紙魚チョコ

リチャード・ブローティガンのような詩に 憧れる(*´ー`*) note開始日4月10日…

紙魚チョコ

リチャード・ブローティガンのような詩に 憧れる(*´ー`*) note開始日4月10日〜 5月15日にて365日達成!! 毎日朝に更新していきます✨ 初期作品の更新はじめました! エブリスタも更新してます!! https://estar.jp/users/1028400311

マガジン

  • 蒲郡の思い出

    蒲郡の思い出を残すために綴りました! 良かったら見てください!

  • 紙魚チョコ初期作品集第四弾

    過去作から見てもらいやすい様に100本ほどにまとめて載せていきます! 良かったら見てもらえたら嬉しいです♪

  • 雨に詩えば

    雨が降るたびに綴ってきた雨の詩を まとめて行こうと思います☔️(*´∇`*)

  • 紙魚チョコ初期作品第三弾(*゚∀゚*)

    紙魚チョコ初期作品第三弾になります( ͡° ͜ʖ ͡°) 忘れていたあの頃の感覚を自分も 思い出す為に読み返します✨

  • 紙魚チョコ初期作品集②

    紙魚チョコ初期作品集第二弾になります! 良かったら覗いてみてください! 初期の雰囲気もなかなか味がありますよ🤣

最近の記事

夏の真ん中 太陽の笑い声

ハタハタと団扇で仰いでも 悲しいかなまったく涼しくない むしろ団扇を握る右手による 運動エネルギーによりさらに際立つ夏の暑さ 吹き出す汗の玉 熱い風しか送られてこない 無常さを嘆いたって それがたとえ熱い風だろうとも風は風 受ける心の余裕は雲泥の差 とにかくハタハタハタ やめられない衝動 バタバタバタ 忙しなく動かす悲しみ 重くもったりした空気では 息を吸うのも苦しく感じられる 見上げれば梅雨明け快晴 晴れやかな青空夏の笑い声 クマゼミたちの

    • 言葉の幾何学模様

      羅列列挙思考の流れ 浮かび上がる幾何学模様 心を言葉に置き換えるのは難儀な仕事だ   コロコロ球体状に言葉を転がして面白おかしく 何事かを話せる人を羨ましく思う 誰かに自分の感情を伝えるにしても 細部までは上手く伝えられないから 言葉を巧みに操れる人は僕にとって眩しい存在だ 曖昧でもやもや 歯痒くてイライラ 言葉を重ねる程に何が言いたいのか 自分でも分からなくなり ついには投げ出し逃げ出したくなる あぁ足りない我が頭では言葉の持つ可能性の 4分の1

      • 回る地球に必死にしがみついて

        ぐるぐるとものすごい速さで 回り続ける地球から吹き飛ばされないように 必死にしがみついている僕がいる 頭の上でぐるぐると 太陽と月が目まぐるしく 入れ替わり立ち替わり 煌めいては満ちて欠けては失われ 再び生まれ落ちては燃え上がっていく 無慈悲に過ぎ去る時間の中で僕は 果たして生きているといえるのだろうか 立ち止まってはくれない今日も明日も 気づいたらいつだって真夜中の23時 今日の僕は果たして蟻や蝉のように 必死に生きていただろうか 犬や猫のように

        • 猫に導かれて

          梅雨が明けたら明けたで 恋しくなる雨粒雨音涼やかさ ジリジリ焦がれる陽光 眩しくて堪らない直射日光 夏の日差しを もろに受けたならば 丸こげ必死真っ黒確実 日焼けの赤みが痛々しい 建物の内側から一歩 外に出たならば あまりの眩さに目が眩み 白飛びする世界 立ちくらみふらふら あぁ暑い熱い 危ない季節の到来 汗だく首筋 汗疹で痛々しい 引きこもるには 昼日中の時間帯はうってつけ この時間帯の主役は 太陽と蝉たちに任せて 猫と僕は家の中

        夏の真ん中 太陽の笑い声

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        • 蒲郡の思い出
          44本
        • 紙魚チョコ初期作品集第四弾
          90本
        • 雨に詩えば
          49本
        • 紙魚チョコ初期作品第三弾(*゚∀゚*)
          100本
        • 紙魚チョコ初期作品集②
          100本
        • 紙魚チョコ初期作品集①
          100本

        記事

          仔羊と猫と眠れない夜に

          迷える仔羊が1匹 頭の中で生まれて繁殖 数えたらキリはないが 眠れるかもしれないと思い 1匹2匹と唱え始めたら 300匹目の仔羊が生まれた段階で 数えるのを止めた 眠れない夜が確定したので窓辺にもたれて ガラス窓に頬をあてると ひんやりと気持ちが良かった 夜の空を目を凝らしてみると 足早に流れていく黒い雲のシルエット 時折隙間から顔を覗かせる星屑や球体状のお月様 話しかけるには恥ずかしくて それは向こうも同じなのか 雲の向こう側にすぐに隠れてしま

          仔羊と猫と眠れない夜に

          騒がしい夏が来た

          長雨が続くと耳の奥に雨音が染み付いて 雨が止むとその静けさが   なんだか逆に煩わしかったり寂しかったり だけどもこれでようやく しばらくは静かになるんだなあと 思っていた矢先に お次は蝉の声が降り注いできた しゃんしゃんしゃんと 土砂降りのように頭の上から降り注いでくる 鳴きわめくクマゼミの大合唱 雨雲が切れてのぞく青空の下 むわっとする重たい空気の中で なぜにそこまで元気なのだと 問いかけたくなるくらい 生命力溢れるその声に ぐったり汗だく呆れ

          騒がしい夏が来た

          言葉を紡いでいく

          心をコロコロ転がして言葉を紡いでいく 飾り立てたくなるけれどなるべくならば あるがままの形が理想的 凹凸のないまっさらな球体な心の形 格好つけた言葉じゃなんだか薄っぺらい 紋切りな定型文じゃ誰にも伝わらない 僕の言葉でしか僕の見たもの感じた事柄 僕の心は紡げない 君に見つけてもらいたくて 僕は僕の中から生まれてくる 言葉を紡いでいく 0と1の隙間に広がる無限の可能性 出会いを信じるには途方もないかもしれないが 出会えた際の喜びはとびっきりだ いつか

          言葉を紡いでいく

          海に溶けていく言葉たち

          0と1の海に溶けていく言葉たち 僕のものもあれば君のものもある 探すには途方もなく 求めるには際限もなく 水平線の向こうに輝くのは 生まれたばかりの陽の光か 1日の終わりの残光か 問いかけるには言葉が足らず 応えるには勇気が足らず 僕と君の言葉が漂う波打ち際 混ざり合う海の色は赤や青に変わる 泡立つ球体弾けては香り立つ潮の香り 僕の言葉は君に届くかな 君の言葉を僕は見つけられるかな 見渡す海原は果てしなく 折り重なっては砕けていく 波の花の滴が

          海に溶けていく言葉たち

          夢を見ても忘れてしまう

          夢を見たって朝には忘れてしまう 忘れたくはないのに覚えていられない やるせない感覚だけが確かな感覚として しこりとして残っている 忘れてしまうのに今日も僕は眠りにつく 忘れた夢を取り返すかのように眠りにつく 求めては繰り返し昨日も今日も 明日はどんな夢を忘れるのかな 覚えているのは断片的で抽象的な事ばかり ゾウの夢を見た時僕は蟻の行列に最後尾にいた 踏み潰される未来を知ってか知らずか 結局はゾウに踏み潰されて終わる夢を見て 僕は眠りから覚めた 蟻だっ

          夢を見ても忘れてしまう

          彩る音色踊る炭酸水

          彩る音色踊る炭酸水 ぷくぷくぷくと湧き上がってくる 可愛らしい泡粒を見るのが好きだ 水面まで上がってくるとぷくりと膨らみ しゅわりと弾ける音が好きだ コップの底に張り付いたままの 泡粒の球体を見るのも好きだ 弾ける炭酸を一口飲めば 喉元でぱちぱちと弾ける感覚が好きだ 鼻を抜ける痛みの後に訪れる開放感が好きだ ペットボトルの蓋を開けた時の しゅわりと言う音が好きだ とくとくとくとコップに注いでいく際も しゅわしゅわと重なり合う音が好きだ 耳にこしゅば

          彩る音色踊る炭酸水

          今を見て生きる

          球状の水晶玉を覗き込んでも 見えてはこない僕の未来のあれこれ 行く先は明るい光が差し込むのか はたまた真っ暗闇に閉ざされるのか 僕には未来を予知する事も 楽観的な思考も持ち合わせてはいないから ちっとも見えてこない 水晶玉の向こう側は揺らぐ事もなく瞬く事もなく 覗き込む僕の顔がそこに映るだけで という事は未来も変わらず アホ面ひっさげて変わらぬ日常を送っている という事なのだろうか 水晶玉を転がせば突然アイデアが閃いて 新たな可能性の扉が開くわけでも

          今を見て生きる

          聚楽園の大仏様

          奈良の大仏様にも会えた 鎌倉の大仏様にも会えた だけどまだ地元の大仏様には会っていない 地元にも大仏様がいるんだよと 教えてもらってからずっと気になっていた 愛知県は東海市 聚楽園と呼ばれる公園に その大仏様はいるのだと教えてもらった その大仏様は日本で最初に造られた 鉄筋コンクリート製の大仏様で 昭和2年に岐阜出身の名古屋の 実業家山田才吉という人の手によって 建立されたのだそうだ 近くに名鉄常滑線が走り 電車の中や駅のホームからでも 大仏様を

          聚楽園の大仏様

          夕立ちの喜び

          青かった空が灰の雲に覆われた どこからともなく流れてきた灰の雲が ゴロゴロと低い唸り声をあげていた 重たいものを転がしたような音が聞こえてきた 雷の音だ 生温い風と埃っぽい匂い あたりに漂い出した雨の気配 ポツリと一粒 頬にあたり濡れた そうしてまた一粒 ポツポツリと降り出した たまには願ってみるものだなとしみじみと思う 傘の柄を握りしめている手に伝わるは 球体状の感触 雨粒の質感 待ちに待った雨の喜びだ さっきまでのジリジリ感が 嘘だったか

          夕立ちの喜び

          傘に願って

          恋しくなって傘に願っても雨は降らない 焦がれる気持ちを傘を開く事で伝えようにも 空はどこまでも青く果てしなく広くて そして雲一つ見えない 太陽が笑っている 蝉が鳴いている 盛り上がっていく夏の到来 陽射しを遮るにはあまりにも頼りない まあるい影の中から見上げる青空は 眩しすぎて目が痛いくらいだ 長靴なんて似合わない空 雨の気配なんて微塵も感じさせない まったくの快晴だ 凶暴なまでの陽射し 汗で濡れても気持ち良くない 首筋や背中は塩辛っくてべたべた

          傘に願って

          盛り上がっていく夏

          七月だと言うのにすでに36℃越えの猛暑日 地球よ大丈夫かと聞きたくなるくらい燃える様に 暑い連日連夜な今日この頃 身体中からダラダラと音を立てて汗が流れていく 見上げればうんざりするくらい にこやかな太陽の笑顔 晴れやかな青空 高らかに歌う蝉の声 もりもりと濃い緑の葉を茂らす植物たち むくむくと存在感を表す入道雲 痛いくらい射し貫いてくる日差しの力強さに 外を歩くにも死の気配を感じてしまう 僕の足元から伸びていた影もアスファルトが あまりにも熱すぎる

          盛り上がっていく夏

          スーパーボールファンタジー

          小さな球体虹色の色彩好奇心と反発力 落とせば跳ねて再び手元に戻ってくる 綺麗なスーパーボール 落とせば跳ねて再び手元に戻ってくる 健気なスーパーボール 試しにさっきよりも強く地面に叩きつければ 当然勢いよく跳ね上がってきて 軽く飛び越えていく僕の頭上のはるか上空 スーパーボールの反発力によって 視線は地面からあっという間に上空へ 青空に吸い込まれていく ぐんぐん昇っていく まるで打ち上げられたロケットでも 見上げているかのようなドキドキ感ワクワク感

          スーパーボールファンタジー