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警鐘

① 【Deep Insight】「魔の10月」87年からの警告

1987年10月19日のブラックマンデーは、M&Aを止める政策が一因だった。翌年、レーガン大統領に経緯を説明した「ブレイディ報告」は、冒頭で暴落の引き金を指摘する。「買収候補株の崩壊だった」と。
KKRがKEを買収したように、ファンドが企業を買って価値を高める行為は今でこそ理解されている。ところが当時は「企業に債務を負わせ、資金を吸い取って逃げる野蛮な連中」とうさんくさく見られていた。民主党の大物、ダン・ロステンコウスキ下院議員は暴落の前週、こうした買収を税制で封じる構想をまとめていた。
米紙が市場への悪影響を報じたのが16日金曜。買収期待で買われてきた銘柄がパニック売りを浴びてダウ工業株30種平均は5%急落、売り圧力が充満して19日の月曜を迎えた。23%下げた当日も、売りの標的は買収候補銘柄だ。同報告は、「買収株指数」を市場平均と比べて解き明かした。
ロステンコウスキ議員は暴落後に構想を取り下げ、米企業のM&Aは続いた。株価は何事もなかったように回復に転じ、米連邦準備理事会(FRB)は翌11月の上旬に危機対策班を解散した。
(中略)
「改革を止めれば企業も経済も死ぬ」。これこそが、1987年の暴落が放った警告だ。荒れた10月を終えても、36年前のメッセージが消えることは決してない。

日本経済新聞(梶原誠)

ブラックマンデーってよく聞くけど実際何がきっかけで暴落に繋がったのかまでは考えたことにゃかったからすごく勉強ににゃったにゃ。市場の反応に抵抗勢力も抗えにゃかったってことは市場が織り込んでいる未来って長い目で見ればやっぱり間違ってにゃいってことかしら?

② 米株、先行指標に黄信号

ラッセル2000は米市場で時価総額1001~3000位の銘柄を対象とする株価指数。27日、約3年ぶりの安値の1636.94まで下げた。7月高値比で18%安と大型株より値下がりがきつい。ラッセル2000をS&P500で割った相対比率は2001年11月以来約22年ぶり低水準に沈む。同指数は米利上げ開始後の22年6月に安値をつけ、同年10月に安値をつけたS&P500の先行指標性を示した。

日本経済新聞(篠崎健太)

これこそすごいゾッとする警告にゃ。22年前って言ったら9.11とかITバブルの崩壊後、しかも先行性があるとか言われたらS&P500もそのうちもう一回くらい大きな調整があるかにゃ?

③ インドの農産品、干ばつで不作

農産品の先物高は食品や衣料品を中心に物価の上昇圧力にもなる。9月の国内消費者物価指数(CPI)は「菓子類」は前年同月比11.6%上昇、「被服及び履物」は同3.4%上昇と、総合指数(3.0%上昇)を上回る。マーケットエッジの小菅努代表は「異常気象などを背景とする農産品の供給不安が解消される可能性は現時点で低い」とし、価格上昇を予想する。

日本経済新聞(浜野航)

これはもう警告以外の何者でもないけど、日本でも漁業に異変が生じてるし、恒常的なインフレ、不安定は状況はちょっと長引きそうかにゃ?

きょうは夜にギリギリ更新間に合ったにゃ。

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