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ご当地グルメアレンジ再現

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全国あまたある個性的なご当地グルメ。トケイヤKitchen流のアレンジをしつつ、再現してみたレシピを集めました。
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#郷土料理

たまごふわふわ、味しっかり。

たまごふわふわ、味しっかり。

たまごふわふわ。

魅力的な言葉です。まずそもそも、玉子が好き。玉子はおいしいし、オムレツ、目玉焼き、玉子焼きに茹で卵、ポーチドエッグ、単体でもいろんな料理になるし、オムライスに丼、プリンにケーキ、なんでもこいの万能選手。

そしてふわふわという言葉。やわらかいものって、安心感ありませんか。布団、クッション、枕に綿菓子。はんぺん、スフレ、シュークリーム。なんだか思い浮かべると、気持ちが落ち着きます

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鶏じゃないけど室蘭やきとり

鶏じゃないけど室蘭やきとり

やきとりを焼こう。

そう思い立ったとします。まずチェックするのは、竹串はまだあったっけなというところから。竹串がつくろうと思ってるやきとりの本数分あれば、次は調味料の在庫確認。

醤油、OK、みりん、OK、砂糖、OK。これでタレはつくれるぞ。

🤔なにかが違うさて、続いて焼き上がったあと食べるときにつけるあれ。そうそう、洋がらし。よし、我が家定番のフレンチマスタードでいこう。

それからお肉の

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チキン南蛮Part3

チキン南蛮Part3

チキン南蛮は大好物。衣を付けて揚げた鶏肉を甘酢醤油にくぐらせ、その上からタルタルソースをたっぷりかけた宮崎県のご当地グルメです。

🍗みんな食べてる人気メニューそんなチキン南蛮は万能選手。おつまみにすればビールにも合う、ハイボールにも合う、チューハイもOK。

白ごはんに合わせてお味噌汁を添えた、チキン南蛮定食も大人気。昼でも夜でも、日本のどこかで誰かが食べてるメニューでしょう。

人気が高いだ

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ほっこり木の葉、ほっこり衣笠。

ほっこり木の葉、ほっこり衣笠。

木の葉。この言葉を聞いてなにが浮かびますか。たとえば初夏の緑に染まる山。秋を彩る紅、黄色。季節が深まると地面を埋めつくす、そんな自然の風景のパーツ。

🍂丼の木の葉でも、それだけじゃないんです。これ、これも木の葉。

丼です。

丼にはいろいろあるけれど、その中でも定番のスタイルが卵とじ。カツ丼、親子丼、ずばりそのまんまの玉子丼。だしの効いた甘辛いつゆに卵を溶いて、半熟とろとろに仕上げてごはんの

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箱やで。大阪のお寿司は四角いんや。

箱やで。大阪のお寿司は四角いんや。

商店街や繁華街を歩くと、必ず一軒や二軒、回転寿司屋さんを見かける気がします。お寿司は高級なイメージが強い反面、回転寿司なら、けっこう気軽に食べることもできますよね。

🍣日本のファストフードハンバーガーがアメリカンなファストフードなら、お寿司は元祖日本のファストフード。高級なお寿司屋さんの非日常な魅力もすてきですが、短時間で好きなものを食べて、お財布にも優しい回転寿司はやっぱりなくてらならない気

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大根そばと板わさで一杯やろう。

大根そばと板わさで一杯やろう。

最近、お蕎麦って食べてないなとふと思ったある日。

最後に食べたのはいつだったか、帰省したとき、家族でいった地元のおそば屋さんかもしれません。となると、少なくとも半年近く経ってるかも。麺類の中でもけっこう好きなんですけどね。縁のないときってそういうものかもしれません。

🍶群馬の大根そばそんなわけで今夜はお蕎麦にしようとなったのですが、どうせならちょっと工夫してみたい。いつものざるそばや天ざるで

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カキオコ・オール・シーズンズ

カキオコ・オール・シーズンズ

いつの間にかご当地グルメアレンジ再現シリーズも、ずいぶん記事がたまってきたので、マガジンにまとめてみました。

すると…なんと80本近くなっていて、100という数字が見えてきました。スタートした頃には、まさかこんなに続くとは思ってなくて、今さらながら日本のご当地グルメの世界の深さと、その数に驚かされます。

関西出身なので、再現対象は近畿地方のメニューが多くなっていますが、それでも一応全国の地方ご

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南の島の鶏出汁ライス鶏飯

南の島の鶏出汁ライス鶏飯

鶏肉を使ったごはんものもいろいろありますね。

🍗鶏肉ごはんいろいろたとえば洋食の定番、オムライス。それを卵で巻かなければチキンライス。チキンカレーも人気のひと品。鶏のスープで炊き込んだごはんに、茹で鶏をのせた海南チキンライスも人気のエスニック鶏ごはんです。

和食なら親子丼、焼鳥丼の丼もの。炊き込みごはんの具も、牛肉や豚肉より鶏肉が多い気がします。鶏肉は日本の家庭に根付いた素材で、だからこそ登

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赤味噌問題を解決して味噌カツをいただきます。

赤味噌問題を解決して味噌カツをいただきます。

どんな土地にも個性はあって、食文化にもそれぞれの魅力があります。中でも名古屋方面の食文化は個性的。“なごやめし”なんて言葉が生まれるくらいなので、名古屋のグルメには特に際立つ個性があるといっていい気がします。

🐽味噌カツはなごやめしそんな“なごやめし”の代表のひとつがこれ。

味噌カツです。はじめて食べたのは学生の頃。名古屋近くの街出身の同級生の実家に遊びにいったときでした。そのとき食べた味噌

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栃木のポテト入り焼きそば

栃木のポテト入り焼きそば

今回はひさしぶりの国内ご当地グルメシリーズ。

いつの間にか回を重ねた再現アレンジですが、栃木県のメニューを紹介するのは3回目になりました。

🥔栃木のご当地グルメ第3弾振り返ると最初はこれ。

2回目はこれ。

そして今回はこちら。

ポテト入り焼きそばです。

名称が“じゃがいも入り”と“ポテト入り”の2パターンありますが、栃木市と足利市で呼び名が違うとのこと。これまでに紹介した栃木のご当地

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ケチャッピーな沖縄焼きそば

ケチャッピーな沖縄焼きそば

沖縄そばをはじめて食べたのはいつだったか、いまでは思い出せません。でも、かつおと豚のスープに、トッピングの豚肉、ちょっと太いラーメンのような独特の麺。けっこう好きで、たまに作って食べています。

そんな沖縄そばをアレンジしたひと品が今回のテーマ。

そう、沖縄焼きそばです。

沖縄料理店で食べたのがその出会いでしたが、そのとき知ったのは、味付けには種類があって、ソース味だけではないということでした

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山の恵み冬の悦び、ぼたん鍋

山の恵み冬の悦び、ぼたん鍋

“ジビエ”という言葉もすっかり定着したような気がします。この季節、グルメガイド系のサイトでフランス料理のレストランのメニューを見ると、ふだんのお肉メニューに加えて、鹿肉や野兎、鳩に雷鳥、珍しい素材の名前が並んでいますね。

🐗ジビエの季節です食べる立場、調理する立場から見ると、ジビエには大きく分けると2種類あって、いわゆる4つ足と2つ足。つまり前者はシカやノウサギ、イノシシ、後者はハトやキジ、ヤ

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焼きそばにスープを注ぐ。

焼きそばにスープを注ぐ。

ご当地グルメとの出会いって、いくつかパターンがありますよね。

もちろんまずは、現地に旅したとき。でも、そんなにしょっちゅう旅行に行けるわけではないので、地方の物産展やテレビ番組で見たというパターンのほうが多いかもしれません。

そんな中で以前、栃木県の那須塩原から日光のほうに旅したときに、現地で気になるメニューと出会いました。

スープ入り焼きそばというのがそのメニュー。

本来焼きそばって焼い

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からしれんこんって作れるんだ。

からしれんこんって作れるんだ。

知ってるし食べたこともあるし、けっこう好きなんだけど、作れると思ってなかった料理ってありませんか。

✳つくれると思ってなかったご当地グルメ的なもので、ふだんは食べないんだけど、お土産にもらったら嬉しい。そんなひと品ってまさにそれではないでしょうか。

美味しいし好物。でも食卓に登場するのはおみやげ物としてもらったときに限られる。なぜならご当地以外では作る習慣はもちろん、ふだんはおうちごはんの食卓

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