紙魚チョコ

リチャード・ブローティガンのような詩に 憧れる(*´ー`*) note開始日4月10日…

紙魚チョコ

リチャード・ブローティガンのような詩に 憧れる(*´ー`*) note開始日4月10日〜 5月15日にて365日達成!! 毎日朝に更新していきます✨ 初期作品の更新はじめました! エブリスタも更新してます!! https://estar.jp/users/1028400311

マガジン

  • 蒲郡の思い出

    蒲郡の思い出を残すために綴りました! 良かったら見てください!

  • 紙魚チョコ初期作品集第四弾

    過去作から見てもらいやすい様に100本ほどにまとめて載せていきます! 良かったら見てもらえたら嬉しいです♪

  • 雨に詩えば

    雨が降るたびに綴ってきた雨の詩を まとめて行こうと思います☔️(*´∇`*)

  • 紙魚チョコ初期作品第三弾(*゚∀゚*)

    紙魚チョコ初期作品第三弾になります( ͡° ͜ʖ ͡°) 忘れていたあの頃の感覚を自分も 思い出す為に読み返します✨

  • 紙魚チョコ初期作品集②

    紙魚チョコ初期作品集第二弾になります! 良かったら覗いてみてください! 初期の雰囲気もなかなか味がありますよ🤣

最近の記事

暑いったらありゃしない

湿気でジメジメ 立ってるだけでもダラダラ 息もしづらいからはあはあと荒い呼吸 動きものろのろ へばって倒れ込み見上げる天井 眩しすぎるLED 窓の向こうは灰色 垂れ込む曇り空 球体状の液体生物に 身体を乗っ取られたかのようだ 皮膚の上に浮かび上がっては流れていく汗の玉 シャツは重たくぴったりと身体に 張り付いてしまっている 染み込み見える肌の色 気持ちが良いはずも無く あぁ今すぐに着替えたい 新しいシャツに着替える前に シャワーで身体のべたべ

    • 卵を落として割ってしまった日

      あっと思った時にはすでに手遅れで 地上に激突する2秒前 割れてしまう1秒前 なすすべもなかったその瞬間 目だけはそれをしっかりと捉えていたが 意識だけは認識できずに 2秒前の世界に置いてけぼり 僕の手から溢れ落ちた卵の結末は決定的だった 視線の先で卵はひどくゆっくり 床に落ちて行く様に思えた 床にあたり衝撃により跳ね返るわけもなく 卵の殻に無数のヒビが入っていく 凹んでいく 形が崩れていく 割れた中から溢れだす液体 見える球体 黄色い悲しみ

      • 自分らしく転がっていける形

        動けないのは 余計な装飾品で着飾り過ぎたから 見えないのは 人目を気にしてありきたりな色彩ばかりを 取り入れすぎてしまったから 歪んでしまったのは 自分の心を我慢しすぎてしまったから 削いで剥いで脱ぎ捨て 突き出した先っちょだって 磨いて丸めて取り除いて 理想的なのは滑らかな球体状 丸みをもった心の有り様 装飾品を剥がしていけば見えてくるだろう 自分の本当の姿形 肌の色を気にする必要もない 求める趣味嗜好に他人の目なんか 気にする必要もない

        • 不完全な球体

          いまや、3 かつては3.14 頑張って思い出しても3.141592までが限界 自分の記憶力では完全な球体は作り出せない 健忘痴呆曖昧模糊いびつで不完全 転がせば行き先も定まらず ゴロゴログニグニと   予想も出来ない動きに戸惑うばかり だからと言ってそれが悪い事だとは思わない 行き先なんてものはその都度変わるもの 完全に整えられたルートを なぞるだけではつまらない 不完全だからこそ面白い 僕の記憶力から産み落とされた不完全な球体は どんな未来を僕に見

        暑いったらありゃしない

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        • 蒲郡の思い出
          44本
        • 紙魚チョコ初期作品集第四弾
          90本
        • 雨に詩えば
          49本
        • 紙魚チョコ初期作品第三弾(*゚∀゚*)
          100本
        • 紙魚チョコ初期作品集②
          100本
        • 紙魚チョコ初期作品集①
          100本

        記事

          黄金色の水溜り

          昼間よりも際立つ輪郭 夜の闇に浮かび上がる球体 光り輝く黄金色 小宵は満月 見惚れてしまうほどに美しいが 反面見ていて恐ろしくもある姿形 ウサギや老婆はたまたカニのように見えるのは 想像力のなせる技 数えきれない程の隕石をその身に受けて 刻まれた月面のクレーターも 38万キロも離れた地球からでは物理的な 距離感と神秘性とが相まって荒々しさは つゆほども見えない むしろぼやけた境目に描くは絵空事と夢見心地 願うのは例えば誰彼の息災 叶って欲しいのだ

          黄金色の水溜り

          恋するりんごのりんご飴

          赤い球体 りんごの艶やかさ お祭りといえばなんといってもりんご飴 見た目はシンプルでぶすりと串にさされた りんごを飴でコーティングしただけにも かかわらず見るとついつい食べたくなってしまう 見るも味わうもワクワクしてしまう 飴のがりがり感の向こうに広がる りんごのしゃくしゃく感 食べていて二つの食感が味わえる 素晴らしいスイーツなのだ 口の周りを甘い飴でベトベトにして りんご飴を丸々一個全部一人で 食べきるとなかなかの満足感が得られる 安城市役所の

          恋するりんごのりんご飴

          球体からの贈り物

          記憶にはないが確かにあの瞬間 僕は小さな球体状の塊だった 命と言うにはまだ儚げで 生きていると言うにはまだ不安定で 今にも消え入りそうな程に小さく だからこそ愛おしく感じられたのだろう 僕を十ヶ月ちょっともそのお腹の中で 育ててくれた母の愛は偉大だ 球体的な世界観は母からの贈り物 自転回転勝手気ままに活発に動き回る力強さは 父からの贈り物 僕の命は二人が夢見た未来の形 結んで交わり生まれた世界で 時にドキドキして 時にはハラハラして 二人の夢見た

          球体からの贈り物

          小さな光と羽虫と僕

          光を求めてぱちぱちとガラスに向かって ぶつかっていく羽虫の名前を僕は知らない 電球のかさの上には何年も掃除を サボったがゆえのつけが2センチの厚さを 伴って築かれていた 小さな部屋を照らすたったひとつの電球が 僕の生活に影を落としていた 小さなテーブルの上 並べられた白い皿の中 覗き込めば僕の姿形をした影が 盛り付けられている それを僕はスプーンを使って すくい取り口に運ぶ 味はしない 腹の足しにもならない ただただ虚しい作業の一つだ 自分の影

          小さな光と羽虫と僕

          緑色のアメーバ

          眠いからなのか 目が乾いているからなのか はたまた眼球疲労からくる 症状の一種なのか 瞼をぎゅっと閉じると 目が熱いのが分かった 乾いた眼球を急いで潤そうと 身体がびっくりしたからなのか 痛みを伴って涙もでてきた 昼間の太陽が瞼の裏側で まだ煌々と燃えているかのようだ 目が熱い 顔が熱い 水で濡らしたタオルを 顔の上に置いてしばらく じっと横たわっている事にした あぁ冷たくてひんやりとした タオルの湿り気が心地よい 瞼の裏側で眼球が悶えるよ

          緑色のアメーバ

          球体のイメージを

          球体のイメージを言葉に置き換えて 僕は白い画面の上にころころと転がしていく 時にそれはトマトであったり 花のつぼみであったり 人生をかけたチャレンジであったり 飴玉になったりみかんや雨粒 音符や眼球星くずの類 投げて転がしてあなたがどんな反応を示して くれるのかが楽しみなのだ 球体を受け取り投げ返してもらえたのならば 成立するキャッチボールは 僕にとっての最上の喜び あなたに抱くのは感謝の意 感覚的な部分もあるから 読みづらいかもしれないのはご愛嬌

          球体のイメージを

          あの日のトマトの味が忘れられない

          夏になると食べたくなる いやいやむしろ一年中食べていたい 目の前に差し出してもらえたら いくつでも食べられる野菜と言ったら 僕にとってはトマト 好みはプチサイズ こぶし大の奴もかじりがいはあるが かじりついた際に果汁が飛び散る恐れがある 赤く煌めく球体トマトの存在感 お皿に盛られていたらまず一番に目を引く存在感 爽やかな酸味に身体も心も元気になれる源を その身にたっぷりゆうした素晴らしい野菜 果皮に歯を立てていく 弾力によって押し返してくる感触は新鮮

          あの日のトマトの味が忘れられない

          しかとしかせんべい🍘

          つぶらな瞳が上目遣いで僕をみてくるから ついついあげたくなってしまうシカせんべい あぁ奈良公園にいけば味わえるシカ達の視線 キラキラとした瞳のその奥に宿る欲求の塊が ゴロゴロ転がる球体となって こちらに押し寄せてくる ひとたびしかせんべいを手にしたのならば 一頭のみならず自分を中心にしか達が わっと押し寄せてきて おれもわたしもぼくもあたしも くれよくれよと濡れた鼻先を押し付けてくる ふとした瞬間には手に持っていたカバンに 顔をつっこむしかもいるくらい

          しかとしかせんべい🍘

          形原温泉あじさいの里〜2024年〜

          さんさんと降り注ぐ陽光 よく晴れた水曜日の空の下 山肌を彩る鮮やかなあじさい 蒲郡市は形原温泉あじさいの里 は今見頃を迎えていた 咲き誇るあじさいの花を 一目見ようと平日だと言うのに たくさんの人たちで賑わっていた 皆思い思いにカメラを向けては パートナーと一緒に記念写真を 撮り可愛らしいあじさいの花を 手のひらサイズの画面に 収めるのに夢中になっていた 丘の上に立てば 眼下に広がるあじさいの花々と その向こうに広がる蒲郡の風景 三河湾が一望で

          形原温泉あじさいの里〜2024年〜

          🦐〜桜エビの釜めし弁当〜🦐

          丼大の釜の下でゆらゆらと燃える火が徐々に 小さくなっていくのを見ていた やがて固形燃料が燃え尽きた いよいよか、、 ごくりと喉を鳴らしてドキドキしながら 釜の蓋を持ち上げていった 蓋を開けていくとなかから溢れ出してくる あぁ立ち上る食欲を刺激する香りと白い湯気 高鳴る胸の鼓動に血走った目で 釜の中を覗くと大切に敷き詰められた 桜色をした美しいエビたちが僕の事を見ていた 緑色をした宝石の様に輝く球体は枝豆だ 白い蒸気がもわもわと立ち上る 出来たて炊き立

          🦐〜桜エビの釜めし弁当〜🦐

          球体を転がしながら

          地平線の先 アスファルトの上で ゆらゆら踊る蜃気楼 空の上から太陽がギラギラ輝いて僕を見ている ゆっくりとだけども着実に 僕は球体を転がしながら前に進んでいく はじめに球体を転がし始めた時は そこまで苦しくはなかったが徐々に 球体が膨らんできたからこそかかる重さが 僕の思考を鈍らせていく 順調に進んでいると思った 矢先に足を滑らせて転び頭を打ち 手のひらや首筋にかいた汗が 僕と球体との関係を乱れさせていく あぁ苦しくともはじめたからには 途中で投

          球体を転がしながら

          青い夢の切れっ端

          実際に宇宙に行った事はないから 宇宙から見た地球の美しさは分からないが 今目の前に広がる空の青さの美しさだったら 実際にこの目で見てるから気持ちを伝えられる 浮かぶ雲の形は様々で あれは首長竜にそっくりの姿形 あれはクジラの様な輪郭 りんごや車パラソルや戦闘機 入道雲で作り上げた立派な白いお城が 聳え立っている 見ていて飽きない空の夢物語 きみの手を引っ張って旅立つ冒険活劇なんか だって作り上げてしまえるほどに 僕の脳みそは刺激的に色々な事を 想像

          青い夢の切れっ端