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紙魚チョコ初期作品集①

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詩を綴りはじめてきたけれど、 詩を書き始めた頃と今とではだいぶ作風が 変わってきたので、改めて読み返していこうと 思い始めてみました(о´∀`о) 拙さ100%だから恥ずかしさM…
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記事一覧

太陽に憧れて

太陽に憧れて馳せる思い 宇宙空間的距離感により断念 ならば叶える形の逆転の発想 吐き出す…

3

夢から覚めた

朝まだき 一度目を覚まして 階下で水を飲み 再びベットの中へ 目を閉じてもなんだか違和感…

5

自分勝手な世界

わだかまりなんて 相手からしたら どうでもいいもの もしも逆の立場なら せめてくるくせに…

6

天使と悪魔

それが日常になれば 気にならなくなる テレビから垂れ流されるニュース 殺人とお笑い 不倫…

3

鬱 靴 跳ね返る 苛立ちをつのらせて またにぎりしめて  壁にぶつける 鬱 靴 跳ね返る…

2

まるまる猫

猫が まるまる 窓辺や膝の上 どこでも 夢が見られる 気持ち良さそうな 鼻息が聞こえる

5

光の粒子

ガラス窓から 差し込む 光 幾何学的に 切り取られた 光の枠に すっぽりおさまる 猫の姿 光の粒子をかきまぜるように しっぽが踊ってる

無人駅

雨降りの夜 無人駅 改札口をすりぬける クロネコ 監視カメラだけが見ている 行き先はどこ…

2

にわとり

頭の中に 住み着いた にわとり一羽 朝まだき よくなきはじめる 感情が溢れて 抑えきれな…

1

白い紙袋

白い紙袋を 頭からかぶる ぼくは自分自身の事が わからない きみからはどんな風に ぼくが…

1

冷蔵庫

お腹が空いて覗く冷蔵庫 都合の良い幻でも見られたら 多少は救われるのに 想像力すらも枯渇…

2

夢の尻尾

カーテンを透かして 光差し込む部屋の中 布団の上には夢に置いてけぼり にされたぼく一人 …

3

お茶袋

コップにお茶袋 注ぐ熱いお湯 伸びる紐の先 指で摘めばゆらゆら揺れる 透明な世界 不調和…

3

夢を喰む

死ねば元も子も 遺伝子に返り咲く 肉片一通り 肺に溜まる雨粒も 心臓に巣食う腫瘍も 土塊に混ざり 食物連鎖の円環を 彩る舞台装置 ミミズが踊る暗がりで 誰かが歌う鼻歌 死者への手向け 月夜が似合う石の隙間 縫うように飛び交う魂は どれもこれも美しい 喜び勇み来世に向けて夢を喰む