まいこ@本好き

読んだ本の感想を書いていきます。備忘録。 本を読んでその世界に自分が入り込む感覚が好き…

まいこ@本好き

読んだ本の感想を書いていきます。備忘録。 本を読んでその世界に自分が入り込む感覚が好きです。 他の方の感想を読むのも好き。 好きなもの ミステリー 日常 ほっこり グルメ 東野圭吾

最近の記事

図書館のお夜食 原田ひ香

原田ひ香さんのお話はいつもご飯が美味しそうだから、読んでいてお腹が空いてくるのはもちろんのこと、食べ物の情景が浮かんできて「昔同じように美味しいもの食べたことあったな。あれ美味しかったよなぁ。また食べよう!」って幸せな気分になるので好きです。 今回のタイトルが「図書館のお夜食」だったので「図書館司書さんたちが残業して遅くなったときに食べる手軽で美味しいご飯の話」かなと思ってました。 そうしたらまさかの「夜しか開いていない私営の図書館の食堂で、シェフが作ってくれる本に載っている

    • 変な絵 雨穴 【考察あり】

      面白かった! 全四章ありそれぞれ語り手が違くて、いろんな角度から情報を集めて話が進んでいくのが好き。こことここが繋がるんだ!と驚きながら読み進めていくことができ、あっという間に読み終わった。変な家より私はこちらがおすすめ。 最後の絵だけはどういうつもりで被害者が残したのかな、と少し悩んだ。果たして犯人が考えた方が正解なのか、それとも違う意味なのか。犯人が考えた方だと、被害者の人物像に合ってなくて納得がいかない気がする。でも被害者がわざわざ描いた意味を考えると・・・犯人の思っ

      • 可燃物 米沢穂信

        面白かった! 無口で仕事をこなす葛警部。外見や私情などが全然描かれていないので、ミステリーに集中して読むことができる。勝手に体育会系の無骨なガタイのいい男性を想像して読んんだ。推理力は抜群。どの短編も謎が作り込まれていて、結末が予想できなくて驚かされるものばかりだった。 捜査中の食事は毎回、菓子パンとカフェオレなのがちょっとかわいい。

        • 墨のゆらめき 三浦しをん

          面白かった! 事前情報なしで読んだのでホテルマンと書道家がどう絡んでいくんだろうと思ったら、めちゃくちゃ良かった。2人の掛け合いがいい。協力して代筆業をしているシーンが好き。仲良くなっていくペースも自然で良い。テンポよく読めてあっという間に一気読み。最後のページにカネコの足跡がついていてクスッとした。 読了後Amazonに2人プラス1匹のイラストが載っていることを知ったけど、イメージ通り!続編出て欲しいな。

        図書館のお夜食 原田ひ香

          ライフ 小野寺史宜

          この人の本はホッとしてのんびり読める。 人のことが好きな主人公が送る温かい日常が描かれている本。パンが大好きな主人公はこれからもいろんな人と関わりながら、幸せな日常を過ごしていくんだろう。 読んでいてハラハラドキドキはほとんどない。でも、この人の本を見かけると不思議と読みたくなる。

          ライフ 小野寺史宜

          教室に並んだ背表紙 相沢沙呼

          「medium 霊媒探偵城塚翡翠」の作者さん。 その本から知ったのでてっきりミステリ作家さんだと思っていた。見つけた時はびっくりした。そして男性だった。勝手に女性だと思っていたよ。二段びっくり! 内容は中学生の思春期爆発に司書さんが優しく寄り添ってくれる物語でした。登場人物の悩みや違和感に昔の自分が共感し、胸を苦しくなったり、司書さんの言葉に救われたりしました。 それから、現代の中学生はこんなことになるの?大変!!と思った。娘が中学生になったらどうなるのかしら・・・。 トリ

          教室に並んだ背表紙 相沢沙呼

          お菓子の船 上野歩

          和菓子の小説大好き。なんだかほっこりするよね。 冒頭の和子と祖父の会話が好き。主人公が成長していく姿が素敵でした。 読んでいて和菓子が食べたくなって堪らなかった。主人公の作った羊羹とどら焼き食べたい!

          お菓子の船 上野歩

          三人屋 原田ひ香

          面白かった。 三人の姉妹が朝昼晩と交代して経営しているお店。朝はパン、昼はうどん、夜はスナックになる。朝のパンと昼のうどんが美味しそうで堪らん。三人の人物像も魅力的でよかった。 内容は重めの話が多く、どうしてそうなった?のような出来事も多いけれど、そういう人生もあるよねと思った。三人姉妹で協力してお店ができるようになれたらいいな。 続編があるらしいので読みたい。

          三人屋 原田ひ香

          名探偵じゃなくても 小西マサテル

          面白かった! 謎を解説するときに祖父が煙草を求めるシーンが好き。イケおじですね。2人の男性よりも私は祖父推しです。 残念ながらあまり古典ミステリに詳しくないので、例えに出てくる作品が全くわからない。わかればもっと楽しく読めるんだろうな。

          名探偵じゃなくても 小西マサテル

          店長がバカすぎて 早見和真

          書店員の日常を描いた作品。私はなったことがないので新鮮だった。 もう少し人物描写が欲しかったかもしれない。主人公が常に情緒不安定で心配になった。ライトノベルのような雰囲気で一気に読めた。

          店長がバカすぎて 早見和真

          赤ずきんピノキオ拾って死体と出会う 青柳碧人

          赤ずきんシリーズ2作目! 「あなたの犯罪計画は、どうしてそんなに杜撰なの?」と犯人を追い詰める赤ずきんちゃん。このセリフ好き。 今回はヒントがたくさんあるので、謎解きはあっさりわかる感じ。さくさく物語が進んでいった。童話をアレンジしてるので、この童話はどういう展開になるのかな?とワクワクする。次回も楽しみ。

          赤ずきんピノキオ拾って死体と出会う 青柳碧人

          変な家

          会話形式で進む小説。読みやすくライトな感じ。変な家って間取りの謎を解くインパクトが強かったので、人間関係や風習などが少し重く感じた。 最後の方は全体の家系図を見やすい形式で出してくれると読み進めやすかったなぁと思った。ラストの憶測はちょっと運任せすぎるというか、あまり確証がないのでそこまでときめかなかった。人物描写が少ないのでもうちょっと多いといいなと思った。 変な○○シリーズはインパクト強くて内容が気になるので今後も読みたい。

          物語の種 有川ひろ

          読めば心が躍り出す。ほっこり&胸キュン全十篇の物語! 宝塚オタク、宝塚OGが読んでも沼る!どこから読んでも面白い!もはや『沼の種』!有川先生、あなたは天才ですか?! ――紅ゆずる(女優/元宝塚歌劇団星組トップスター) 第一話 SNSの猫  SNSで目にした保護猫に心を鷲づかみにされた主人公。ある日、事件が起きて……。 第二話 レンゲ赤いか黄色いか、丸は誰ぞや  祖母を亡くした妻、父を亡くした旦那。二人の会話から見えてきたのは……? 第三話 胡瓜と白菜、柚子を一添え 静岡生

          物語の種 有川ひろ

          午後のチャイムが鳴るまでは 阿津川 辰海

          面白かった!!! 読み終わった後の爽快感がいい。 一番好きなのはラーメン!バカなことに全力を注いでる高校生っていいよね。読んでいて気持ちよかった。 なんとなく、この人かな?って思っていたら当たっていて嬉しかった! 文章も読みやすく、すんなりと頭の中に入ってくる。 最後までしっかりとまとめていて満足。また読みたい。

          午後のチャイムが鳴るまでは 阿津川 辰海

          ファミリーデイズ 瀬尾まいこ

          面白かった! 育児をしたことある方が読むと「そうそう〜!わかる!」と共感の嵐になる一冊。結婚・育児の話なので興味のない方はつまらないと思う。 子育て中に感じた幸せな気持ちが言語化されていて、読んでいてハッピーになれた!子供を愛おしく感じる気持ちや、未来を楽しみに今を大切にされていることが伝わってきた。一つ一つの章に娘を大好きな気持ちが溢れてる、、絶対親ばかですね(笑) 瀬尾さんのエッセイ好きだな。 私も娘が生まれてから明日が二つやってくる気分です。本当、幸せなことですね。

          ファミリーデイズ 瀬尾まいこ

          ものは言いよう ヨシタケシンスケ

          大好きなヨシタケシンスケさんのエッセイ本。 昨年行ったヨシタケシンスケ展で観たものが、ぎゅっと詰まっていました。のんびりと読めるのがいい。ところどころクスッと笑える。 7章「ヨシタケシンスケのことば」が1番面白かった。ヨシタケさんの考え方、捉え方、生き方ってなんだか惹かれてしまう。世の中色々大変だけど、自分はこうやって生きています、お互い生きていきましょって肩肘張らずに気楽に受け取れる。 哲学的な印象もあるけど、私は「こういう世界の見え方もあるよ。あなたがどう思うかは知らん

          ものは言いよう ヨシタケシンスケ