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ラブストーリー・セラピー 2024.6.6



美容室に行った。

縮毛矯正をかけてもらって、量が多くて手に負えない髪をすいて軽くしてもらった。
いつもお世話になってるSさん、今回もいい感じにしてもらってありがとうございます。
おかげで良くない方向に向いていた心のベクトルも良い方向に少し向きました。

美容室に行った帰りは少し歩いて、リフレッシュできたんじゃないかと思う。

1週間ほど前から気持ちが沈みがちなのはまだ続いている(仕事もますます忙しくなってきている)が、今日は自分の心や体を労わる方法を少し実践できたので書きたいと思う。

家の近所に図書館があるのだが、今日はそこの利用者カードを作り、本を一冊借りた。
昔から本を読むのはかなり好きな方だったのだが、いかんせん安月給で働いているもので
新品の本を買って読み漁るというのはなかなかやりにくい。図書館なら無料で読み放題なので、久しぶりに本を借りて読んだ。

今日読んだのは『レインツリーの国』(有川浩 著/新潮社)

昔からラブストーリーはあまり読まない質なのだが、有川浩さん著の『図書館戦争』を高校生の頃読んだ思い出があり、無数の書架の中で目に留まって「これだ!」と思って借りて読んだ。
すごくまっすぐなラブストーリー。読んでいてとても気持ちが良かった。心が洗われた。聴覚障害を持つ女性と健聴者の男性のストーリー。主人公たちの年齢と私の年齢が同じくらいだったこともあり、かなり響いた。
初版が2006年ということもあり、古き良きインターネットの個人サイトからの出会いというのもまた自分の思いでをくすぐるようで良かった。あえて今読むのもかなり味わいがあって良いのではないか。20代半ば〜30代の方、どうぞぜひ。

最近になって映画でも(あまりキラキラ系でない)恋愛ものを摂取するように(やっと)なってきたのだが、自分の恋愛経験からか、終始涙が止まらないことが多い。
これは自分の性格なのか、やはりヒロイン(もしくは主人公)と無意識に重ねるからなのか。『レインツリーの国』では、主人公の二人がとにかく目の前の相手や状況に真っ直ぐで、それが儚くも美しい人間模様を描きだしていて感動した。うまく言葉で言い表せないのだが、「好き」という感情だけで進んでいくのが恋愛ではないよなあ、、、とひしひしと感じた。(そりゃそう)
感情でぶつかり合ってこそ人間であり、そうやって人は分かり合い、愛を深め合っていく。『レインツリーの国』はその過程を真正面から(しかし爽やかに)描いている。
主人公たちのように純粋でまっすぐな心を持った人はこの世にどれだけいるかわからないけれど、とてもフレッシュな気持ちで読めた本だった。
有川浩さんの本、やはり面白い。
それと、ビジネス系自己啓発系ばかり読んでいた自分に言い聞かせたい、「小説、おもろいぞ!」と。

恋愛、したいなあ、と、思いました。私はなんて純粋なのかしら!
しかしそこまでの余裕は、今は無い。悲しいなあ!

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