その小説、「キケン」につき

その小説、「キケン」につき

この小説の私の好きなポイントは数え切れないほどある。 ネタバレが怖すぎて具体的には書けないけれど、私のおすすめポイントをいくつかご紹介したい。 ①まずなんてったって表紙がいい。物語と全く関係ない内容をコミック仕立てに紹介し、片隅に描かれたキャラクターがツッコミを入れている。 この時点で絶対面白い。 ②キケンな理論の勧善懲悪物語であるところがいい。彼らは、所属する大学で彼らの正義を全うする。 物語を読み終えて、落ち着いてよくよく考えると彼らの行動はなんだかおかしいのだが、物

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読書の習慣~好きな作家~

読書の習慣~好きな作家~

今回は好きな作家さんについて書いていきたいと思います。 5人ほど紹介していきます! 5人の書いている本のジャンルは違うので好きなジャンルや読んでみたいジャンルの参考にしてみてください。 また、本を読んだことなくてこれから読もうというときに参考にしてみたり、本を読む方でも気になっていた方がいたり他の方の作品を読んでみたいと思っている方も是非参考にしてみてください。 今回紹介する方々は、それぞれもっと詳しく紹介しようと思っています。 1,有川浩 ファンタジー系や実世界を基にし

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不幸を比べ合ったらきりがないのだ。

不幸を比べ合ったらきりがないのだ。

「有川浩さんは女の人なのに男の人目線でものを書く人。 小説って女の人の感情の籠りすぎたものよりも 男の人主体の文字の方か淡々としていて読みやすいかも。」 私が初めて有川浩さんの『レインツリーの国』という本を読んで思った感想だ。 ✳︎ ✳︎ ✳︎ こんにちは。なこと言います。 広告代理店に勤めていて、人の心に刺さる言葉が好きです。 私が最近読んで好きになった小説家の方の一人が有川浩さんで、『レインツリーの国』を読んだ私なりのレビューをまとめてみました。 ミステリーとか

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海の底 有川浩 角川文庫

海の底 有川浩 角川文庫

 自衛隊三部作と言われる中の最後の作品。  横須賀米軍基地の基地祭りの最中、基地は意外なものに、意外なところから襲撃を受ける。それは人レベルの大きさになったザリガニ。海から大量に襲い掛かる。人を食料と認識して。 おりしも停泊中だった、海上自衛隊潜水艦「きりしお」。乗り組み員も状況が状況だけに避難しようしていたところに、子供たちの集団があった。彼らを救うため、艦長と乗り組み員2名は、ザリガニの縦となって彼らを潜水艦内に救出する。しかし、艦長は・・・  横須賀内でザリガニと戦

空の中 有川浩 角川文庫

空の中 有川浩 角川文庫

 自衛隊三部作の第二作。ファーストコンタクトもの。  国産の小型ジェット機と自衛隊F14が四国高知沖エリア2万メールにて、相次いで爆発。ほぼ同時期に、高知二淀川河口付近で、高校生が未知の生命体を拾う。この2つの出来事が、ひとつに収束する。人類の未知なる生物コンタクトのお話。  一昔前なら、SFとして分類するだろうが、今はクロスオーバーなもので、なんでもOKな時代。ラノベもSFも何でもありかも。そしてあとがきが新井素子ときたら、それだけで十分な世代ですので、まったくOK。

塩の街 有川浩 角川文庫

塩の街 有川浩 角川文庫

 塩害といわれる原因不明の病気。突然、人が塩を吹いて塩の立像になってしまう現象が、突如発生し日本も世界中も多数の死者が発生していた。その中で、人はどうするのか?  有川浩のデビュー作。ヤングアダルトというよりも純粋なSFで攻めたくなるのは、私の読書暦がSFからアプローチしているからに過ぎないだろう。純粋な読者は、上質のエンターテイメントだと思って読むに違いない。作者は「大人のライトノベル」というが電撃から出てきているだけにツボは心得ている。  人の生き様が描かれ、決して軽

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言葉の不自由 #hoN4

言葉の不自由 #hoN4

久しぶりにnoteのアプリを開きました。笑 しばらく読書感想文を書いていなかったのはこれ、 図書館戦争シリーズを読んでいました!! 6冊あったんです! 元々読むの速くないし、なかなか前からあいちゃいました。 でもとにかくおもしろかった〜〜 元々映画でむかーし見たことあったんですが、 榮倉奈々さんと岡田准一さんが出てたなぁくらいの記憶で。 けっこう暗かったなぁくらいの印象だった気がします。(印象薄っ) このお話は架空のお話で、 図書館と言葉を規制する良化隊の戦いが軸にあ

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7月15日 活字というものは

7月15日 活字というものは

こんにちは お久しぶりです 前回の日記から1週間ほど経ってしまいました。 長い文を書くというのはとても難しいですね。 日々の断片が中々繋がることがなく、下書きの欄にぼとぼとと落とされていくのを見ていくだけの1週間でした。 さて、今日は有川浩さんの「ストーリー・セラー」を読みました。 やはり有川浩さんの著作は読後感が素晴らしいですね。 疑問を残さない、かつ後を引く感情を俯瞰的に眺めるのがとても楽しい作品です。 この作品は作中作が非常に多く登場していて、作中作の中の

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#16 植物図鑑/有川浩

#16 植物図鑑/有川浩

砂糖を食べながら砂糖水、第二弾!ドン! この方Kindle版全然出てないのか…!? メロメロデロデロに甘く、喪女の私が読むとどこかしら痒くなってきます。。ハアハア、動悸が…。 イケメンで植物オタクでご飯まで作ってくれちゃう!という男を拾う女の話。しかも名家の息子っていう…。 やー。こういうハッピーに溺れる話も笑顔で読める人生を送りたいものです(?) でもご飯シーンがめちゃ美味しそうなんだよな。草(純粋な草)。

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毎日読書メモ(45)『日没』(桐野夏生)

毎日読書メモ(45)『日没』(桐野夏生)

桐野夏生『日没』(岩波書店)を読んだ。岩波書店で桐野夏生、ってなんとなく不思議なイメージだったが、岩波書店の雑誌「文学」、そして「文学」休刊後は「世界」に連載されていた小説だったようである。 太平洋に面しているとおぼしき、茨城県某所の断崖絶壁の上に建つ療養所に収容された作家マッツ夢井。太平洋から昇る日の出が見えそうなイメージなのに、小説は『日没』、白と黒の装丁、読む前からぐんと暗い印象。 総務省文化局・文化文芸倫理向上委員会(通称ブンリン)からの呼び出しを無視したマッツは

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