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料理と物書き。レシピ付小説orフードエッセイ本を出すのが夢です。 ❎X(旧ツイッター)… もっとみる

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料理と物書き。レシピ付小説orフードエッセイ本を出すのが夢です。 ❎X(旧ツイッター)DMもOK▽https://twitter.com/tokeiyakitchen 🍳クラシル▽https://www.kurashiru.com/profiles/tokeiyakitchen

マガジン

  • “カレー工房”トケイヤKitchen

    カレーとひと口にいってもいろんなレシピ、スタイルがありますね。トケイヤkitchenのカレーもバリエーション豊か。気が付くといろんなカレーがありました。基本市販のルーは使わないレシピです。

  • トケイヤkitchen“おもてなし”

    おうちごはんレシピプロジェクト「トケイヤkitchen」としてレシピ開発をしています。 料理に関するコラム的なものをレシピを交えつつ綴ります。 「トケイヤkitchen“おもてなし”」として外食したメニューを参考にご家庭で再現できるレシピにリメイクしたものも紹介させていただきます。新作は有料記事もありますが、既存のレシピは無料です。見てみておいしそうだと思っていただけたら作ってみてもらえると嬉しいです。

  • ご当地グルメアレンジ再現

    全国あまたある個性的なご当地グルメ。トケイヤKitchen流のアレンジをしつつ、再現してみたレシピを集めました。

  • 「それぞれのおうちごはん」ショートストーリー

    おうちごはんをテーマにした創作短篇小説です。ひとつの料理にある2人それぞれの記憶。それはときに食い違い、そこからときに新しいものが生まれます。そんな物語たちです。

  • 麺もライスも糖質制限

    コロナ禍の運動不足で体重が増えたのをきっかけに意識しはじめた糖質制限。麺もライスもカロリーオフできるひと工夫レシピを集めました。

最近の記事

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「それぞれのおうちごはん」第1話~ポテトサラダが食べたいけれど

「ねえ、ポテトサラダ作ってよ」 彼のなにげない言葉を聞いて、わたしはちょっといらだった。 「やだ」 「どうして」 「わたしがさあ、糖質制限してるの知ってるでしょ」 そういうと、彼はわたしのベッドに寝ころんだまま、怪訝な顔になる。 「え? だってサラダだよ」 そうなのだ。彼は食べる専門。料理にはまったく興味がない。だから、じゃがいもは野菜だけど穀物で、糖質が高いということに気付いていない。 彼がこの部屋に来るようになって、三年余りたつけれど、料理を作るのはいつもわたしの役

    • きのこたっぷり秋の味覚カレー

      暑かったことしの夏も少しずつ、秋への季節の移り変わりを感じ始めた気がします。最高気温が35℃から30℃、そしてそれを切るようになってくると、いよいよ秋の入口ですね。 🍛食欲の秋、きのこの秋秋といえば、食欲の秋。いろんな食材が、秋の食卓を飾ります。さんまに秋鮭、秋茄子、れんこん、さつまいも、そしてきのこ。山に囲まれた盆地で生まれ育ったからかもしれませんが、きのこは秋を実感する食材です。 といっても、きのこ自体はいまでは一年中食べられる素材ではあります。実際一年中食べてもいま

      • スーパーで半額の赤魚の粕漬けを見つけたので今夜は和風。茄子の生姜焼に根菜の煮物で秋の味覚の和定食です😋

        • 買い食いの王様メンチカツ

          小学生のころ、授業が終わると家にランドセルを置きに帰って、友だちの家へダッシュしたものです。晴れた日はお宮さんの境内で鬼ごっこをしたり、公園を駆け回ったりして、雨の日は友だちの家でゲームをしたり。 ひとしきり遊んで、夕方5時をすぎると、そろそろきょうはおしまい。家に帰れば、母のつくったごはんが待っています。きょうのごはんはなんだろう。そんな楽しみを抱えて家路につくのですが、遊び回った子どものことだから、おなかはペコペコです。 🥩お肉屋さんの揚げ物帰り道、商店街をとおると、

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        「それぞれのおうちごはん」第1話~ポテトサラダが食べたいけれど

        • きのこたっぷり秋の味覚カレー

        • スーパーで半額の赤魚の粕漬けを見つけたので今夜は和風。茄子の生姜焼に根菜の煮物で秋の味覚の和定食です😋

        • 買い食いの王様メンチカツ

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        • 水切り豆腐で食卓革命
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          自家製トッピングでお土産ラーメンいただきます。

          友人が夏の家族旅行で買ってきてくれた、尾道ラーメン。ラーメンといえば醤油味が好きな自分にとっては、嬉しいお土産です。 🍜尾道の記憶尾道は学生の頃旅行でいったことがあって、坂が多くて、細い路地のような道になんともいえないノスタルジックな気分になった記憶があります。なんだかほっとする、気持ちになりました。生まれそだった街が盆地で、坂や路地も多く、そんな要素も影響したのかなと思います。 その旅はもうずいぶん前のことになりますが、その頃から食べ物には興味があったんでしょう。お昼ご

          自家製トッピングでお土産ラーメンいただきます。

          タコはなくともタコライス

          兵庫県明石市はタコの名産地。タコの水揚げ量は第1位が北海道で、それに次ぐ第2位が兵庫県。中でもマダコの漁獲量で全国1位に輝くのが、明石なんだそうです。 🐙明石名物といえばそんな明石の名物といえば、まずは明石焼き。玉子焼きとも呼ばれますが、みんなのお弁当に入っているあの玉子焼きではなく、卵たっぷりの生地の中にタコをいれて焼いた、和風のタコ焼のようなひと品。出汁のきいたおつゆをくぐらせて、あつあつをはふはふいただきます。 そして、タコめしもタコの街ならではの名物。ぶつ切りのタ

          タコはなくともタコライス

          究極の玉子サンドをつくってみる。

          玉子サンドはサンドイッチのエース。近頃のサンドイッチは昔からの定番の玉子にハム、ツナ、カツ以外にもいろんな具をはさんだものがありますが、それでもやっぱり玉子サンドは人気が高いですよね。 そんな玉子サンド、一般的にはゆで卵をマヨネーズであえたフィリングをはさんだものが、王道といえると思います。もちろん自分も大好きです。 🥪もうひとつの玉子サンドところが、子供の頃、親につれられた日曜のお昼に喫茶店で食べていたお気に入りは、まったく違うスタイルの玉子サンドでした。 それがこの

          究極の玉子サンドをつくってみる。

          ㊗2周年“トケイヤkitchenおもてなし”

          早いものできょうでマガジン“トケイヤkitchenおもてなし”は2周年を迎えました。いつも読んでくださるみなさん、ありがとうございます。 📅2周年のご挨拶noteのアカウント自体はそれより以前から作っていたのですが、そのままになっていて、それが2年前、料理をテーマにしてみようと思い立ってから、コツコツと続けてきました。そんな記事を、みなさんに見ていただけているのは嬉しい限りです。 最初のうちは、ネタがいつまで続くのかなと思ったりしていましたが、料理というのは深いもので、視

          ㊗2周年“トケイヤkitchenおもてなし”

          豚キムチをスペシャルにしてビールを飲もう。

          手早く作れてメインにもなって、おつまみにもなる。といえば、調理法としては炒め物が浮かびます。煮物はコトコト煮るのに時間がかかるし、揚げ物は衣をつける準備にひと手間。 その点、炒め物は材料を切ればあとは加熱して味付けをするだけです。時間のない日や、遅くなった平日、休みの日のブランチなんかにも活躍しているのではないでしょうか。 🐽豚キムチスペシャルそんな炒め物系メニューの中で、今回はこちら。 豚キムチをつくってみたお話です。 豚キムチというと、豚肉とキムチ漬けをばっと炒め

          豚キムチをスペシャルにしてビールを飲もう。

          エビフライ直立せよ。

          エビフライは洋食屋さんの花形メニューのひとつ。とんかつ屋さんや定食屋さんでも人気のメニューですが、その姿が一番輝くのは、タルタルソースをまとって、フォークとナイフで食べるときのような気がします。 🍤シーフードキング洋食屋さんの人気メニューは、ハンバーグにビーフシチュー、メンチカツにポークソテーとお肉料理が並びますが、その中で大奮闘しているシーフード料理がエビフライではないでしょうか。 イカフライや白身フライと違って、単体でもごちそう感のあるひと品になり、そしてハンバーグと

          エビフライ直立せよ。

          2023さんま初め

          暑かった2023年の夏。まだ残暑の残り香はあちこちに漂っていますが、それでも朝夕はすこし秋の気配も感じ始めました。 🐟️さんま高いか美味しいかここ数年、毎年この時期になると、ニュースで取り上げられるのが、秋の味覚の代表、さんまの話題。もともとさんまの初競りがはじまったとか、そういうかたちのニュースはこの季節の恒例でしたが、昨今はそこに価格高騰の要素が含まれています。 ちなみにことしの初競りのニュースを調べてみましたが、なんと1匹あたり2万円超とか。 この値段でスーパーに

          2023さんま初め

          チキチキ南蛮どこへゆく。

          チキン南蛮という文字をお店のメニューで見かけると、なんだかわくわくします。 揚げ物大好きマヨラーにとっては夢のような料理で、間違いなく注文したお皿が出てきて、それを食べる瞬間の至福を想像しているわけですが、このわくわくにはもうひとつ原因が。 ♪チキチキわくわくチキン南蛮と聞いたとき。なんだか楽しくなるようなメロディが頭の中に流れてきませんか。 チキン。チキン南蛮。 ほら。 チキ南蛮チキチキ南蛮 チキ南蛮チキチキ南蛮 チキ南蛮チキチキ南蛮 チキ南蛮チキチキ南蛮 おっ

          チキチキ南蛮どこへゆく。

          ハイカラ庶民の進化系ソーライス

          今回の記事を読んでいただくにあたり、まずソーライスというものを説明しなければはじまりません。 🧂ソーライス、そうなんですご存知でしょうか。 要はごはんにウスターソースをまぶして和えるだけ。そうなんです。 これ以上説明のしようもないほどシンプルなひと品です。そしてB級グルメ中のB級グルメでもあります。 あつあつごはんにソースをどぼどぼ。 よく混ぜます。 全体にからめるだけ。 どうでしょう。これがソーライス。 そもそも醤油ならともかく、ソースをごはんにかけるのって

          ハイカラ庶民の進化系ソーライス

          夏の大発明ヒヤチュー豆腐

          冷やし中華の季節もあとすこしですね。食べようと思えば、一年中食べられる料理だと思うのですが、なんとなく残暑が落ち着き、秋が本格的にやってくると、ことしの冷やし中華は終わったなという気分にさせられます。 おそらくラーメン屋さんの“冷やし中華はじめました”に刷り込まれてしまっているのでしょう。はじまりがあると、その先に終わりもないともやもやしてしまうようになったんだと思います。 🍜冷やし中華をアレンジする冷やし中華はもともと大好きなんですけど、在宅勤務が続いていた頃、糖質オフ

          夏の大発明ヒヤチュー豆腐

          チャーシューエッグってなんだろう

          卵が好きなんですけど、よく考えるとひと口に卵といっても、料理のバリエーションはかなり豊富です。 たとえばフライの衣に使ったり、お菓子を焼くのに混ぜたり、そんな卵の姿が見えなくなる、縁の下の力持ち的な使い方まで含めると、出番は無限にあるように思えてきます。 🥚卵料理いろいろただ、そういうメニューは卵料理というカテゴリに括られることはないと思うので、ここでいうのはあくまで、卵が主役の品々。でも、そんな縛りを加えてもいろんなラインナップが思い浮かびます。 おふくろの味の代表、

          チャーシューエッグってなんだろう

          えび天て中華ちゃうのんかいな。

          すこし前に書いた、中華料理に関する記事を読み返していました。 餃子にしゅうまい、甘酢肉団子に麻婆豆腐。いろんな料理が並ぶのをながめがら、ほかにどんなメニューがあったかなと記憶を呼び覚ましていたら、ふと思いうかんだのがこれ。 🍤あれ?中華屋さんにないような…えび天。 子どもの頃、祖父に連れられて家族でいった中華料理店で円卓を囲み、そしてテーブルの真ん中のくるくる回るところを回して、食べたいお皿を目の前に持ってきた懐かしい記憶。 そのとき、いつもいたなぁと思い出したのが小

          えび天て中華ちゃうのんかいな。