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【読書メモ】『阪急電車』(著:有川浩)
そういや今年は阪神競馬場が改修中だったなぁ、、(JRA職員の)家内が「今年は京都出張が増えそう」なんてぼやいてたなぁ、とか考えながら思い出したのが『阪急電車』との一冊、個人的には大好物の連作短編系。
片道15分の関西ローカル線を舞台とした連作短編集となります。その沿線に住む人々の、日常の重なりを有川さんらしく、テンポよく。
登場する人々も魅力的ですが、主役は題名通りに阪急電車(今津線)となるのでしょうか。往復で半年のタイムラグを設けているのも絶妙で、一気にほっこりと読めてしまいました(たぶん無意識にニヤニヤしながら)。
個人的に印象的だったのは、図書館にまつわるカップルのエピソード。近くに大きめの図書館があるってのは、やっぱりいいなぁ、、なんて。
あと、昔から一度は行ってみたい場所として仁川(にがわ)の名も印象に。桜の時期に桜花賞を観に行きたいのですが、せっかくならこの路線の往復路も楽しみたい所。
仁川の舞台はここから坂がある、なんてフレーズを思い起こしながら。
そういや、映像化もされてたのですが、時間との兼ね合いか図書館のエピソードが省かれてたんですよね、、後ほどスピンオフ的に出ていましたが、日本酒に本とか、たまらんですよ、ええ。
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