ねう | こころと癒しの専門家・エッセイスト

❀̥ こころの癒しやHSCの子育て、日常のことなどをエッセイ形式で綴っています。 𖤣𖥧…

ねう | こころと癒しの専門家・エッセイスト

❀̥ こころの癒しやHSCの子育て、日常のことなどをエッセイ形式で綴っています。 𖤣𖥧機能不全家族育ち 𖤣𖥧シングルマザー 𖤣𖥧水瓶座 𖤣𖥧INFJ

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「自分の人生の主導権」をとりもどすための最初の一歩

早朝に家を出て、子どもを園に送り、仕事に向かう。 なんてことない、日常の一コマ。 誰かにとってみたら当たり前のことかもしれない、そんな普通のことに、深い充足感と幸せを感じます。 2年後に実家を出ることを決めてから、少しずつ準備をすすめています。 園の時間を延長して、子どもを園に送迎することもその一つ。 「実家に住んでいたら、親に頼れるからうらやましい」 シングルマザーになってから、他のママさんにそんな風に声をかけられることが増えました。もちろん、実家に住んでいるからこ

    • 【機能不全家族】外国人母との歴史について語ろう

      わたしの家庭は、おそらく「機能不全家族」と定義されてしまうのでしょう。 外国人だった母は、異国の地でたったひとりでわたしを育て上げました。 言葉の壁。文化の壁。そしてわたしが中学生に上がる頃までは、数年ごとにビザ更新の壁にもぶち当たっていました。 また、母はわたしの父親の存在をおそれ、わたしに物心がついた頃から「もしママになにかあったら、あなたは絶対に『ママの国に帰りたい。パパのところには行きません』って裁判官の人に言うのよ。わかった?」と言われ続けていました。 小学

      • 【機能不全家族】他人軸で生きていた自分への気づきと、自分軸をとりもどすための方法

        知らないうちに、わたしはこんなにも日常の中で、他人軸で生きていたのか。 そのことに、ふと気づくきっかけがあり、愕然としました。 手放せていると思っていたけれど、まだまだ、手放せていなかったのです。 その「他人軸」は、日常のささいな所作のほとんどすべてに宿っていました。 一事が万事、そんな感じにすすんでいるのが、わたしの子育ての日常であることに、ふと気づいたのです。 いえ、以前から薄々、わたしの判断基準や子どもにせまられる選択に、母親の存在や言動が、少なからず影響してい

        • 孤独を感じて苦しいときに読む話

          友達と、遅くまでお話をしていました。 もっぱら、わたしが彼の相談に乗っていました。 人生の中で孤独を感じていること。この先の目標や目指すべきところがわからないということ。 わかるなあ...と、お話を聞きながら思いました。 20代最後の数年って、30代からの人生に向けての、今までの人生の総棚卸しと整理の時期なのかもしれないなぁ、なんてことを実体験も踏まえて思います。 そして、そういった「総棚卸し」の時期というのは、もしかしなら長い人生の中で十数年ごとにやってくるものなの

        「自分の人生の主導権」をとりもどすための最初の一歩

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        • "悟り" の日常と体験記
          3本
        • 子育てエッセイ
          4本
        • こころと身体を癒す "セルフヒーリング"
          6本
        • 有料記事まとめ
          3本
        • セッション&講座
          1本

        記事

          「子育てがつらい」と感じる本当の原因は、こころの余裕や完璧主義ではなくて...【モラハラ・トラウマ・PTSD】

          「楽しく、こころ穏やかに子どもと過ごすためには、こころの余裕をもつことが大切」と、よく言われます。 しかし、必ずしもこのアドバイスが当てはまる方ばかりではなくて… その人の状況によっては、このアドバイスが逆にママさんのこころを追い詰めたり、さらに疲弊させてしまったり、自己嫌悪におちいらせてしまうこともあると思うのです。 少なくともわたしは、世間一般のこうした意見に漠然としたモヤモヤ感と違和感を感じていました。その理由がわかったのは、自分の「子育てに対するつらさ」の原因が

          「子育てがつらい」と感じる本当の原因は、こころの余裕や完璧主義ではなくて...【モラハラ・トラウマ・PTSD】

          ハーフっ子が語る、日本の「節目」を大切にする文化が人生に与える深い影響

          人生ではじめてのPTA役員会議に出席しました。 ドキドキしながら参加したのですが、みなさん素敵な方で、ホッとしました。 PTA会議の中で、ふと出たのが「外国人の保護者の方に、どのように情報を伝えていくのか」ということでした。 わたしの子どもは今年が最後の年です。次の3月には卒園をひかえています。そのため、PTA会議の引き継ぎでも、卒園準備についてのお話が多かったです。 その中で「外国人の保護者に、そもそもの前提をお伝えする場をなんらかの形で設けることは大切だと思います」

          ハーフっ子が語る、日本の「節目」を大切にする文化が人生に与える深い影響

          noterの皆さんに、感謝の想いを伝えたい

          こんにちは、ねうです。 数日前からすこしずつ、わたしと母についての想いや、いわゆる「毒親」と最近では言われているような、機能不全家族のなかで過ごした日々のヒーリング記録のようなものを発信しています。 はじめは、「こんな重たい内容をこんなところで書いていいんだろうか?」と、とても怖かったのです。何度もパソコンの前に座っては、真っ白な画面の前で立ち尽くしてしまっていました(実際は座っているんですが、心境はそんな感じでした) それでも、書かなければいけない気がする。 いえ、「

          noterの皆さんに、感謝の想いを伝えたい

          自分史上最高のセルフラブ(ご自愛)

          今日も、月1回の施術を受けてきました。 前回の経験から学習し、今日は最初から泣くことを想定して、日焼け止めだめを塗って、あとはスッピンで参戦です。 (前回の施術の感想はこちらからお読みいただけます↓) そう。 仮にも「マッサージ」「施術」なのに、わたしにとってこの方の施術を受けるのは、怖くてたまらなくて、かなり勇気と覚悟をふりしぼって受けるものなのです(笑) しかも今回は、生理予定日3日前 × 満月 ということで、もう2日ほど前から情緒がすごくて、理由もなくふとした瞬

          自分史上最高のセルフラブ(ご自愛)

          母のことを「毒親」と呼びたくない、本当の理由はなんだろうか

          自分の親のことを「毒親」と呼ぶことに抵抗感があります。 毒親について発信されていらっしゃる方などは、 こんなような解説をされていらっしゃいました。 それを読んだとき、わたしは「そういうことじゃない」と感じたのです。 なぜなら、親から与えられてきた愛情が "無条件" のものではなくて "条件付き" であったことに気づいていましたし、自分の家庭状況が他の家庭とどこか違うことも、自分が傷ついていることの自覚も、かなり昔からあったからです。 ではなぜ、わたしは「毒親」という

          母のことを「毒親」と呼びたくない、本当の理由はなんだろうか

          自分のこころを大切にするために、母をキライになった日

          母との関係を癒していこうとする試み、そしてプロセスを、このnoteに書いていこうと決意をしました。 母との関係と向き合うタイミングに来ていると思った理由は、少し前に母に対して直接的に「キライ」宣言をしてしまったからです。 そんな言葉を、言うつもりはありませんでした。 でも、言ってしまった。 そのすべてに、耐え続けてきました。でも、もう耐えられなかった。 なので、言ってしまったのです。 「前提条件をすり合わせようか。わたしはさ、お母さんのことがキライなの」と。 「わ

          自分のこころを大切にするために、母をキライになった日

          自分史上最大のタブーについて語ろう

          ここ数日、ずっと母との関係についてのいろいろを、書こうと思い続けていました。 でも、書けなかった。 何度もパソコンを立ち上げて、noteを開いてみたものの。 真っ白なページの前で、わたしは突如、なにを、どんな風に、どこを切り取って、書けばいいのか分からなくなってしまうのです。 さっきまで、あんなに込み上げてくる言の葉たちがあったはずなのに…。 書けないことには、きっと、いろいろな理由があるのだと思います。 母との関係というテーマについて書いていくことが、わたし自身にと

          自分史上最大のタブーについて語ろう

          この目で、神様を見た日のことを語ろう

          昨年の秋、親友に連れられて京都の美山町というところにドライブに行きました。 美山町は茅葺屋根で有名な、京都の山奥にぽつりとある村落です。 どこまでも続く山々と空。そして美しい紅葉のトンネル。 つらいことが重なり、まだ少しうつ状態を引きずっていたわたしに「その景色を見せてあげたい」という、親友からの愛情でした。 ただひたすらに、車を走らせて。 空を、山々の上を飛ぶ鳥たちを、紅葉からこぼれ落ちる木漏れ日を、車の窓から眺めながら「美しいね」「綺麗だね」なんて言い合いながら。

          この目で、神様を見た日のことを語ろう

          自分と向き合いたいと思ったので、カフェにこもって『親といるとなぜか苦しい』という本を読んでいたら、 いろんや気づきや納得や、自分の中で当たり前すぎてもはや知覚すらしてなかった悲しみとか、いろんなことがあふれ出してきていて。 半分も読んでないのにnote5記事くらい書けそう。

          自分と向き合いたいと思ったので、カフェにこもって『親といるとなぜか苦しい』という本を読んでいたら、 いろんや気づきや納得や、自分の中で当たり前すぎてもはや知覚すらしてなかった悲しみとか、いろんなことがあふれ出してきていて。 半分も読んでないのにnote5記事くらい書けそう。

          反応がなくても、発信をしつづける勇気

          わたしは、このnoteの他に、事業用のHPのブログも運用しています。 こんな風に、使い分けをしています。 本格的にHPの方のブログを書き始めてから数週間。 とても嬉しいことに、さっそく、記事のひとつがGoogle検索の1番目のページに表示されるようになりました! こちらのページです↓ SEO対策をしたブログ記事をたくさん書いても、結果が出るのは早くても数ヶ月後、長い場合だと1年近くかかると聞いていました。(ここで言う「結果が出る」とは、Google検索で1ページ目に自

          反応がなくても、発信をしつづける勇気

          育てられているのは、きっと、子どもじゃなくて

          朝から子どもが大泣きをして。 保育園に送った後、ぐったりしてしまったわたし。 わたしの子どもは繊細さん。いわゆるHSC(人いちばん繊細な子ども)です。そして、わたしもHSPかつエンパス気質。 そのため、子どものこころが大きく揺れ動くようなことがあると、わたしもシンクロして自律神経系が過敏になってしまうことがあります。 今朝、子どもが泣いた理由は、新学期がはじまったときに園に持っていっていた紙粘土版とのり用の板のこと。 なんでも、年長さんになったら新しく紙粘土版とのり用

          育てられているのは、きっと、子どもじゃなくて

          「ママってなんでそんなにやさしいの?」と言われて、泣いてしまった日

          「ママってなんでそんなにやさしいの?」 晩ごはんの支度をはじめようとしていたわたしに、突然娘がたずねました。 娘の口から出てくる言葉たちを聞いて、わたしはなんだかたまらなくなって、ひとりでこっそりと泣きました。 ホッとして。安心して。 わたしはずっと、子育てというものに苦手意識がありました。 もともと子ども好きというわけでもなければ、子どもが欲しいと思ったこともないタイプ。 自分に子どもができてからは「ちゃんと育てられるのかな?」という不安がいつもわたしの隣を伴走して

          「ママってなんでそんなにやさしいの?」と言われて、泣いてしまった日