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「助けて」という感情はいつか歌にしようと思う。
困っている人や助けを求めている人は幾度となくいるはずなのに
見落とされている。
そういう人は決まって自分の口から「助けて」なんて言葉は生まれない。
喉の奥で詰まったその言葉は、声になる手前で消滅するのだ。
SOSを出せる相手を探している。
見つけたところできっと頼り方が分からない。
「助けて」
その言葉が、声になることはない。
助けてほしいときに限って、
大抵、自分の近くに人がいない。
だから、頼れない。
だから、この気持ちはいつか歌にしてやる。
歌にして、叫んでやる。
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