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適応障害とうつ病 仕事が原因なのに生きるためには辞められない 私の実体験

こんばんは、アドバイザーのこうたです。

先日、深田恭子さんが適応障害のためにお仕事のお休みを発表されました。

この選択も、なかなか勇気のいるものだったと思います。

テレビで拝見していると、『過敏な反応を抑えようとしている』、もしくは、『過敏な言動にならないように意識している』様子が伺えます。

美貌も相まって、あらゆる期待の眼差しを向けられていたのでしょう。

「期待に応えなきゃ」というよりも、「期待を裏切ってはいけない」と思うほうが辛いものです。





1.適応障害とは

名称から推察すると、『適応できない障害』だと思われがちですが、真実は逆です。

『適応しすぎてパンクした結果』なんです。


人間関係や環境に適応しようとすると、それだけで人間はストレスが発生します。

誰しもある程度はストレスに耐性があったり、溜められる余裕があったりするものですが、その限度を越えてしまったわけです。


「なんか疲れちゃった……」という状態ですね。





2.適応障害とうつ病の違い

分かりやすく言うのであれば、適応障害はうつ病の数歩手前です。

実はうつ病って、発症しても明確なことがほとんど分からないのです。

発症の引き金だったり、根治のきっかけとなる要素だったり。

そして慢性的で長期的に続いてしまうので、人生そのものが楽しめなくなります。



一方で適応障害だと、発症には明確な理由があります。

そしてうつ病に比べたら短期であるため、発症の理由から遠ざかることで自然と快方に向かっていくのです

しかも遠ざかっている間は、たとえ根治していなくても人生を楽しむことができます。

言ってしまえば、蚊が蚊取り線香を避けるようなもの。

蚊取り線香に近づけば死にかけますが、離れたら元気に人の血を吸いにいけますからね。





3.私の実体験

さて、うつ病も適応障害も難しいのは、生きるために仕事を放棄するのが難しいこと。

深田恭子さんのように、(おそらく)莫大な貯金があれば悩む必要なんてありません。

もしくは、治療後に戻ってくる場所の保証が確実にあるのならです。


しかし実際問題、休業できない企業もありますし、できたとしても出世が遠のき、最悪は戻れない環境になっていることすらある。

そもそもとして、人間のストレスの大半は仕事と人間関係。

避難して治したところで、戻ったらまた再発してしまいます。

精神病に理解を持つ人のほうが少ないため、なおさら戻りにくいでしょう。

余談ですが、私が起業した理由の一つはこのためです。


この辺の記事は私の実体験かつ、実際に抱いていた感情です(私は適応障害ではありません)。



実は私、親にすら理解を得られません。

そして人に甘えることができないため、打ち明けることもできません。

しかし厄介なもので、気分の浮き沈みが仕事中でも分かりやすく表に出てきてしまい、友人によく指摘されます。

クライアントを前にしてもやってしまうため、最近では友人がすぐに教えてくれます。

私は非常に恵まれているのでしょう。


もしも友人と共に起業していなければ、今頃は死んでいたか引きこもっていたかもしれませんね。


起業すれば、仕事でうまくいかなくても全て自分の力量不足と割り切れます。

上司や部下といった外的要因を極力減らせるのでオススメです

極論、クライアントも選べますからね。



ちなみに私、中学までは引きこもりでした。

高校と大学は単位ギリギリまで休みを使い、人間関係をシャットアウトすることで卒業できました。

ある意味幸いだったのは、全てを投げ出す覚悟や勇気を持てなかったこと。

先々の最悪な事態を考えてしまう性格が問題を防ぎつつも、症状を悪化させているのかもしれません笑





4.リセットする勇気

私は社会人2年目になる前に起業しました。

厳密には起業自体は3年くらい経ってですが、決断をしたのはだいぶ早かったです。

私は将来のために大学を卒業し、就職活動をして正社員になりました。

早期に起業をするということは、それらの過去を無にするに等しい行動です。



しかし意外に、白紙に戻すリセットは人々に刺さります。

私は販売員の時、よくお客さんに「ごちゃごちゃしているから、(うちの商品を契約することで)一度リセットしましょう」と言います。

これがけっこううまくいくもので、人々はリセットをしたい願望が強いのだと気づいたのです。

そしてリセットをすると、案外良い方向に向かうんですね。



リセットは逃げではありません。

新たな選択であり、その選択そのものに大きな勇気を強いられます。



最悪全部失敗したって、コンビニのバイトなら腐るほどあります。

脳死でコンビニ店員をやるのも、ある意味一つの手です。

私はよく、最悪全部失敗してもコンビニ店員になればいいやと思うようにしています。

もちろん部下がいますから、倒産させるわけにはいきません。

そこまで投げやりにはなりませんけど、それでも、どうなっても自分には道があると思えれば楽になるものです。



一般常識や固定観念に縛られず、様々な手段を模索してみてください。


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