本棚の整理が終わらない
本棚の整理をしようと思いたち、早一時間。
「おっ!この本また読みたいと思ってた!」
「そうだ!いつか読もうと思ってまだ読めてなかった!」
「あー!これめっちゃ良かったやつー!」
とかなんとか一人で呟きながら、全然進んでいません。
面白かった本をパラパラ見返したり、表紙を眺めたり、時間も無いのに最初から読み始めたり…
整理しているのか散らかしているのか分からなくなってきました(笑)
雑誌、本の特集
POPEYE、BRUTUS、&Premiumなどの雑誌類。気になった特集は集めてしまう癖があります。コーヒーの特集、サンドイッチの特集、部屋の特集…。
特に多いのが本の特集。
生きている間に全部は読めないよ!ってくらいの情報量です。
「この世にこんなに面白そうな本が溢れているのか!」と思うだけでワクワクします。
美術関係
美術館で買った図録や興味のある画家の特集。
図録はインテリアにもなるので、つい買ってしまいます。
でも図録って買った時がピークなんですよね(笑)
持っているのにしっかりと読み込んだことが無いなんて大きな声では言えません。
とりあえず飾っておこう。
原田マハさんの小説
美術繋がりで原田マハさんはよく読みます。
物語が面白いのはもちろん、表紙がキレイというのも推しポイント。
「たゆたえども沈まず」は何回も読みたい。そしてこの本を持っていつかフランスを旅したい。
西加奈子さんの小説
「ちょっと元気出ないな…」というゾーンに入った時、私は西さんの小説に何度も助けられてきました。
読んでいると「泥臭くてもいいからココから這い上がってやろう!」という気持ちになるんですよね。
お腹の底から力が湧いてきて、目に生気が戻り、なんなら軽くカメハメ波も出せるんじゃないかってくらいパワーが漲る気がします。
元気が出すぎて「サラバ!」を読んだ時には仕事を辞める決意ができました。(その後、本当に辞めた。)
穂村弘さんのエッセイ
「じゃすこさん、穂村弘とか読んでそう。」
と職場の先輩に言われたことがきっかけでした。
まだ穂村さん未体験だったので何冊か貸してもらい読んでみることに。
繊細な感覚から繰り出されるユーモア。痒いところに手が届くのか届かないのか絶妙な距離感。なんかいつもヌルッと終わる文体。
速攻ハマった。
先輩の「じゃすこさん、穂村弘とか読んでそう」が的確すぎて逆に怖いなと思うくらい。
パッと開いたページをチラッと読んでクスッと笑っています。
川上未映子さんの小説
流れるような瑞々しい文章。
読めば読むほど「キレイだなぁ…」とウットリしてしまいます。
川上さんワールドなんですよね。
深い内容の小説が多いので、カロリー消費は激しいです。でもヘトヘトになっても読みたいのは川上さんの文章にずっと触れていたいから。
読み終わったときの心地の良い疲労感はクセになります。
山内マリコさんの小説
「田舎の女の子が都会に出てきたときの感覚」って、たぶん山内さん以外こんなに丁寧に書かれている方いないんじゃないかと思います。(偉そうにすみません。)
毎回読むたびに「わかるーーー!!」×100くらい心の中で叫んでいる気がする。
いつも思うけど表紙がどれもカワイイんですよね。
飾っておきたい。
食べ物エッセイたち
食事に関するエッセイが好きでよく読んでいます。
たぶん私が書いたら「カレーライスを食べました。美味しかったよ」という稚拙な文章にしかならない気がします。
グルメな人たちの食に対する文章って、真っ直ぐで、力強くて、いつ読んでも幸せな気持ちにさせてくれます。
最後に
結局、本棚の整理は終わりませんでした。
ここで紹介できなかった本たちが山積みです。
宮本輝さん、町田康さん、朝井リョウさん、宮部みゆきさん、江國香織さん、吉本ばななさん、ジェーン・スーさん…
まだまだ他にもたくさん。
積んである本を眺めているだけで幸せになれる私って安上がりな女だわ。
写真は遅ればせながら読み始めた三体シリーズ。
SFは食わず嫌いしてしまっていましたが、コレめっちゃ面白いですね。