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柄にもなくいってみる
誰かを好きになった
その人がとても大切な存在になった
その人も私を好きになってくれて
大切な存在だと言った
ラブストーリーだと
ここで
「命をかけて君をまもる」
とか
「君のためなら死も恐れない」
とか…
いやいや
違うだろう!
私は机をバンバン叩く
愛しい人を残して
死んでしまったら
愛しい人は
悲しみに暮れてしまうじゃない
なぜ
一緒に生きて行こう
って言えない
苦難の毎日
無言の朝 (詩)
「こんなに愛した人は君が初めて。毎日会いたい」
そう囁やきながら
彼は私の背後から腕を絡める
重ねた肌と唇から、彼の想いが滲み出る
極上の幸せに包まれ
2人共に眠りに落ちていく
翌朝、無言のまま身支度をする彼
昨夜の名残りは微塵も感じられず
何事もなかったかのようなそぶり
じゃあね、と出て行く彼
私はそれを
少し不安な思いで見つめる
昨夜の言葉、信じていいの?
って、なぜか聞けない