ITストラテジスト 用語集
「ITストラテジスト 用語集」の電子書籍を出版したので紹介させていただきます。
ITストラテジストの実用性については、以下の点が挙げられます。
1. 経営とITの橋渡し
ITストラテジストは、企業の経営戦略とIT戦略を結びつける役割を果たし、ITを活用して業務効率化やコスト削減、新規事業の推進など、企業全体の成長に寄与します。
2. キャリアの幅広さ
この資格は、CIO(最高情報責任者)やCTO(最高技術責任者)、ITコンサルタントとしてのキャリアパスに直結し、経営視点でのIT活用が求められる場面で信頼されるため、転職や昇進に有利です。
3. ビジネス改善への貢献
ITストラテジストは、システム開発だけでなく、企業全体のビジネスプロセスを改善する提案を行い、現状から理想像へと業務を再構築することで、企業の競争力強化に大きく貢献します。
4. 難易度と希少性
合格率が低く、高度な知識とスキルが求められるため、資格保有者は希少で、市場価値が高く、特に上流工程でのプロジェクトマネジメントにおいて重宝されます。
これらの理由から、ITストラテジスト資格は実務において非常に実用的であり、経営戦略とITを結びつける役割で大きな価値を発揮します。
以下は電子書籍の一部抜粋です。
・ファイブフォース分析
業界の収益性と収益構造から自社の競争戦略を分析するためのフレームワークのこと。「新規参入の脅威」「代替製品・代替サービスの脅威」「売り手の交渉力」「買い手の交渉力」「競合企業との敵対関係」の5つのこと。
・コストリーダーシップ戦略
最大のシェアを有する企業がとるべき戦略で、業界トップの規模を生かして、競合他社よりも安く提供することによって、市場シェアの維持を図る戦略のこと。
・差別化戦略
市場で2番手、3番手のシェアを有する企業がとるべき戦略で、商品の性能やサービスの質などで競合他社との差別化を図ることで競争優位を確立する戦略のこと。
・集中戦略
市場全体を対象にするのではなく、限定的な市場に対象を絞り込んで経営資源を集中させる戦略のこと。いわゆるニッチ戦略のこと。
・ミンツバーグの創発戦略
不確実性の高い現代において、企業戦略はデータや理論に基づいて計算上で行われるのではなく、基本的な方針を決定したあとは適宜修正を加えながら実行していくものとする戦略のこと。
・PEST分析
ビジネスを取り巻く外部のマクロ要因を分析するためのフレームワークのこと。「政治状況・法制度(Political)」「経済情勢(Economic)」「社会環境や一般消費者の動向(Social)」「技術に関する状況(Technology)」の4つのこと。
・PPM(Product Portfolio Management)
複数の業務・事業間でリソースを効率的に活用して持続的に収益を上げていくための手法のこと。自社の製品が属する市場の成長率と市場占有率から4つの象限に分類する。「問題児」「花形」「金のなる木」「負け犬」がある。
・問題児
PPMの1つで、市場の成長は見込まれるのでチャンスはあるが、自社のシェアは低い段階のこと。
・花形
PPMの1つで、自社の市場シェアは高く、成長も見込まれるので、積極的に投資をしていく段階のこと。
・金のなる木
PPMの1つで、高い市場シェアだが、市場の成長は見込まれないので、積極的には投資はせずに、コストを削減して収益の最大化を目指す段階のこと。
・負け犬
PPMの1つで、市場シェアも市場成長率もともに低く、撤退を検討する段階のこと。
・ハーズバーグの2要因理論
衛生要因(不満を引き起こす要因)をいかに充足させても、満足感を引き出すことはできず、逆に、動機づけ要因(満足を引き起こす要因)は充足されれば満足感を覚えるが、充足されなくても不満足につながることは少ないという考えのこと。
・ダイバーシティ・マネジメント
企業で働く人々の様々な違いや立場を尊重するという考え方のこと。
・XBRL(eXtensible Business Reporting Language)
財務報告用の情報を作成・流通・利用可能に標準化されたXMLベースの言語のこと。
・PM理論(Performance Maintenance)
リーダーシップを、目標を達成する能力であるP機能と人間関係を良好に保ち、チームワークを維持・強化する能力であるM機能で捉えること。
・PM型(P・Mがともに大きい)
理想的なリーダーで、部下を指導して成果をあげる能力と部下を思いやる能力を兼ね備えているタイプのこと。
楽天koboで販売してるのでよかったらどうぞ。
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