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どこかの誰かの心の隅っこに、ぽちっと何かを残したい【エッセイというジャンルがあったのか】

創作大賞2024が始まりましたね。
私が文章を書き出したのは今年からなので、このお祭りを見聞きするのは初めてとなります。

【書くことを仕事に】を目標に活動を始めたわけですが、難しいですね。簡単じゃない。(当たり前だけど)

そもそも私はライターを目指しているわけですが、ライターって一人称はほぼ使いません。
頭では分かっているのに、どうしても「私」が出てしまう。

自分の経験をもとにしか文章が書けない……。
「私は〜」以外の書き方が分からない。
これが私の課題。(言ってるそばから私の渋滞)

そこをなんとかせねば、と色々な本を読んでいました。

今借りている本


どの本にも書いてありました。
「読者は書き手のことなんて知りたくない」
「書き手は物語の裏に引っ込んでなさい」
「自分を出すな」

分かってる。分かってますとも。

……でも実は頭の片隅にはこんな疑問もありました。

でもさ。実録マンガとかって完全に自分語りだよね…?小説だって広い意味では主人公の自分語りだし、さくらももこさんとか日常を描いてるけど、読者はそれが見たいんだよね。noteでも何気ない日常を描いた作品になんか引き込まれることあるよね…? その差はなんだ?



そんな折、飛び込んできた創作大賞2024。
一番上にあるジャンルはエッセイ部門でした。

エッセイ…!エッセイというジャンルがこの世にはあるじゃないか!私は、私が、私の…作者の自分語りを楽しむという文化!!

思い返せばさくらももこさんのエッセイは子どもの頃から大好きで、腹を抱えて笑ったお話がたくさんありました。風呂で歌う話や、便秘の話、出産の話など、今でも覚えている位楽しませてもらいました。

有川浩さん、星野源さん、朝井リョウさん、川上未映子さん。作者を忘れてしまったのですが、歯みがきをするオッサンのエッセイ集、トマトは手でつぶすのが一番だと語るおじさんのエッセイ、どれも心に残っている作品です。


そうか。私はエッセイというジャンルが結構…いやかなり好きなんだ。

単純な私は突如、エッセイというものを書いてみようと思い立ちました。創作大賞2024の告知を見てから3時間後の話です。

これまで何年もエッセイを描き続けている方からすれば、なんというにわかが生まれたもんだと笑われてしまいそうです。

さっそく昨年の大賞受賞者の作品や、すでに応募されている作品を読んでまわりました。
「えー…どれも面白すぎるー…!」

決まった形式がなく、写真だったり、太字だったり、会話文だったり…自由に広がるたくさんの人の日常。

短くても、難しい言葉を使っていなくても、5分の間に心の端っこにぽちっと刻まれる世界観。もっともっと見たい!

結婚しない選択をした人の話、オードリーが大好きな夫さんの話、職場にいた女性の話、美味しかったお店の話…書ける人にはどんどん書いて欲しい。
だって私は見たいから!


そして私も、どこかの誰かの心の隅っこに、ぽちっと何かを残したいー!!


自分のどこにそんな情熱があったのか。

届け。届け。誰かに届けー

#創作大賞2024
#エッセイ部門

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