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純粋な恋愛と葛藤 小説本

レインツリーの国 著者:有川 浩

今回は私が純愛な恋愛と感じた本の紹介をします。
作品は【レインツリーの国】です。簡単にストーリーと感想をかきます。

・出会い
主人公の伸行とヒロインのひとみの出会いは伸行がひとみのブログをみつけ「フェアリーゲーム」という小説を紹介していたので伸之がコメントをしたところお互いに意気投合し伸行が会うことを提案しました。しかしひとみは会うことにためらいました。伸行の強引の提案によって会うことにしました。

・二人の出会いには壁が・・・
伸行とひとみは会うことになりますがなかな二人の会話がかみ合わずにいました。エレベーターに二人で乗った際にブザーがなり、ひとみがブザーの音が気付かず乗ったままでした。それに対して伸行は怒ってしまいました。しかしひとみには聴覚に障害があるため聞こえなかったのです。二人の距離は縮まることが出来ませんでした。

・伸行がひとみへの理解
初めてのデート以降、伸行はエレベーターのことを後悔しているため、ひとみのことを理解をしたくメールでひとみと連絡をすることになりました。少しずつ距離を縮め次回のデートに誘うことができました。伸行は次回のデートでひとみへ配慮するよう心掛けることにしました

・ひとみの過去
ひとみには過去のトラウマがあります。前の職場でいじめにあっております。そのため伸行に対して不信感を抱いております。ひとみは伸行から距離を取ろうとするが伸行はひとみへ理解しようと必死に行動しました。

・二人の運命
伸行はひとみのこと知ろうとする行動に少しずつひとみも伸行が心を開いてくれます。またひとみからお互いのことを知ろうという提案をしてくれました。そして互いの名前を初めて知ることができるのでした。ひとみは「人見」と書いて苗字とのことでした。伸之が人見の知らないことが明かされていきました

読んだ感想

私はこの本を読んだ時は確か高校生生活が終わる頃だった気がします。
その当時の感想はなぜひとみは懸命にひとみのことを知ろうとしている伸行に対して距離を取ろうとするのだろうか、ひとみは自分のことしか考えていないのではと苛立ちを感じてました。現在、読み返すとひとみは伸行のことを思って距離を取ろうとしてたのではないのかと考えられました。私より他にいい人がいるとの配慮をしていたのではと感じました。伸行は干渉しすぎることがあるかなと思いますが人見のことを思って行動しているのだと改めて思いました。

私たちの人間関係でも当てはまることがあります。お互いのことを知らずにストレートに伝えてしまい相手を傷つけてしまうことがあります。もしお互いのことを知れていたら、言い方や言葉を選んで話すことが出来ていたと後悔することがあるかと思います。お互いのことを知るには素直に自分のことを話すべきだと考えられました。

私自身、有川 浩さんの本をいくつか読んだことがあります。素敵なストーリーが多く楽しませてくれます。ありがとうございます!生き方も考えさせてもらうこともあります(笑)
ぜひ皆さんもよければ【レインツリーの国】を読んでみてください!

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