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ねこの経済視点

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日本経済新聞から気になる記事を3本ピックアップし投資に役立つ視点をねこ目線からまとめますにゃ。
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2023年10月の記事一覧

警鐘

警鐘

① 【Deep Insight】「魔の10月」87年からの警告ブラックマンデーってよく聞くけど実際何がきっかけで暴落に繋がったのかまでは考えたことにゃかったからすごく勉強ににゃったにゃ。市場の反応に抵抗勢力も抗えにゃかったってことは市場が織り込んでいる未来って長い目で見ればやっぱり間違ってにゃいってことかしら?

② 米株、先行指標に黄信号これこそすごいゾッとする警告にゃ。22年前って言ったら9.

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警告か、忠告か

警告か、忠告か


① 半導体の勢力図、中位以下が塗り替わる御多分に洩れずこの10年間で世界の半導体メーカートップ15からも姿を消してしまった日本。製造装置ではまだ存在感を発揮してるけど、その現状を維持することすら難しいと言われたらどうしようもないにゃ。日本の半導体銘柄を物色する上では、黒子的なところに目を付けるといいかにゃ?

② 【Market Beat】原油相場、脱炭素で惑う脱炭素が進む中でも油の生産国は今後

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それぞれの事情

それぞれの事情

① 【チャートは語る】中国で消えゆく米国債ここ最近の相場を荒らしている米国債。金利上昇が止まらない理由の新たな視点が示されていますにゃ。通貨安を良しとしない中国が元を買う原資にするためにアメリカ国債を売ってるっていう見方。それはないんじゃないかって言う人もいて確たる証拠はにゃいけどちょっと頭に留めておきたいにゃ。

② 国の基金「期限なし」5割 国費無駄遣いの恐れコロナ以降の基金の増え方が半端ない

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主役サイクル

主役サイクル

① 地銀株、日銀会合控え上昇決算シーズンを迎え最近特に感じてるのが主役の交代。
地銀株はそのどセンターにいる銘柄群で、日銀がYCCの上限キャップのめどを1%から1.5%に引き上げるんじゃないかというもっぱらの噂もあって、また勢いづいてるにゃ。

けど、アメリカでは「米地銀株5カ月ぶり安値 連鎖破綻後に迫る」っていう記事にある通り、金利が上がった分、預金金利も引き上げざるを得なくて逆に収益が悪化して

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教科書通りに行かないワケ

教科書通りに行かないワケ


① 米経済、足元には不安材料 減速ペースに関心去年から年明けにかけての予想ではとっくに景気後退してるはずだったアメリカ。過去に類を見ないほどの急ピッチな利上げをしたのに、出てくる数字出てくる数字がアメリカの強さを示してるにゃ。もうそろそろ流石に、という感じで良い結果には目もくれずに悪い影響を粗探ししてるけど、専門家をはじめ多くの人の予想を裏切り続けたのはにゃぜ?
その確たる答えがまだ見つかってに

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岩盤を穿つ

岩盤を穿つ


① 【Deep Insight】ウーバー拒んだ国の行方まったくその通りにゃ。変化を恐れているというか、変化することをめんどくさがってるように猫の目には映るにゃ。さらに言うなら、批判して反対することで通ぶってる感も否めないにゃ。否定することでしかアイデンティティを保てないのはカッコ悪いにゃ。

② 【スクランブル】ファストリ「10兆円」はあるかそんな流れで心に響くのが柳井さんの言葉「成長しなければ

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中国リセット

中国リセット


① 日本車、岐路の世界戦略 最大市場・中国で失速世界的なEV化の流れで中国車の存在感が増し、欧州以外の各地域で軒並みシェアを下げている日本車。「中国はEVを含む新エネルギー車が3カ月間で60モデルも出ている」という圧倒的なスピードに、JAPAN品質とかブランドがかき消されている状況かにゃ? 関係ないけど、EVの急先鋒的なイメージが強いヨーロッパでは、日本はまだシェアを保っているっていうのが不思議

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潮目の変化

潮目の変化


① 【スクランブル】割安株相場は終わらないそろそろグロース株を仕込むとき、という声も聞かれ始める今日この頃。まだまだバリュー株の底堅さを示すご意見も新たに出てきたにゃ。バリュー株のプロは建設に注目してるそうで、バブルの負債から脱却し、技術革新や株主還元に取り組むところも増えてきて、低PBR=オワコンみたいなイメージもだいぶ変わってきてるみたいにゃ。

② 北越工業、25年3月期業績目標上げここは

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知恵の輪

知恵の輪

【Market Beat】日本うかがう「債券自警団」きょうは月曜だしこの一本。

日曜日に「日銀、金利操作の再修正論」という観測記事が出てきたり、月末の金融政策決定会合を前に慌ただしくにゃってきてるにゃ。
これまでは、YCC撤廃→マイナス金利解除っていう流れが出口戦略として語られてきたけど、それだと際限なく長期金利が上昇しちゃうおそれがあるから、ひとつ飛ばしでマイナス金利を解除するっていう流れもあ

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海外視点

海外視点

① 【チャートは語る】ストの波、働く価値問うまた何十年ぶり系の話題だけど、米英で200万日、400万日という規模のストが起きている一方で、日本は2000日にも及ばず、100分の1以下の低さ。40年前まで遡れば日本も100万日を超えてたらしいから、ストがいいか悪いかはともかく、ちょっと減り方が異常ですにゃ。そういう意味ではたった1日とは言え、ストに踏み切ったそごう西武の組合の判断には意義があったと言

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まだまだ“ぶり”が旬

まだまだ“ぶり”が旬

① 細る家計、食費が圧迫 9月消費者物価2.8%上昇今年のくろくろにゃー的流行語は「ぶり」。今度はエンゲル係数が40年ぶりのレベルに上昇。食料の物価の伸びに至ってはおよそ半世紀ぶりというから驚きにゃ。果たして、日本は貧しくなっているのか、いよいよデフレという氷河期を抜けつつあるということなのか、来年以降の賃上げの裾野がいかに広がっていくかが鍵になってきそうにゃ。

② 米利上げ、次回見送り公算日本

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良いガラパゴス

良いガラパゴス

① 【Foresight】米利上げ「7月で終幕」 「年末へ明確な減速」条件にアメリカの金融政策の行方はさておき、最後の一文がちょっとぶっ飛んでてニヤリとしちゃったにゃ😎 やはり世界的に金利が上がって投資環境が厳しくなる中、日本は数少ない投資チャンスが眠る「宝島」のように外国人投資家の目には映ってるのかにゃ?

② バリュー株の相対株価 日米で大きな差外国人投資家が日本に秋波を送るのも、すでにアメ

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費用対効果

費用対効果

① 米金利、3月金融不安以来の乱高下荒れる米国債。ヘッジファンドによる先物の売り越しも2001年以降で最大に膨らんでいて、米国債の恐怖指数とも言われる「MOVE指数」も130台で推移してて2013~2022年の10年間の平均70を倍近く上回ってるにゃ。このままだといつ5%に行ってもおかしくない状況かにゃ?
最近、ドルの定期預金の金利もめっちゃ上がってるけど、米国債は為替ヘッジのコストで実質マイナス

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転換点

転換点

① 【ポジション】動く日米欧通貨の均衡点「悪い円安」という言葉もあまり聞かなくにゃったなぁと思っていたらやっぱり「円の全面安」という局面も徐々に変わりつつあるっぽいにゃ。そろそろ金利の天井も見えてきて、日本はこれからという事情と中東情勢の混迷も相まって、まずは対ユーロで円安の流れが巻き戻しつつあるにゃ。対ドルでもそろそろそうにゃるかにゃ?

② 中東混迷も原油上値重く中東の緊張で跳ね上がったオイル

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