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sasakitory ライフスタイル

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sasaki + (labora)tory = sasakitory「ささき研究室」マガジンでは、研究にも趣味にも分類しづらいライフスタイル全体に関わる内容を発信します。
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2023年12月の記事一覧

#108 しあわせさがして

#108 しあわせさがして

2023年は変化の年だった。年明けに23年ぶりとなる修士論文を提出、AI 分野で大学院修了、3月に進学が決まり、6月に note 開始。8月にドイツへ渡り、体調不良〜回復を経て今ここにいる。この一年のタイトルは、「しあわせさがして」だったと思う。
 辞書を引くと、探すの意味の熟語には「探究」「探求」の二つの漢字があるが、「探究」は求めるものの最終形が分からないながら追い求めること、「探求」は求める

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#107 大切な人の命を守るために

#107 大切な人の命を守るために

年明け1・2月は note の全活動をお休みするので、投稿するのも今日と明後日の2記事となった。以前から書かなければと思って書けていなかった内容が一つあるので、少し重いが、「大切な人の命を守るために」と題して書いてみたい。多くの人に読んでもらえるといいな、と思う。

強くて弱い人間

人間は強くて弱い、と思う。『星の王子さま』を書いたサン=テグジュペリは小型飛行機を操縦していて数度墜落したが死なな

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#106 明るい表通りで 〜Snatch of Coffee〜

#106 明るい表通りで 〜Snatch of Coffee〜

2年前の2021年12月18日、トークイベント TEDx に登壇してトークをした。人生で最高に緊張した時間だった。9月に準備を始めて以降、3ヶ月半の間トークに向けて取り組んだので、本番が終わった後は開放感を超えて浮遊感のような感覚があった。今日はそのトークに関連の深い曲と、友人の夢を掛け算してみたい。

明るい表通りで 〜On the Sunny Side of the Street〜

TEDx

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#105 PAX VOBISCUM 〜平和とともにありますよう〜

#105 PAX VOBISCUM 〜平和とともにありますよう〜

今年のクリスマス・イブは、母校立教大学の新座キャンパスで行われたクリスマス・イブ礼拝に出席した。僕自身はクリスチャンではないが、キリスト教会の行事には信者ではなくとも参加が認められている。現在ヨーロッパに暮らす者としてキリスト教文化への理解を深めたいという気持ちもある。(写真は立教大学新座チャペル正面)

PAX VOBISCUM

立教大学といえば池袋のイメージを持つ人が大半だと思う。池袋キャン

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#104 本当に役立つ TOEIC の話し

#104 本当に役立つ TOEIC の話し

英語教育や英語学習に関する記事を全く書いていない。ずっと英語畑にいるのに、何も書いていないのもどうかと思う。ちょうど先日、久しぶりに TOEIC を受けるという友人にいくつか説明とアドバイスをしたので、一度まとめておこうと思う。

変わりつつある TOEIC

TOEIC(= Test Of English for International Communication) はアメリカの非営利法人

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#103 一時帰国が、夢だった

#103 一時帰国が、夢だった

早いもので8月の渡独から4ヶ月半が経ち、一時帰国で日本に帰ってきました。「一時帰国」なので、年末年始休暇が明ければまたドイツへ戻るわけですが、ふと25年前、オーストラリア留学を終えて本帰国した時のことを思い出しました。

帰りたくなかった、オーストラリア留学

友人や教えていた生徒の話を聞いていると、留学の成否は帰りのフライトでよく分かるように思います。留学からの帰りのフライトで、「まだ帰りたくな

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#101 ラッシュアワーのアダムとイブ

#101 ラッシュアワーのアダムとイブ

100番目の投稿では、これまでにないくらい固い話を書いた。バランスを取るわけではないが、今日は思いきりライトな話題にしたい。タイトルを見て「なんだかなあ」と思った人がいるかもしれないが、これは僕のアイディアではなく、好きなアーティストの曲名で、内容にピッタリだ。

阪急甲陽線

甲陽学院という私立の中高に通っていた。私立中高には珍しく、中学と高校が全く別のところにある。中学は制服、高校は私服と、学

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#99 「好き!」 は嘘をつかない〜100番目の記事を目前に、大おさらい会

#99 「好き!」 は嘘をつかない〜100番目の記事を目前に、大おさらい会

今年4月にアカウント開設、6月にスタートした note が次の記事で100投稿目になる。明後日に投稿する100番目の記事は、『未来の日本へ、10の提言』と題して、僕が教師時代から今まで、「日本は□□を〇〇すれば、もっとしあわせな国になるのにな〜」と思いついた提案を10項目書こうと思う。今日は一歩手前の99番目ということで、これまでの記事の大おさらい会をしたい。

たくさんスキをいただいた記事大切な

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#98 母の愛はお誕生日会?🎂

#98 母の愛はお誕生日会?🎂

変わった人生を送っているからか、「ご両親はどんな方なのですか?」とよく聞かれる。この note は両親も楽しみにして毎回読んでくれているので、ここで印象的なエピソードを3つ紹介したい。後の2つは両親も覚えているはずだが、最初の話は覚えていないかもしれない。

ほめてもらえた、落書き

僕には妹が二人いて、二人は二卵性の双子だ。妹たちが産まれて以降の我が家はとても賑やかになったが、それ以前は僕と両親

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#97 ずっと待っていた人が、やってきた

#97 ずっと待っていた人が、やってきた

お金を出しても買えないものがある。それは「時を超えたストーリーのある出会い」だ。今日は、2001年からずっと会いたいと思っていた人と、22年後の今年、思いがけず知り合えた話だ(ヘッダ写真はこちら)。

母の叔父の誘い

子どもの頃、母の叔父がよく家に遊びにきた。その叔父がある日、「トオル、明日の日曜日、一緒に高野山へ行くか!」と誘ってくれた。高野山は和歌山県にある。しかしその日は、父と一緒に神戸・

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#95 昔からの霊感が不意に発動した夜

#95 昔からの霊感が不意に発動した夜

みなさんの中には「霊感があるよ」という人もいらっしゃると思う。実は僕も少しある。見えたり聞こえたりということはなく、「境界線が分かる」という珍しいタイプだ。人にとってどうかは分からず、自分との相性だけが分かる、自衛隊みたいな霊感かもしれない。

霊的なもの

霊的なものに対する態度は、個人によってかなり異なると思う。キリスト教などの一神教の場合は認めない、信じない人が多く、八百万の神の日本では「そ

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#94 敬意の表し方にも、ダイバーシティ

#94 敬意の表し方にも、ダイバーシティ

ここ数日で、貴重なことを学んだ。人に敬意を表すにはいろいろと違った方法があり、それは文化や言語のみならず、職業にも影響を受けるということだ。このことが分かって以降、視野が開けた気がした。

敬意を感じる時

みなさんはどんな時に、「この人は自分に敬意を払ってくれている」と感じるだろうか。ここでいう「敬意」は「尊敬」とは多少異なって、「その人の考え方を、たとえ自分の考え方とは違っても、認めて受け入れ

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