を描くタイプのオタクです。
しばらく病気で寝込んでたら(半年ぐらい生物として弱りすぎてやばかった/ほんと健康大事)、いつのまにか世にサイコーのアイテムがあふれていたので誰かにオススメしまくりたかったんですが、あまりに現世と交流がなさすぎて紹介する先がなかったので記事にしました。
2023年の科学と文明、すごくない??(去年「Dr.S

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🦊「かいけつゾロリ」🦊の原ゆたか流 物語のつくりかた

🦊「かいけつゾロリ」🦊の原ゆたか流 物語のつくりかた

今年35周年を迎え、12月9日(金)には劇場映画「映画 かいけつゾロリ ラララ♪スターたんじょう」も公開される大ロングセラー「かいけつゾロリ」シリーズ。12月7日(水)発売の『かいけつゾロリきょうりゅうママをすくえ!』でなんと72冊にもなる大シリーズの作者、原ゆたかさんはどのように物語と絵をかかれているのでしょうか。制作秘話を伺いました。

児童書作家になったのは? 私は『ちいさなもり』(1975

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講談社児童文学新人賞・3年分の選評の補足のようなもの

講談社児童文学新人賞・3年分の選評の補足のようなもの

講談社児童文学新人賞の選考委員を務めるようになって3年が経ちました。
今年も「王様のキャリー」という全力で推したい作品と出会い、その作品に賞を贈れたことを、心からうれしく思っています。
こちらのサイトに選評も掲載されていますので、ご興味がありましたらお読みください。

その選評について、前々から心苦しく思っていたことがありました。
私は15年前に講談社児童文学新人賞の佳作をもらった「サナギのしあわ

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作家志望にジュニアノベル(児童文庫)も視野に入れてほしい理由|飯田 一史

作家志望にジュニアノベル(児童文庫)も視野に入れてほしい理由|飯田 一史

 monokaki編集部から、このサイトの読者には「ライトノベルか一般文芸か」というふうに二者択一で考えている作家志望が多いと聞いた。
 しかし新人に門戸を開いている小説ジャンルにはそれ以外もある。
 なかでも一度検討してみてほしいのが角川つばさ文庫や講談社青い鳥文庫に代表されるジュニアノベルの新人賞だ。

そもそもジュニアノベル(児童文庫)とは といっても何それ? という人もいるだろうから、そも

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空想世界で息づく者たちに名前という生命を吹き込む「名付けの技法書」|monokaki編集部

空想世界で息づく者たちに名前という生命を吹き込む「名付けの技法書」|monokaki編集部

 こんな文章から始まる書籍が、11月1日に日本文芸社から発売された。以前にもmonokakiで紹介した『プロの小説家が教える クリエイターのための語彙力図鑑』の著者であり、現役の小説家である秀島迅氏による『プロの小説家が教える クリエイターのための名付けの技法書』。先月発売された『中世ヨーロッパの世界観がよくわかる クリエイターのための階級と暮らし事典』と一緒に読んでみてほしい一冊となっている。

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あなたに「アイディア」の見つけ方を教えてくれる本|パトリシア・ハイスミス著『サスペンス小説の書き方 パトリシア・ハイスミスの創作講座』|monokaki編集部

あなたに「アイディア」の見つけ方を教えてくれる本|パトリシア・ハイスミス著『サスペンス小説の書き方 パトリシア・ハイスミスの創作講座』|monokaki編集部

こんにちは、「monokaki」編集部の碇本です。

「小説の書き方本を読む」の第十回です。前回の保坂和志著『書きあぐねている人のための小説入門』では小説を書くということ、人間を書くということ、そしてストーリーとは何かを考えている人には参考になったのではないでしょうか。

この連載は取り上げた書籍の一部を紹介する形になっています。そこでなにか引っかかる部分や、自分に響いたという箇所があれば、ぜひ記

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