お題

#わたしの本棚

あなたの本棚はどんな本棚ですか? 並んでいる本のラインナップ、何度引っ越しても手放せない1冊、並べ方や棚へのこだわり、積読になってしまっている本たち……。みなさんの本棚のことを教えてください!

急上昇の記事一覧

てくてくおのぼりのすけ予告

〜副題:あーーの、東京行ったってよ〜 2023.10月25日   〜10月27日 そうして次曲、哀愁漂う「ドナドナ」に ズッコケつつ私は旅立って行くのでした。 いざ、出荷ー!!! という事で、久々に「のすけ記事」やります。 今年のネタが溜まりまくってるのにやる気が出ず旬を過ぎてしまいボツになった記事が多すぎます。もったいない! 発破をかける意味でとりあえず予告編を出し、自分を追い詰めてみました。(*´_ゝ`)ヘヘ 不定期更新且つ読みづらい記事となる予定ですがnote

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【読書感想文】少しはマトモな坂口安吾

アタシは坂口安吾が専門だったわけでもないのだが、どうしても『堕落論』や『白痴』などから、安吾はダメなヤツ、というイメージがあった。今回読んだ短編集でも、そのダメっぷりは十分発揮されているので、まあ、ダメなヤツなんだろう。 だがこの短編集の中で、あれ?安吾さん、ちょっとマトモな発言?っていう箇所があったので、ここに披露しておきたい。 「青春は絶望する。なぜなら大きな希望がある。少年の希望は自在で、王者にも天才にもみずから化して夢と現実の区別がないが、青春の希望の裏には、限定

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【読書メモ】「私・今・そして神 開闢の哲学」永井均(著)(講談社現代新書)

別所隆弘さん撮影 「私・今・そして神 開闢の哲学」永井均(著)(講談社現代新書) 【参考文献】 「〈私〉の哲学を哲学する」永井均/入不二基義/上野修/青山拓央(著) 「〈私〉の哲学をアップデートする」永井均/入不二基義/青山拓央/谷口一平(著) 「存在と時間 哲学探究1」永井均(著) 「世界の独在論的存在構造 哲学探究2」永井均(著) 「独在性の矛は超越論的構成の盾を貫きうるか 哲学探究3」永井均(著) 「<ぼく>と世界をつなぐ哲学」中山元(著)(ちくま新書)

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冬の色(光と私)|#シロクマ文芸部

冬の色って何色だと思う? やっぱり「白」かな。 そう思うよね。 ということは、冬の色って、200色あるんだね。 どうして? あの名言「白って、200色あんねん。」知ってる? ああ。あれ、すごく好き。面白いよね。 黒は300色だったかな。 それで、グレーは6000色。 そんなに色ってあるのかな? あるんじゃないかな。数えてみたら? 名前がついている色なら数えられるよ。 うん。そうだね。 でもね、 名前のついた色と色の間にグラデーションのように色がたくさんあっ

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鑑賞*ひと揺らぎしては散りゆく木の葉かな

磯村光生   木の枝から木の葉が風にあおられてはらりと落ちるところ。 まずは一枚の葉にクローズアップ。 次に木の葉が枝から離れるまでの時間のスローモーション。 絞られた焦点でほんの一瞬を捉えて、木の葉の名残惜しさが見えた。 (岡田 耕) (俳句雑誌『風友』令和五年五月号)

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つめたいバターを舌に乗せ|柚木 麻子『BUTTER』からの連想

柚木 麻子『BUTTER』を読み返したら、冷蔵庫から出したてのバターをひとすくい、そのまま舌に乗せたくなった。 愛人業の果てに複数人の男たちの殺害容疑を掛けられた「若くも美しくもない」女――記憶に新しい実在の事件をモチーフにして、容疑者と週刊誌記者、その友人という三人の女を軸に物語が進んでいく。 作品の中で頻繁に引かれる『ちびくろさんぼ』の結末が示唆するとおり、この小説のキーワードは「変容」だ。にらみあった虎がぐるぐる回るように、女たちの関係性はめまぐるしく変わりゆき(支

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大絵描き『西炎子』の小説を曖昧絵描きが紹介したい[その2]

西炎子著 『溝』を語る前に このぼんやり曖昧絵描きには、敬愛すべき女神、勝手に心の師匠と呼んでいる大絵描きがいる。 ひろ生を心身暗黒の渦から救ってくれた、究極の女神である。 炎子女神がいなかったら、今のひろ生は存在しないかもしれない。 その大絵描きが今年の初秋に、新作の小説を出版した。 今回も鳥肌ものの問題作である。 特に絵描きや小説家、いや、創作者には、是非とも読んでいただきたい内容かもしれない。 ここでは、この曖昧絵描きのひろ生が、興奮覚めやらぬアホな頭で、思い切

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27. 【仕事=幸福】わ〜会社辞めたい、を分析したら、大発見をした

大切なものを大切にしたいのなら、 今すぐにでも、それに時間を使うこと。 そのために、 「自分にとって大切なもの」を考える。 上の記事の中で、まず必須でブロックしたいのは「睡眠時間」と書いた。 次は何かな〜と考えた時、 「会社員としての仕事」も、大きな岩と言わざるを得ないくらい、長い時間を過ごしている。 会社員として働く以上、当たり前のことだけど、改めて、「時間を売る」働き方だと、認識させられた。 正直に書くと、会社で働くことが、最低で人生の1/3の時間を占めるほどの

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サードプレイスが無くなって。

いつだったか、、、。 自宅から車で5分のところに、 スタバ隣接の大きな本屋さんがあった。 閉店がAM2時。 当時休みが日曜日のみ。 私は土曜日は仕事や家事を終わらせ22時には スタバへ。 土曜夜は混雑していた。 小ぶりな机が空くのを本を見ながら待ち、 空いたら席を確保。 読みたかった本や雑誌を持ち込みOKで、 スタバで本日のコーヒーTallを頼み、 たまにご褒美に大好きなクッキーを購入。 おかわりが100円で出来、持ち込みの本は あっという間に読み終える。 そこからは持

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「傷モノの花嫁」感想・ネタバレ

どんな本? 『傷モノの花嫁』は「かくりよの宿飯」シリーズや「浅草鬼嫁日記」シリーズの著者、友麻碧 氏による新作小説で、2023年10月13日に講談社タイガから発売された。 物語は、猩々に攫われ、額に妖印を刻まれた菜々緒が主人公。 彼女は「猿臭い」と蔑まれ、結婚が破談になり皇国の鬼神、紅椿夜行に救われ、夜行との間で恋物語が始まる。 読んだ本のタイトル傷モノの花嫁 著者:友麻碧 氏 あらすじ・内容感想漫画が原作の小説だが、発売は小説版の方が早かった。 読了直後に思ったのは、

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2023年に読んだ本 Best10

1年の振り返りを兼ね、2023年に読んだ本を整理した。今年読めたのは50冊。年初に立てた目標50冊をなんとか達成できた。 50冊にはおもしろかったもの、ふーんなもの、視野を広げてくれたもの、いろいろあった。せっかくなので、特に素敵だった10冊を選んで紹介したい。 まずは小説から5冊。 1.『六人の嘘つきな大学生』評判になっていたので読んでみたやつ。「6人の嘘つき」とやらがどんな造形で描かれているか、くらいの気持ちで手に取ったが、とてもそれどころではなく、何重にも起こる伏

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読書感想:ひえぇぇぇという言葉を本当に口に出しちゃうような本を読みたい人へ。

今年の夏から秋にかけて夢中で読んだ本。 どれくらい夢中だったかって、9時から在宅勤務始まってるのに面白すぎて止められなくて、10時半まで読んでた。 シリーズ8まであるけれど、とりあえず今7まで読み終わったところ。 数年前に4まで読んだことがあったけれど、最初から読み直し。 わたしは一番好きな映画に「SAWシーリーズ」を挙げるような狂った人間なので、この狂ったリカも好きなのだろう。 ひたすらに恐ろしく狂っているので、SAWが好きな人はぜひ読んでみて。 好きな男に執着した、世

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鑑賞*忘年会末座は人の寄るところ

藤本秀峰 1934年 大阪府生まれ。1991年「扉」(主宰 土生重次)に創刊参加。句集に『寒の水』『無辺』。 句は1994~1996年作。『無辺』所収。 豊臣が滅びる4年前、徳川家康と豊臣秀頼が二条城で会った。 それぞれの思惑が交錯し、秀頼は家康に御成の間を譲った。 席順は、天下が左右されるほど重要である。 忘年会も、乾杯の時にはもう終わっていることもある。 (岡田 耕)

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小説「聖女の魔力は万能です 6巻」感想・ネタバレ

【聖女の魔力は万能です】とは、橘由華氏によるライトノベルで、異世界に召喚された20代OLのセイが、聖女としての力を発揮しながらスローライフを送る物語。 小説家になろうで連載されていたWeb小説を原作とし、カドカワBOOKSから単行本化されている。また、コミカライズ版やスピンオフ漫画もComicWalkerで連載中。 2021年にはテレビアニメ化。 さらに2023年10月から2期が放送されている。 読んだ本のタイトル聖女の魔力は万能です6巻 著者:橘 由華 氏 イラスト: 珠

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今日の本|「扉の向こう側」ヤマザキマリ

著者ヤマザキマリさんといえば、その経歴の特異さ。 17歳で高校退学、イタリアの美術学校に留学。詩人と恋に落ち、妊娠しシングルマザーとして帰国。その後年下のイタリア人と結婚し、夫の仕事都合で家族3人、シリア、リスボン、シカゴ、イタリア等に暮らしながら歴史漫画を描く。 ヤマザキマリさんの持つ世界観に興味があり、漫画はもちろん、エッセイはほとんど読んでいます。 エッセイにちょこちょこ出てくる、つまりヤマザキマリさんに多大なる影響を与えたであろう母親・リョウコの大ファンです。 この

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2023年の本ベスト約10冊

 今年も色々面白そうな本がたくさんありましたね。読みたかった本を全部読めたわけではありませんが、それは来年のお楽しみ。  今回は、2023年に読んだ同年刊行の本の中から、約10冊を選んでみました。 ※上半期ベストは刊行年問わず約10冊を選んでいます。あわせてお楽しみ下さい。 ※以下、読了順です。各タイトルに貼ってあるのは出版社公式のリンク、概要はすべてそちらから引用しています。  また、該当する本について取り上げたエッセイがある場合は、〈関連エッセイ〉としてご紹介している

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幕が下りた世界にも明日が来る。 『星を編む』

この先になんの物語もなくても。 花火は消える。夏は終わる。 幕が下りた世界にも明日が来る。 感想 何度選んで、何度捨てても、生きてる限り道は続く。 自由を選んだその先で、もう一度人生と幸福の意味を問い直す主人公。 凪良さんらしい瑞々しい言葉で綴られた、エンドロールのような一冊でした。 人生って物語ではないんですよね。 よく人生を物語に例える表現を目にしますが、それは花火のような一瞬のターニングポイントであって、点と点の間に横たわる時間のほとんどは、なにも特別ではない生

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読書記録:男女の友情は成立する?(いや、しないっ!!) Flag 2. じゃあ、ほんとにアタシと付き合っちゃう? (電撃文庫) 著七菜 なな

【永遠の友情を誓いあった仲だから君とは対等でいたい】 追試対策やアクセ作りの中で、友情に変化が生じる物語。 友人としての期間が長かった故に、自分の恋心に蓋をし続けた悠宇と日葵。 しかし、互いの歩み寄りによってもう一歩先の関係を築いていきたい。 二人の関係が次第に変化する中、追試やアクセブランドの身バレといった困難が立ち塞がる。 更に、凛音のアプローチが過激になり、考える事が山積みの混沌へと陥るが。 自分の好きな物を続ける原点を顧みる事で、情熱が再熱する。 真の親友を目指す

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おうち美術館という提案

美術館などの音声ガイドは楽しい。 (会場内を専用の機材でなにか聴いてるアレである) 特別な情報を教えてくれるだけでなく、 目の前の作品とじっくり向き合える時間もくれる。 安くはないオプションなので、毎回ではないけれど、 これは!という時には欠かさないようにしている。 この本は、そういう美術館ならではの楽しみを おうちで手軽に味わえるだけでなく美術鑑賞のイロハも学ぶことができる。 いい声での興味深い解説付きの鑑賞を いつでも好きなタイミングで、 好きな分だけ、 好きなよう

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noteという大きな本棚の中で

婚活のマッチングアプリについて考えていた。 想像するに、それぞれの人が自分の情報と相手に求める条件をいれると、マッチした人達が出てきて、そこから始めるんだろう。 近未来、条件をいれるとすぐにAIが「この人との組み合わせだと86%の確率でお互いに一番幸せになれます」と、その二人に紹介して、それであっさり結婚する日が来るんだろうか。 そういうサービスが始まって結婚が成立して、5年くらいはみんな幸せで、「やっぱAIすげぇ」みたいに続々とAIカップルが誕生したら面白い。20年後

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