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2023

22
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幸せを探す旅

幸せを探す旅

今は尚、現在進行形で「幸せを探す旅」に出ているつもりだ。

「幸せ」とは何だろう、という課題に最近は悩まされている。

「幸せ」は言葉として声に出すから成り立つものなのか。
それとも、実感するものなのか。

私にはその「幸せ」がなんたるものなのか分からずにいる。
だからそれを確かめるべく、旅に出ている次第である。

例えば、友達や親戚が結婚した時、
お決まりのセリフのように
「おめでとう。」という

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確立されたキャラクター

確立されたキャラクター

ある人が言った。
「人を小馬鹿にして笑いを取れると思うなよ。」と。

人を下げて、自分を棚にあげて笑いを取ろうとする人間がこの世には存在している。
そうすることでしか、自信を持てないのだろうか。
心底不思議に思う。

小馬鹿にしたことで、それがネタだとでも思っているのだろうか。
私には理解が難しい話なのかもしれない。

おバカなキャラクターを演じれば良いのだろうか。

その場でのノリに対応すること

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乱れる鼓動、乱れるホルモンバランス

乱れる鼓動、乱れるホルモンバランス

(2023.10.21 の書き置き)

1日3時間睡眠のような世界線が始まってしまった。

眠るのは夜中の2時や3時。
起きるのは6時半ごろ。
事前に作っておいたおにぎりを頬張りながら
限られた時間の中で支度を進めていく。

体調は常々万全ではない。
PMSに襲われ、完全に体調不良である。

朝、出発するする予定の25分前に起きる。
アラームが鳴り、重たい体を無理矢理起こす。
最近は、低血圧であり

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騒がしい夏が鳴っている。

騒がしい夏が鳴っている。

(2023.8.8 の書き置き)

夏 
頭の中、記憶の中、心の中が波打っている。

「夏が嫌いになりそう。」
「私、夏生まれなのに。」

少し汗ばんだ額に、眩しそうな瞳をしていた彼女が言った。

少し斜めから入る太陽の光が、彼女の瞳を飴色にさせていた。

夏は騒がしい。
街の人々は、颯爽として歩いている。


イベントが多い。
何故、こんなにも気温が高く、
ただでさえ外に出たくないのにイベント

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人生は、運とタイミングと賭け(?)

人生は、運とタイミングと賭け(?)

人生は、「気合とノリ」だと思って過ごしてきた。

でも、社会人になってそれが覆されてしまった。

人生は、「運とタイミングと賭け」であった。

というよりかは、むしろほとんどが運なのではないだろうか。
運によりタイミングがある。
タイミングも運の一つなのだ。

ある日 壁にぶち当たって、ある選択で迷った時、
大半の人は人に相談するのではないだろうか。

共感という名の肯定を求めるのか、
意見という

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歳を重ねても純粋でありたい

歳を重ねても純粋でありたい

「歳を重ねても純粋でありたい。」
そう、切実に思う2023年6月下旬の21歳の脳内である。

20代を過ぎていく過程で、
心は廃れていく一方なのではないだろうか。

少なくとも、純粋さは、徐々に薄れていくことだろうと思う。
それは、感動することが減ってしまうという感覚に近しい。

何かによって心が動かされるかもしれないというチャンスも尚、逃してしまうのだ。

一見、悲しいことのように思えるが、

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いつかは別れる

いつかは別れる

人は、人と時間を共にしていく過程で、
別れを意識し始めたらそれは終わりの幕開けなのではないだろうか。

別れたくないとか、
別れたほうがいいかなとか、
一緒にいるべきなのかなとか、

なぜかその理由を探してしまう。

合う、合わない。
苦手、嫌い。
出来れば関わりたくない。

人はきっと、無造作に人を判別してしまっている。
自分の頭の中で、出来上がったその人の姿形が出来上がり、
全てはその印象から

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「助けて」という感情はいつか歌にしようと思う。

「助けて」という感情はいつか歌にしようと思う。

困っている人や助けを求めている人は幾度となくいるはずなのに
見落とされている。

そういう人は決まって自分の口から「助けて」なんて言葉は生まれない。

喉の奥で詰まったその言葉は、声になる手前で消滅するのだ。

SOSを出せる相手を探している。
見つけたところできっと頼り方が分からない。

「助けて」
その言葉が、声になることはない。

助けてほしいときに限って、
大抵、自分の近くに人がいない。

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耳にあいた穴

耳にあいた穴

まだ付き合っていた頃、私たちの耳たぶに穴はなかった。
傷ひとつない、綺麗な耳たぶだった。

日頃からイヤリングを耳からぶら下げている私は、
気付かないうちに落として片方を失っては、その度に落ち込んでいた。

ピアスをあけたい、とは思っていた。
だけどタイミングも無ければ、その勇気も無かった。

「ピアスあけたい。」
「じゃあ一緒にあける?」
「うん。」

軽いノリの、ただの口約束だった。

その後

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あの日が帰ってきた

あの日が帰ってきた

過呼吸になって毎日不安で、涙が出てはどうしようもなかったあの日が帰ってきた。

不安に溺れそうだった。
恐怖だった。
押しつぶされそうになっては狂いそうになった。
そんな感覚だった。

そんな矢先に、過去の記憶がよみがえる。

そういえばあの頃、どうしようもなくて、写真に逃げたんだよな。
写真に、助けを求めたんだと思う。
頼ったのだと思う。

逃げ場なんてものは、私には無かったのだから。

何かを

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