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無言の朝 (詩)

「こんなに愛した人は君が初めて。毎日会いたい」

そう囁やきながら
彼は私の背後から腕を絡める
重ねた肌と唇から、彼の想いが滲み出る

極上の幸せに包まれ
2人共に眠りに落ちていく

翌朝、無言のまま身支度をする彼
昨夜の名残りは微塵も感じられず
何事もなかったかのようなそぶり

じゃあね、と出て行く彼
私はそれを
少し不安な思いで見つめる

昨夜の言葉、信じていいの?
って、なぜか聞けない

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