マガジンのカバー画像

働き

44
運営しているクリエイター

記事一覧

われわれは「子供の国」に生きている

われわれは「子供の国」に生きている

エルモさんの以下のtweetから、経済産業省の「未来人材ビジョン」という資料を知りました。これがなかなか面白い。

エルモさんも食いついている部分がやはりいちばんインパクトがありました。

日本人の会社に対するエンゲージメントが諸外国と比べて著しく低いことは、作家の橘玲氏の著書でも触れられていて知っていましたが、改めてみると衝撃を受けてしまいます。

+++++++

まずはこれをご覧ください。

もっとみる
働き方を考える 【第二章/人を「消費」しない会社になる】

働き方を考える 【第二章/人を「消費」しない会社になる】

こんにちは、紺野うみです。

今、現代を生きる人たちの「働き方」ーーそれを考えさせられる折が増えています。

「最近あの人は、仕事で精神的に追い詰められている気がする……」

「傍から見ていて、無茶な働き方をしていると思う人がいる」

「気持ちが不安定な様子で、危うい雰囲気の人を知っている」

同じ職場や、身近にいる人の中でも、結構こんな現実が当たり前に存在しているのではないでしょうか?

これ

もっとみる
大学の先生から聞いた「必要条件・十分条件」の話

大学の先生から聞いた「必要条件・十分条件」の話

少し前に学生時代お世話になった大学の先生に会った際に面白い話をされたので、忘れないように書いておきたいと思います。

タイトルの通り、必要条件と十分条件の話です。

結論から言うと「世の中たいていのことが必要条件×偶然でできている。世の中に十分条件なんてほとんどない。」という話でした。

必要条件・十分条件と言うと中学か高校の数学で習った記憶がありますが、数学の教科書的に説明するとややこしくなるの

もっとみる
自信がないから工夫ができる。人目が怖いからアイデアが出る。

自信がないから工夫ができる。人目が怖いからアイデアが出る。

こういうことをやりたいんですけど、
自信がないんです。

まだできる気がしないんです。

と言ったまま、
1年も、5年も、10年も
止まり続けている人がいる。

一方で、自信なんてなくても、
動き出して、
自信をひとつひとつ
つけていく人もいる。

何が違う?

▷ 自信がないから、うまくいく。

たとえば、
自分のオリジナルの講座をつくろうと
構想したけど、

いざやろうとすると、
● 自分だっ

もっとみる
00:00 | 00:00

哲学者の岸見一郎さんに中公新書ラクレ『悩める時の百冊百話-人生を救うあのセリフ、この思索』を基に伺いました。

35歳までに身につけてほしい3つのこと

35歳までに身につけてほしい3つのこと

大手企業の早期退職のニュースが増えているトヨタ自動車の会長が終身雇用制度の崩壊を宣言した後、サントリー社長の45歳定年説が有名になりましたが、コロナショック影響早期退職のニュースが毎月のように出ているのは事実。

新卒の時はベンチャーより安定をしており、社会的信用度が高いということで大手企業へ就職を目指して、狭き門を突破しようとしていたけれど、新人研修やOJTでことごとく失敗をしてしまったり、期待

もっとみる
「正しい努力」より「正しい継続」

「正しい努力」より「正しい継続」

今日のおすすめの一冊は、井上新八(しんぱち)氏の『続ける思考』(ディスカヴァー)です。その中から「継続は趣味」という題でブログを書きました。

本書の中に『「正しい努力」より「正しい継続」 』という心に響く文章がありました。

◆続けることが修行になってしまっては「つらいもの」「努力して克服するもの」になってしまう。ロジカルに考える人は、ふんわりと考えることができない。そして、「なぜ続かないのか」

もっとみる
#279 誰からの意見か言わない

#279 誰からの意見か言わない

 こんにちは武藤北斗です。今週私は数秒だけバスケットマンになりました。大阪エベッサの応援に行ったのですが、会場の中から3人だけ選ばれるフリースローチャレンジになんと選ばれたのです。日本代表の冨樫選手が出場している試合ということで会場は満員、しかし選ばれた私はバスケ未経験。もちろん外しましたがいい思い出になりました。

 それでは今週のnote始まります。

*投稿日から1週間は無料。その後は有料マ

もっとみる
フロ読 vol.26 楠木健 山口周 『「仕事ができる」とはどういうことか』 宝島社新書

フロ読 vol.26 楠木健 山口周 『「仕事ができる」とはどういうことか』 宝島社新書

のっけから、「仕事ができる人」は稀少と。楠木先生のお話は何度か伺ったことがあるが、その私から見ても、「これって、仕事がこれからできるようになりたい人は、どうすれば…」とわずか2ページ読んだだけで、手が止まる。

年齢からすれば、「スキル」が身につき、「役に立つ」ところまでは来たかもしれない。仕事もそこそこ楽しむ余裕ができて、特に不満があるわけでもない。それでも「この人じゃないとダメだ」と言われる

もっとみる

人生の目標を長期と中期と短期で分けて考えてみる。就職とか昇進というのは中期ですが、ここにフォーカスを当てると苦しくなります。思い通りになりませんから。逆に長期と短期にフォーカスを当てるとラクになるし、結果的に効率が良い。僕はずっとそう。トンネルは両側から掘る。真ん中から掘らない。

#023 嫌われることを恐れたら何もできない

最近、メキメキと頭角を現しつつある友人・知人の何人かから立て続けに「いわれのない誹謗中傷を受ける」という相談を聞かされました。

で、自分の経験も含めて、その都度「ああ、それは突き抜ける時期に来てる、ということだね」と回答して元気づける様にしています。

なぜなら僕は、多くの才能ある人が一頭抜けるタイミングで絡めとられてしまう、この「嫌われたくない」という心理的なブレーキこそが、日本でなかなかリー

もっとみる

#057 「入れない情報」を決めるのが大事

「入れない情報を決める」

のっけからなんですが、独学において一番大事なのは「入れない情報を決める」ということだと思っています。

独学はもちろん、情報をインプットして何らかの知的資産に転換していく営みではあるわけですが、現在は、情報がオーバーフローの状態にあるので、システムのボトルネックはインプットされる情報の量よりもそれを抽象化・構造化する演算処理能力のキャパシティにあります。

つまり、いた

もっとみる

#022 キャリアの滑落死を避けるための三つのポイント

キャリアはよく登山になぞらえられて語られます。では、登山において最も重要視されるのは何でしょうか。それは「生きて帰る」こと。これに尽きます。ところが、キャリアに関する論考の多くは「いかに速く登るか」、「いかに高く登るか」といった論点にフォーカスするばかりで、肝心かなめの「いかに生きて帰るか」「いかに滑落を防ぐか」といった論点がなおざりにされている感があります。

僕は前著の「仕事選びのアートとサイ

もっとみる

#083 スジの悪い努力の断捨離

第4章 スジの悪い努力の断捨離

皆さんこんにちは。ここのところ数回にわたって「時間のポートフォリオ」という観点から「スジの悪い仕事の断捨離」が必要だというお話をしてきました。

本記事では、もう少し枠組みを広くとって「努力」について考えてみたいと思います。というのも仕事においても余暇においても「スジの悪い努力」は人生を食いつぶす大きな要因になるからです。

一般に「努力」はすべからく良いものだと

もっとみる