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ぶこつでやさしいスープカレー屋さん KIBA 第12話「大通公園にて」約1400字/全17話/創作大賞2024恋愛小説部門
一瞬何が起こったのかわからなかったが、目を開けてその事実だけは理解した。しかし、その意味はまったくわからなかった。 大和さんは顔を伏せており、その表情はわからない。しかし、どこか苦しそうな様子に見えた。 彼の手が私の唇や頬に触れている。不快だった訳ではない。しかし、とにかく驚いた。そして、呼吸がしづらい。苦しくなってきてしまって、私は彼の腕を振りほどき、ベンチから立ち上がった。彼の手はあっさりとそれに従った。 「……ど、どうしたんですか?」 彼はベンチに座った
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