みおいち@着物で日本語教師のワーママ

8歳男児の母です。自称28歳の自称USCB(ウルトラスーパー超絶美女)。 日本語教師&…

みおいち@着物で日本語教師のワーママ

8歳男児の母です。自称28歳の自称USCB(ウルトラスーパー超絶美女)。 日本語教師&着付講師(看板免許)。advanced marketer。TOEIC910点。霊感は今はお休み中。 専門学校で、着物で留学生に日本語やマーケティングなどのビジネス科目を教えています。

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【企画】着物の文様、解読します。

大変おめでたいことがありました。 私がnoteで(ストーカー的に) フォローしている 日本語教師のknkさんが ご婚約されたのです✨✨ それでこのおめでたい時に 何ともうっとりする着物姿とともに 恐れ多くも私の記事 「吉祥文様」シリーズ3部作を ご紹介下さいました‼︎ 感無量です😭 更に幸せは続きます。 それをご覧になったyumetamaさんが その3部作セットを ご購入下さったのです! なんとyumetamaさんは 息子さんが婚約された、とのことで、 おめでた続

    • 【読書】二面性

      親の差し金で中学は 中高一貫校である 2つのお嬢様校を受験し、 両方合格した。 そのうち次姉の通う T学院に私が受かるとは 母は思っておらず、 「みおいちはT学院に合わないから  (すべり止めの)C学園に行きなさい」 と言ってきた。 私は何故、学力レベルの低い方に 行かなければならないのか、 制服も可愛くないし、と 断固として反対し、 姉の通うT学院に入学した。 この学校は確かに 私には合わなかった。 親が言うには「裕福な商人の子女」が 通う学校で、つまり 気の強

      • 落書き。

        留学生はときどき 提出プリントにいろんなことを かいてきます。 かいてくる学生はたいてい 真面目だったりするので 私もこのくらいはいいかな、と 大目に見ています。 この程度は、本当によくあります。 絵があるときは私も追加して 返却したりします。 色を塗ったりして。 名前を漢字で 書いてくる学生もいます。 さて、毎週のように名前の後ろに 可愛い絵を描いて提出する 真面目な男の子がいます。 さて、私もやりすぎたらしい。 彼はすっかり 毎回プリントに絵を描くのが 楽し

        • 乱闘するのは頭が良い子。

          金曜日のことです。 午後に教える教室へ行ったら まだ午前の担当の先生が いらっしゃいました。 この先生は私の1歳上で 超ハイ・ソサエティ(死語?)所属、 2人のお嬢さんのママです。 「あれ、先生どうしたの」 「みおいち先生、お待ちしておりました。  あの学生がね、  危ないから見ていたんですよ」 見ると一番後ろの端の席に 腕組みをして怒り心頭、 頭から湯気が出そうな様相の 知らない男子学生が座っています。 「午後の学生がね、  あの席の引き出しにいつも  ゴミを入

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        • 「フォトギャラリー」でご利用頂いた記事(2020.9~)
          697本
        • 読書の記録
          31本
        • 留学生のこと
          161本
        • 創作①小説・詩
          30本
        • 食育のこと
          52本
        • 着物のこと
          102本

        記事

          私も外国人介護士でした。

          2001年、 私は外国人介護士として イギリスのナーシング& レジデンシャルホームで 住み込みで働いていました。 ※私は自称28歳です。  計算しないでね😆 その年の9月11日、 重度認知症棟の勤務中 つけっぱなしのテレビから 延々と世界貿易センタービルに 飛行機が突っ込む様子などが 流れていて、 ご入居者はどなたも テレビのことなど 気にしていなかったのですが、 その日一緒に働いていた インド人看護師が 言ったことばをよく覚えています。 「これは歴史的な事件になる

          交流会に行ってきました。

          昨日は授業の後で チェーンナー先生主催の クリエイティブ交流会に行ってきました。 朝、土砂降り。 アイヨー、サーリー! (シンハラ語で、oh,money≒oh,my god) これで着物ですか。 まあ着付の先生に 呼ばれるときは台風だって 着物ですからね。 だけど、 雨ゴートが暑い! 6月下旬だから フライングして 夏着物で行きました。 すごい雨だよ〜。 暑いよ〜。 荷物重いよ〜。 しくしく。 学校に着いて 廊下を歩いていると 学生約8名に取り囲まれました。

          【創作】オーガニックコットン 第7話(最終話)

          私たちの結婚式は 勤務先の特養で行なった。 ソウくんに ここで式が挙げられたらいいね、って 何の気なしに言ってみたら 「それ、実現させよう!」って 張り切ってしまった。 こういう時のソウくんの 行動力は本当に尊敬する。 さっそく私の手を引いて 施設長に相談しに行かれた。 私は迷惑をかけるから 断られると思っていたけれど 何とすごく乗り気になってくれて、 知り合いの銀行マンやら政治家やら たくさんの人の伝手を頼って 本格的な装飾を施してくれた。 どこの誰が用意したの

          【創作】オーガニックコットン 第7話(最終話)

          いつも一番前の席を陣取り、真面目で熱心なベトナム人くん。 今日は突然、真っ赤な顔で斜め後ろを向いて、言いました。 「僕、君が大好き!」 あぁ、ネパール人のアリナさん(仮名)か。頭もいいし、可愛いし、いいよね💕 ......じゃなくて、授業中に愛の告白するなぁ〜‼︎‼︎

          いつも一番前の席を陣取り、真面目で熱心なベトナム人くん。 今日は突然、真っ赤な顔で斜め後ろを向いて、言いました。 「僕、君が大好き!」 あぁ、ネパール人のアリナさん(仮名)か。頭もいいし、可愛いし、いいよね💕 ......じゃなくて、授業中に愛の告白するなぁ〜‼︎‼︎

          【創作】オーガニックコットン 第6話

          「絶対だめだ、外国人なんて」 ソウくんとの結婚を決めるまでは 前途多難だった。 最初、両親は決して それを許さなかった。 「だいたいあなたは手塩にかけて育てたのに、  大変な介護の仕事なんて選ぶし  どれだけ心配をかけていると思ってるの。  外国人と結婚したら  家族中を日本に呼び寄せて、お金を全て  取られてしまうわよ」 「介護の仕事は好きでやっているの。  それに、ソウくんのお父さんは  大きな会社の社長だから  お金に困ってるわけないよ」 「それは現地での話

          【創作】オーガニックコットン 第6話

          日本語能力試験まで2週間と少しです。 「先生!オンラインの課題をもっと下さい」 「自習用のプリント、N3の他にN2も下さい!」 「課題は週1日じゃなくて、2日にして下さい!」 ......いいけどさ、私今年度どれだけ仕事してると思ってるの。 全く、ピラニアですか、あなた達は😆

          日本語能力試験まで2週間と少しです。 「先生!オンラインの課題をもっと下さい」 「自習用のプリント、N3の他にN2も下さい!」 「課題は週1日じゃなくて、2日にして下さい!」 ......いいけどさ、私今年度どれだけ仕事してると思ってるの。 全く、ピラニアですか、あなた達は😆

          【創作】オーガニックコットン 第5話

          早番の行き道、 昼夜の喧騒と打って変わって まだ人通りの少ない歩道は 遠くまでよく見える。 この街は駅周辺は 賑わっているけれど、 少し歩くと緑が多い田舎の風景に 突然変わる。 まだビルの多い 灰色の道に足を運んでいると、 随分と先の劣化したガードレール寄りに 馴染みの背の高い人と制服姿の男性が見えた。 小走りで近寄ると ちょうどソウくんと 引き締まった体つきの 同世代のような警官が 挨拶して別れるところだった。 「ソウくん、どうしたの」 何か事故にでも遭ったんじゃ

          【創作】オーガニックコットン 第5話

          【創作】オーガニックコットン 第4話

          「新人さん、お茶のお代わりをくれないかね」 昼食の下膳をしている私に 肩幅の広い紳士が頼んだ。 「は〜い、門脇さん!  少しだけ待っていてくださいね」 私はこの施設で働いて 2年を過ぎたから もう新人ではない。 「新人さん」は、門脇さんが 私に使う愛称だ。 彼は身体の半分に不随があっても その脳は衰えておらず、 むしろ冴えていた。 周りの人は門脇さんを 嗜めるけれど、 私はそれが嫌じゃない。 「門脇さん、お部屋まで一緒に  行きましょうか」 慣れない初日、 そ

          【創作】オーガニックコットン 第4話

          【創作】オーガニックコットン 第3話

          ソウくんの全てが 大好きだった。 あまりに素敵だったから、 私はソウくんのことが 信じられなかった。 本当に私を好きなのかな、って。 あしながおじさんのように 高い身長。 スラリと伸びた 細すぎる手足。 クシャッと笑う時に 少し下がる眉。 たまらなくセクシーな 鼻にかかる話し方。 優しくて、穏やかで、芯が強いところ。 5月も終わりかけのあの日、 外は強い雨が降っていた。 何層にも重なる雨雲のせいで 外は日中なのに暗い。 「すごい雨だねえ」 車いすを押して移動

          【創作】オーガニックコットン 第3話

          【創作】オーガニックコットン 第2話

          1Kの小さな私のお城。 狭いけどロフトがついていて のびのび使えるし、 淡い黄色の壁紙が 元気をくれるから気に入っている。 「座って待ってて」と言っても ソウくんは食器を出したりして 手伝ってくれた。 「子どもみたいなことしか  できないけれど」 そんな風に笑うこの人は 本当に優しくて穏やかだ。 今日のメニューは 冷蔵庫の中にあるもので簡単に、 豚肉の生姜焼きと お豆腐の味噌汁とご飯。 それに大根があったので 大根ステーキも添えた。 定番すぎるかな。 でも美味し

          【創作】オーガニックコットン 第2話

          【企画参加】入会金100万円

          私のファンクラブは 入会金100万円です。 入会特典は グリッターラメつきの鞭と 同色のピンヒールです。 お得でしょう? 何故ってワタクシ、 自称USCBですから。 ただの美女でもなく、 超絶美女でもなく、 ウルトラスーパー超絶美女ですから。 自称だけど。 そんなことを言って ツッコミを入れてくれた クリエイターさんが軒並みいなくなって 寂しく思っております。 私、Mですので。イニシャルも。 Mといえば すず太郎さんが SMの記事を書かれていて、 よほどお好き

          【創作】オーガニックコットン 第1話

          "You have a golden heart!" 英会話教師のジェームズは 額の皺を更に深くするように グレーの目を大きくし、 両腕を広げて大袈裟に言った。 職業を告げたときの 周りの反応が私は好きじゃない。 「何て良い人なんだ!」 少し声を高くして言われた後に 「私には出来ない」 と続く。 「他人の下の世話なんて」って。 どうしてだろう。 下の世話なら看護師だって 毎日行なっていることなのに、 あっちのイメージは「白衣の天使」で 私たちは、どんよりと

          【創作】オーガニックコットン 第1話