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sasakitory ライフスタイル

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sasaki + (labora)tory = sasakitory「ささき研究室」マガジンでは、研究にも趣味にも分類しづらいライフスタイル全体に関わる内容を発信します。
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2024年3月の記事一覧

#121 多忙な人に、あこがれる

#121 多忙な人に、あこがれる

いきなりですが、みなさんは毎日「お忙しい」ですか?僕の周囲の友人たちを見てみると、ひたすら「忙しい、忙しい」と動き回っている人が多いですね。今日は、どうがんばっても忙しくなれない僕が、「多忙な人に、あこがれる」話です。

あこがれていたこと

ちょっと変わっているかもしれませんが、僕は昔から次の3つに憧れてきました。どれも、一度も経験したことがありません。

なんだか上の3つって、「大人じゃーん」

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#120 英語学習の未来予想図🌍

#120 英語学習の未来予想図🌍

英語学習を取り巻く状況が急速に変わろうとしています。その変化は世界中同じではなく、国や地域によって異なるようです。

僕は、学生時代には受験産業の中で高校受験や大学受験のための英語を教え、卒業後は中高で英語を教えました。その後は海外営業の舞台で「共通語としての英語」を使ったビジネスを12年間。その後再度教育畑に戻り、今は「AI x 英語教育」に携わっています。

まずは現状を把握しよう

「英語教

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#119 会社員でよかったこと〜ルビーは小指に✨

#119 会社員でよかったこと〜ルビーは小指に✨

宝石はお好きですか?自分で身につけるために、あるいはパートナーへのプレゼントに、宝石を買うのは特別なイベントで、宝石の輝きには買った時の想いも詰まっているのではないかと思います。
 僕は現在はドイツの大学で研究員をしていますが、長年楽器メーカーで海外営業を担当する会社員でした。今日はそんな会社員時代に、宝石のルビーを大量に仕入れた話をしたいと思います。上の画像は Color Hex サイトで定義さ

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#118 この話、トキメキますか?

#118 この話、トキメキますか?

僕が心をときめかせる話と、多くの人が心をときめかせる話は少し違うのかもしれない、と気づいたのは比較的最近だと思います。今日ここで書く話も、あるところでプレゼンの合いの手として入れたのですが、誰の顔も輝かず、びっくりしたのを覚えています(「わぁ〜すごい✨」を期待していた)。この話を読んで「おもしろい」と思った方は、ぜひスキのみならずコメントをください(懇願)!

一年の最初と最後

数学は長らく大の

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#117 北風や太陽より、力強いもの

#117 北風や太陽より、力強いもの

イソップ寓話の『北風と太陽』は、みなさんはどこで最初に読み、どういう風に教わりましたか?道徳の授業で読んだという人も、あるいはもっと早い段階で幼稚園の先生に読み聞かせてもらったという人もいるかと思います。今日は、最近思っている、「北風も太陽も、どちらも不正解なのではないか」ということを考えてみたいと思います。

児童文学論

大学時代に、「児童文学論」という授業を取っていました。誰もが知っていて、

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#116 アメリカで、トルコと仲直りしたイイ話

#116 アメリカで、トルコと仲直りしたイイ話

今日3月19日は、39年前にちょっとしたドラマがあった日です。ご記憶の方はいらっしゃるでしょうか?時はイラン・イラク戦争の真っ只中、ヒゲを生やしたサダム・フセインの顔は、一定年齢以上の方なら覚えているのではないでしょうか。

この話は、小中高の社会科、英語科、あるいは地元和歌山県の郷土史として取り上げられることも多いと思います。今日は少し違った視点、海外営業ビジネスの現場から見てみたいと思います。

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#115 「教師とは、何かを教える人のこと」:僕が教わった英語の先生(その4)

#115 「教師とは、何かを教える人のこと」:僕が教わった英語の先生(その4)

大学院修士課程に在籍中、筑波大学との交換留学生として、一年間オーストラリア、ニューサウスウェールズ州のウロンゴン大学(University of Wollongong)へ留学しました。それまでは英語が得意だとは言っても日本国内で使っていただけだったわけで、留学を経てはじめて実体験を経た英語力になったように思います。
 日本国内では「ウーロンゴン」の記述の方が多いですが、ここでは実際の発音にならって

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#114 「猫のいないニヤニヤ」:僕が教わった英語の先生(その3)

#114 「猫のいないニヤニヤ」:僕が教わった英語の先生(その3)

前回のシリーズ第2弾までで、高校卒業まで進みました。今回と次回で、大学以降に出会った先生方をご紹介したいと思います。三人目の先生は、大学院修士でご指導いただいた、英語学者で筑波大学名誉教授の安井 泉先生です。

三人目:大学院修士3年間 安井 泉先生(筑波大学)

アウトサイダーだった自分

英語の先生になる人が、大学で何を勉強するかというと、時代によってその内訳に多少移り変わりがあるにせよ、ほと

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#113 震災の日に〜ローソクを見つめた夜〜

#113 震災の日に〜ローソクを見つめた夜〜

今日は東日本大震災の日ですね。今日は震災の日によせて、覚えていることを記しておこうと思います。上の画像は、震災の翌週の3月18日、住んでいたエリアが計画停電の対象となった時、家のリビングで灯したローソクです。最寄りのJRの駅を降りたら、目の前が真っ暗で街がなくなったようだったことを覚えています。

阪神・淡路大震災、アメリカ同時多発テロ、東日本大震災

僕は兵庫県神戸市の出身なので、1995年の阪

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#112 愛すべき三名言(迷言?):僕が教わった英語の先生(その2)

#112 愛すべき三名言(迷言?):僕が教わった英語の先生(その2)

一昨日に続いて、「この先生のおかげで世界が広がった」と思える先生のうち、二人目をご紹介します。読者の年齢層によっては、少し時代錯誤を感じる点があるかもしれませんが、まあお許しください。

二人目:高校3年間 岩尾政利先生(甲陽学院)

僕が学んでいた当時の甲陽学院では、通常は中1から高3まで、国語・英語・数学の3教科は同じ先生が6年間担当することになっていました。しかし前回紹介した井上良二先生は我

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#111 英語学習の三箇条:僕が教わった英語の先生(その1)

#111 英語学習の三箇条:僕が教わった英語の先生(その1)

「英語学習について、書いてくださいよ」と何人かのフォロワーの方々に言っていただきました。とても嬉しいです。それでは手始めに、「僕に英語を教えてくださった先生たち」と題して、中学〜大学院までで出会った先生方の中で、「この先生がいなければ、今僕はここにいない」と思える先生を4人ご紹介します。
 先生方のうち一人はすでに故人ですが、4人とも有名な先生方でウェブ検索をすれば普通に名前も出てくるので、全員実

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#110 「ありがとう」の言語学

#110 「ありがとう」の言語学

感謝の言葉は何語でも素敵だ。その国に行く時に最初に覚える言葉でもある。

Thank you(英語)、Danke(ドイツ語)、Dankjewel(オランダ語)、Ta(オーストラリア英語)、Tak(デンマーク語)、Takk(アイスランド語)、Tack(スウェーデン語)、Kiitos(フィンランド語)、Gracias(スペイン語)、Grazie(イタリア語)、Merci(フランス語)など、子音で始まる

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#109 ただいま戻りました!

#109 ただいま戻りました!

みなさんこんにちは、ただいま戻りました。昨年12月31日に投稿して以来、丸2ヶ月間 note をお休みしていましたが、本日予定通り戻ってまいりました。年末に書いたような「どうにか離陸しました」という状態までには至らないものの、今取り組んでいる4月末までの研究プロジェクトには大体目鼻が付き、note に復帰しても大丈夫と判断しました。以前のように隔日投稿ではなく、毎週月水金の3本投稿で行こうと思って

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