白いごはん

性別:女、年齢:30代、職業:生命科学系の研究者(博士)、脳みそ構成要素:生命科学40…

白いごはん

性別:女、年齢:30代、職業:生命科学系の研究者(博士)、脳みそ構成要素:生命科学40% 音楽25% 物語25% その他10%

マガジン

  • 気ままに読書録

    私の読書録の記事をまとめました。

  • 会社を辞めて大学に戻って博士課程の学生になった話

    博士課程進学を迷っている学生や若手社会人の皆さんの参考になると嬉しいです。

  • 気ままな写真たち

    撮った写真でお気に入りのものを集めました。

記事一覧

気ままに読書録「羊と鋼の森(宮下奈都)」

時間が経ってから同じ本をもう一度読み返すと、違うものが見えてくる。 …..と、よく言われるけれど、それを私が初めてきちんと実感したのは、この本、羊と鋼の森(宮下奈…

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気ままに読書録「勿忘草の咲く町で 安曇野診療記(夏川草介)」

「神様のカルテ」は私が最も敬愛する小説である。 その作者は、夏川草介さんという現役の長野県の医師だ。 神様のカルテのイメージが強い夏川草介さんだけれど、他の小説…

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勝手におすすめ本一覧(随時更新)

私の好きな本をまとめました。 主に小説です。 ベストセラー、映像化作品が多いかも。 どれも本当におすすめ。 *随時更新予定 おすすめ度 MAX ★★★・神様のカルテ(…

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会社を辞めて大学に戻って博士課程の学生になった話⑤<ふりかえり編>

「やっぱり仕事辞めよう。大学に戻ろう。博士になろう」 そう一念発起した数年前。 こんにちは、晴れて博士になりました。生物系の研究者の端くれです。 私は農学系の大…

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会社を辞めて大学に戻って博士課程の学生になった話④<企業就職?アカデミア? 実践編>

「やっぱり仕事辞めよう。大学に戻ろう。博士になろう」 そう一念発起した数年前。 こんにちは、晴れて博士になりました。生物系の研究者の端くれです。 私は農学系の大…

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会社を辞めて大学に戻って博士課程の学生になった話③<企業就職?アカデミア? 準備編>

「やっぱり仕事辞めよう。大学に戻ろう。博士になろう」 そう一念発起した数年前。 こんにちは、晴れて博士になりました。生物系の研究者の端くれです。 私は農学系の大…

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会社を辞めて大学に戻って博士課程の学生になった話②<生活とお金編>

「やっぱり仕事辞めよう。大学に戻ろう。博士になろう」 そう一念発起した数年前。 こんにちは、晴れて博士になりました。生物系の研究者の端くれです。 私は農学系の大…

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会社を辞めて大学に戻って博士課程の学生になった話①<決起編>

「やっぱり仕事辞めよう。大学に戻ろう。博士になろう」 そう一念発起した数年前。 こんにちは、晴れて博士になりました。生物系の研究者の端くれです。 私は農学系の大…

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秋っぽい

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Have a nice TRIP!!!

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春っぽい

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ジブリっぽい

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会社を辞めて大学に戻って博士課程の学生になった話

今となっては、あの時なんであんなにも悩んだのだろうと思う。けれども、当時の自分にとっては、それはもうとてもとてもとても重大で、人生で最も大きな決断だった。 とい…

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気ままに読書録「植物図鑑(有川浩)」

「お嬢さん、よかったら俺を拾ってくれませんか。」 ……………なんだ、この文庫本の帯は。 裏表紙のあらすじを読んでみると、女の子がある日突然イケメンを拾う物語らし…

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気ままに読書録「蜜蜂と遠雷(恩田陸)」

すごい、最高。 最後の一文を読み終えた時、真っ先に頭に浮かんだのはこの一言だった。 私は小さい頃からピアノを弾いたり、学生時代にはオーケストラに入ったり、そんな…

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気ままに読書録「羊と鋼の森(宮下奈都)」

気ままに読書録「羊と鋼の森(宮下奈都)」

時間が経ってから同じ本をもう一度読み返すと、違うものが見えてくる。

…..と、よく言われるけれど、それを私が初めてきちんと実感したのは、この本、羊と鋼の森(宮下奈都)だった。

初めてこの本を読んだのは20代の半ば頃。
その時の正直な感想は、あんまり心に残る本ではなかったなあ、だった。
つまらないと言わないまでも、本屋大賞を受賞して映画化されるほどの魅力は感じなかった。

30代に入って久しぶり

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気ままに読書録「勿忘草の咲く町で 安曇野診療記(夏川草介)」

気ままに読書録「勿忘草の咲く町で 安曇野診療記(夏川草介)」

「神様のカルテ」は私が最も敬愛する小説である。
その作者は、夏川草介さんという現役の長野県の医師だ。

神様のカルテのイメージが強い夏川草介さんだけれど、他の小説も書いているそうで。
この「勿忘草の咲く町で 安曇野診療記」もその一つだ。

この本の舞台も「神様のカルテ」と同じ長野県の病院である。
登場人物は違えども、同じ小説家が同じ舞台で書いた小説。
「神様のカルテ」は本当に傑作で、この上にさらに

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勝手におすすめ本一覧(随時更新)

勝手におすすめ本一覧(随時更新)

私の好きな本をまとめました。
主に小説です。
ベストセラー、映像化作品が多いかも。
どれも本当におすすめ。

*随時更新予定

おすすめ度 MAX ★★★・神様のカルテ(夏川草介)
・蜜蜂と遠雷(恩田陸)
・楽園のカンヴァス(原田マハ)
・図書館戦争 シリーズ(有川浩)
・みかづき(森絵都)

おすすめ度 BEST ★★・君の膵臓をたべたい(住野よる)
・これは経費で落ちません! シリーズ(青木裕

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会社を辞めて大学に戻って博士課程の学生になった話⑤<ふりかえり編>

会社を辞めて大学に戻って博士課程の学生になった話⑤<ふりかえり編>

「やっぱり仕事辞めよう。大学に戻ろう。博士になろう」

そう一念発起した数年前。

こんにちは、晴れて博士になりました。生物系の研究者の端くれです。

私は農学系の大学院の修士課程を経た後に就職し、2年働いた後に退職して大学院に戻り、博士号を取得しました。
https://note.com/mypacebiomuswri/n/n0235819251f7

一度就職した後に大学院に戻る、というパ

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会社を辞めて大学に戻って博士課程の学生になった話④<企業就職?アカデミア? 実践編>

会社を辞めて大学に戻って博士課程の学生になった話④<企業就職?アカデミア? 実践編>

「やっぱり仕事辞めよう。大学に戻ろう。博士になろう」

そう一念発起した数年前。

こんにちは、晴れて博士になりました。生物系の研究者の端くれです。

私は農学系の大学院の修士課程を経た後に就職し、2年働いた後に退職して大学院に戻り、博士号を取得しました。
https://note.com/mypacebiomuswri/n/n0235819251f7

一度就職した後に大学院に戻る、というパ

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会社を辞めて大学に戻って博士課程の学生になった話③<企業就職?アカデミア? 準備編>

会社を辞めて大学に戻って博士課程の学生になった話③<企業就職?アカデミア? 準備編>

「やっぱり仕事辞めよう。大学に戻ろう。博士になろう」

そう一念発起した数年前。

こんにちは、晴れて博士になりました。生物系の研究者の端くれです。

私は農学系の大学院の修士課程を経た後に就職し、2年働いた後に退職して大学院に戻り、博士号を取得しました。
https://note.com/mypacebiomuswri/n/n0235819251f7

一度就職した後に大学院に戻る、というパ

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会社を辞めて大学に戻って博士課程の学生になった話②<生活とお金編>

会社を辞めて大学に戻って博士課程の学生になった話②<生活とお金編>

「やっぱり仕事辞めよう。大学に戻ろう。博士になろう」

そう一念発起した数年前。

こんにちは、晴れて博士になりました。生物系の研究者の端くれです。

私は農学系の大学院の修士課程を経た後に就職し、2年働いた後に退職して大学院に戻り、博士号を取得しました。
https://note.com/mypacebiomuswri/n/n0235819251f7

一度就職した後に大学院に戻る、というパ

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会社を辞めて大学に戻って博士課程の学生になった話①<決起編>

会社を辞めて大学に戻って博士課程の学生になった話①<決起編>

「やっぱり仕事辞めよう。大学に戻ろう。博士になろう」

そう一念発起した数年前。

こんにちは、晴れて博士になりました。生物系の研究者の端くれです。

私は農学系の大学院の修士課程を経た後に就職し、2年働いた後に退職して大学院に戻り、博士号を取得しました。
https://note.com/mypacebiomuswri/n/n0235819251f7

一度就職した後に大学院に戻る、というパ

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会社を辞めて大学に戻って博士課程の学生になった話

会社を辞めて大学に戻って博士課程の学生になった話

今となっては、あの時なんであんなにも悩んだのだろうと思う。けれども、当時の自分にとっては、それはもうとてもとてもとても重大で、人生で最も大きな決断だった。

という決断。きっと誰にでも過去を振り返ると一つや二つはこんな決断があると思う。私の場合、その決断は新卒で入社した会社を辞めた時でした。

社会からの初めての洗礼、就職活動話は遡って、もう10年ちょっと前になるのか。私は大学の農学部に入りました

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気ままに読書録「植物図鑑(有川浩)」

気ままに読書録「植物図鑑(有川浩)」

「お嬢さん、よかったら俺を拾ってくれませんか。」

……………なんだ、この文庫本の帯は。

裏表紙のあらすじを読んでみると、女の子がある日突然イケメンを拾う物語らしい。少女漫画的な設定?前に読んだ「空飛ぶ広報室」とは雰囲気が違うのかな。

なんて、気になりなりつつも1年くらいは読まずにいたこの本。ようやく読んでみて、何でもっと早く読まなかったのだろうと本当に思った。

この本「植物図鑑(有川浩)」

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気ままに読書録「蜜蜂と遠雷(恩田陸)」

すごい、最高。

最後の一文を読み終えた時、真っ先に頭に浮かんだのはこの一言だった。

私は小さい頃からピアノを弾いたり、学生時代にはオーケストラに入ったり、そんな生活をしてきた。素人だし、アマチュアで、ただの趣味なんだけれども。

でも、それでも、何となく物心ついた時から音楽は近くに存在していて。だから音楽系の小説に出くわすと、何となく気になる。

けれど、いざ読んでみると、文字では音がないのが

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