読書記録っぽいなにか

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『徒然草』 まとめ

吉田兼好(1283〜1350) 「徒然草」(1331) ・もし、私と同じ心を持った人がいたら、互いに隔てなく話して慰められる。そんなことがあればさぞ嬉しかろうと思うものの、…

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8か月前
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『もうワクチンはやめなさい』まとめ

『もうワクチンはやめなさい』2014 母里啓子 1934〜2021 ・「予防する効果を期待されています」とは、効果があるかどうかまったくデータがとれていないワクチンについて…

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9か月前
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『死ぬときに後悔しない方法』 まとめ

セネカ BC1?〜AD65 『哲人に学ぶ人類の知恵 死ぬときに後悔しない方法』2018 ジェイムズ・ロム 編 ・自由への扉は、目の前にあるのだ。我々を縛りつけている鎖は、た…

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10か月前
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『怒りについて』 まとめ

セネカ BC1〜AD65 『怒りについて』 AD45? 『哲人に学ぶ人類の知恵 怒りについて』2019   ジェイムズ・ロム 編 ・「怒り」は人の感情のなかでは、最も醜く、最も凶…

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11か月前
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『人生の短さについて』 まとめ

セネカ BC1〜AD65 『人生の短さについて』 AD50? ・時間をなんの役にも立てず湯水のごとく浪費した挙句、土壇場になってようやく気づくのです。いつのまにか人生は過ぎ…

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11か月前
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『牛乳のワナ』

船瀬俊介 1950〜 『牛乳のワナ』 2019 ・自然界には、離乳期をすぎてミルクを飲む動物はいません。人間も同じです。離乳期をすぎたらミルクを飲まないことが正常なので…

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11か月前
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『1984』

ジョージ・オーウェル 1903〜1950 『1984』 1949年 ・〈2分間ヘイト〉の恐ろしいところは、役を演じなくてはいけないことではなく、周囲との同調を避けるのが不可能なこ…

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1年前
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『運気を磨く』

田坂広志 1951〜 『運気を磨く』2017 ・量子物理学においては、何もない「真空」の中にも、膨大なエネルギーが潜んでいることが明らかにされている。「量子真空」と呼ば…

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1年前
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『老子道德経』

老子 BC571?〜BC471? 『老子道徳経』  ・最上の善は、水にたとえられる。水というものは、万物に優れた恵みをもたらし、勝ちを求めて他と争おうともせず、人の嫌がる…

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1年前
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『貞観政要』

呉兢 670〜749 『貞観政要』 710年頃 ・「身理まりて国乱るる物を聞かず」 いまだかつて、君主が立派な政治をとっているのに人民がでたらめであったという話を聞かない…

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1年前
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『幼年期の終り』

アーサー・C・クラーク 1917〜2008 『幼年期の終わり』1953 ・過去にしがみつくのは無益でしかない。〈オーバーロード〉たちが地球にやってくる前から、主権国家という…

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1年前

『自分の中に毒を持て』

岡本太郎 1911〜1996 『自分の中に毒を持て』1993 ・人生は積み重ねだと誰でも思っているようだ。過去の蓄積にこだわると、堆積物に埋もれて身動きができなくなる。 ・…

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1年前
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『超約版 貞観政要』

『貞観政要』 (貞観年間 627〜649) ・「己の欲する所を人に施せ」 人が欲することをする者は栄え、自分が楽しむだけの者は滅ぶ。  人が望まないことをしない。それは…

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1年前
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『死は存在しない』

田坂広志 1951〜 『死は存在しない』2022 ・仏教の「唯識思想」においては、我々の意識の奥には、「真那識」と呼ばれる意識の次元がある。さらにその奥には、「阿頼耶識…

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1年前
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『死を見つめる心』

岸本英夫 1903〜1964 『死を見つめる心』1964 ・死というものは、実体ではないということである。死を実体と考えるのは人間の錯覚である。 ・死というものは、そのもの…

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1年前

『死に至る病』

キルケゴール 1813〜1855 『死に至る病』 1849 ・人間は、無限性と有限性の、時間的なものと永遠なものの、自由と必然性の総合である。早い話が、人間とは総合なのであ…

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1年前
『徒然草』 まとめ

『徒然草』 まとめ

吉田兼好(1283〜1350)
「徒然草」(1331)

・もし、私と同じ心を持った人がいたら、互いに隔てなく話して慰められる。そんなことがあればさぞ嬉しかろうと思うものの、現実にはそんな人はいるはずもなく、目の前の人と、行き違いの無い様にしなくてはと、緊張して向かい合っているのは、まるで一人ぼっちでいるような索漠たる思いがする。

・新たに即位された帝のご政務が繁多であることに紛れて、譲位された

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『もうワクチンはやめなさい』まとめ

『もうワクチンはやめなさい』まとめ

『もうワクチンはやめなさい』2014
母里啓子 1934〜2021

・「予防する効果を期待されています」とは、効果があるかどうかまったくデータがとれていないワクチンについてしばしば使われる言葉です。

・危険だ、危険だ、怖い、怖い、そう繰り返し紹介される病気があったら、十分に気をつけることです。その病気を予防するワクチンや薬が近く売り出されるのかもしれません。命と健康を脅されれば、人はお金を使っ

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『死ぬときに後悔しない方法』 まとめ

『死ぬときに後悔しない方法』 まとめ

セネカ BC1?〜AD65

『哲人に学ぶ人類の知恵 死ぬときに後悔しない方法』2018 ジェイムズ・ロム 編

・自由への扉は、目の前にあるのだ。我々を縛りつけている鎖は、ただ1つ、生きることへの愛着である。たとえそれを手放せないとしても、減らしていくようにすべきだ。

・なにごとにおいても度を越さないためには、人生の短さや不確かさを、たえず意識することが、最も役に立つだろう。

・命とは、果

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『怒りについて』 まとめ

『怒りについて』 まとめ

セネカ BC1〜AD65
『怒りについて』 AD45?

『哲人に学ぶ人類の知恵 怒りについて』2019  
ジェイムズ・ロム 編

・「怒り」は人の感情のなかでは、最も醜く、最も凶暴なものだ。怒りが私たちの中に入ってきてしまってから、うまく制御しようと努めるよりも最初から入ってこないように拒絶するほうがかんたんだ。

・理性が人間の手綱を強力に握っていられるのは、感情から離れていられるあいだだけ

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『人生の短さについて』 まとめ

『人生の短さについて』 まとめ

セネカ BC1〜AD65
『人生の短さについて』 AD50?

・時間をなんの役にも立てず湯水のごとく浪費した挙句、土壇場になってようやく気づくのです。いつのまにか人生は過ぎ去ってしまった、と。

・長生きするという保証が、いったいどこにあるでしょう?そろそろ終わりという時に、ようやく取り掛かるのでは手遅れもいいところです。

・人はいちどきに手を広げすぎれば物事を十分に成し遂げられない。あれもこ

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『牛乳のワナ』

『牛乳のワナ』

船瀬俊介 1950〜
『牛乳のワナ』 2019

・自然界には、離乳期をすぎてミルクを飲む動物はいません。人間も同じです。離乳期をすぎたらミルクを飲まないことが正常なのです。

・1歳未満の子どもは、母乳で育てるのが自然です。

・牛乳は牛の血液である。
・牛乳の栄養成分は人間には処理しきれない。
・処理しきれない成分は身体に残って、様々な病気を引き起こすきっかけとなっている。

『1984』

『1984』

ジョージ・オーウェル 1903〜1950
『1984』 1949年

・〈2分間ヘイト〉の恐ろしいところは、役を演じなくてはいけないことではなく、周囲との同調を避けるのが不可能なことだ。

・〈未来へ、もしくは過去へ、思想が自由な時代へ、人がそれぞれ誰とも異なり孤独に生きていない時代へ、真実が存在し、人がしたことが、なかった事にされない時代へ。個のなき時代から、孤独の時代から、ビッグ・ブラザーの時

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『運気を磨く』

『運気を磨く』

田坂広志 1951〜
『運気を磨く』2017

・量子物理学においては、何もない「真空」の中にも、膨大なエネルギーが潜んでいることが明らかにされている。「量子真空」と呼ばれる極微小の世界の中に、膨大なエネルギーが存在していると考えられている。
量子真空の中にゼロポイントフィールドと呼ばれる場が存在し、その場に、この宇宙の過去、現在、未来のすべての出来事が、波動としてホログラム的な構造で記録されてい

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『老子道德経』

『老子道德経』

老子 BC571?〜BC471?
『老子道徳経』 

・最上の善は、水にたとえられる。水というものは、万物に優れた恵みをもたらし、勝ちを求めて他と争おうともせず、人の嫌がる低い地位に安住している。だからこそ、道に近い存在なのだ。(上善水の如し)

・どんなに強いつむじ風でも、どんなに激しい暴雨でも、一日経てば止んでしまう。天地でさえつむじ風や暴雨を長続きさせることはできない。ましてや、人間が作為的

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『貞観政要』

『貞観政要』

呉兢 670〜749
『貞観政要』 710年頃

・「身理まりて国乱るる物を聞かず」
いまだかつて、君主が立派な政治をとっているのに人民がでたらめであったという話を聞かない。 身の破滅を招くのは、その者自身の欲望が原因だ。欲望の対象は果てしなく広がり、それに要する費用も莫大になる。

・「草創と守成といずれか難き」
一旦、天下を収めてしまえば、気持ちが緩んで、自分勝手な欲望を抑えることができなくな

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『幼年期の終り』

『幼年期の終り』

アーサー・C・クラーク 1917〜2008
『幼年期の終わり』1953

・過去にしがみつくのは無益でしかない。〈オーバーロード〉たちが地球にやってくる前から、主権国家という存在は死につつあった。

・時間だけが解決できる物事がある。悪人を倒すことはできるが、誤った考えにとりつかれた善人は、放っておくしかないのだ。

・今や地球は、巨大な一運動場、遊戯場と化しつつあった。とはいうものの、この娯楽、

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『自分の中に毒を持て』

『自分の中に毒を持て』

岡本太郎 1911〜1996
『自分の中に毒を持て』1993

・人生は積み重ねだと誰でも思っているようだ。過去の蓄積にこだわると、堆積物に埋もれて身動きができなくなる。

・人生に挑み、ほんとうに生きるには、瞬間瞬間に新しく生まれ変わって運命をひらくのだ。それには心身とも無一物、無条件でなければならない。

・死に対面する以外の生はないのだ。

・人間にとって成功とはいったい何だろう。結局のとこ

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『超約版 貞観政要』

『超約版 貞観政要』

『貞観政要』 (貞観年間 627〜649)

・「己の欲する所を人に施せ」
人が欲することをする者は栄え、自分が楽しむだけの者は滅ぶ。 
人が望まないことをしない。それは力を持った者が、その力を保持するための絶対原則。

・「人道は楹を憎みて謙を好む」
皆、初めは頑張るものだが、最後まで続ける人は少ない。

・「草創と守文といずれか難き」
優れたアイデアがあれば、事業を興すことができる。しかし、本

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『死は存在しない』

『死は存在しない』

田坂広志 1951〜
『死は存在しない』2022

・仏教の「唯識思想」においては、我々の意識の奥には、「真那識」と呼ばれる意識の次元がある。さらにその奥には、「阿頼耶識」と呼ばれる意識の次元があるとされており、この「阿頼耶識」には、この世界の過去の出来事のすべての結果であり、未来のすべての原因となる「種子」が眠っているとされる。

・我々の意識は、死後、ゼロポイントフィールドにおいて、「自我意識

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『死を見つめる心』

『死を見つめる心』

岸本英夫 1903〜1964
『死を見つめる心』1964

・死というものは、実体ではないということである。死を実体と考えるのは人間の錯覚である。

・死というものは、そのものが実体ではなくて、実体である生命がない場所であるというだけのことである。

・これを裏返していえば、人間に実際与えられているものは、現実の生命だけだということである。

・死の恐怖は、生理的である。その点でも、それを、われわ

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『死に至る病』

『死に至る病』

キルケゴール 1813〜1855
『死に至る病』 1849

・人間は、無限性と有限性の、時間的なものと永遠なものの、自由と必然性の総合である。早い話が、人間とは総合なのである。

・総合とは、二つのもののあいだの関係のことだ。人間は、このように捉えられるかぎりでは、いまだ自己ではないわけである。

・絶望とは、こうして死が希望となるほど危険が大きくなるときの、死ぬことすらできないという希望のなさ

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