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『運気を磨く』

田坂広志 1951〜
『運気を磨く』2017

・量子物理学においては、何もない「真空」の中にも、膨大なエネルギーが潜んでいることが明らかにされている。「量子真空」と呼ばれる極微小の世界の中に、膨大なエネルギーが存在していると考えられている。
量子真空の中にゼロポイントフィールドと呼ばれる場が存在し、その場に、この宇宙の過去、現在、未来のすべての出来事が、波動としてホログラム的な構造で記録されているという仮説が、現在、注目されているのである。

・ゼロポイントフィールドに記録されている未来は、「可能性の未来」であり、現在の行動が変わることによって、別の未来が実現することも大いにある。

・無意識を変える方法として最も大切なのは、ネガティブな想念を消す方法なのである。

・ネガティブな想念に対処するには、一つの明確な方法がある。
それは、すべての人と和解することである。
心の中で感謝を述べる。

・「何が起こったか。」
それが、我々の人生を分けるのではない。
起こったことを、どう解釈するか。
それが、我々の人生を分ける。

・「お陰さま」や「お互いさまです」という言葉の奥にある、大いなる何かに導かれている、様々な人々に支えられているという感謝の想念は、我々が抱き得る想念の中でも最もポジティブな想念であり、我々の無意識の世界をポジティブな想念で満たすための叡智であると言える。

・人は、いつ死ぬか分からない。
そうであるならば、我々の人生、
たとえ何があろうとも、
生きているだけで、有り難い。その感謝の想念の中では、良い運気、悪い運気という分離も消え、ただ、静かに、人生が輝き始める。

・現代の最先端科学をもってしても、「天」や「大いなる何か」が存在するか否かは、まだ証明されていない。
しかし、人類の何千年という歴史の中で、無数の人々が「神」や「仏」、「天」や「大いなる何か」というものの存在を信じ、その言葉を口にしてきたことも、厳然とした事実である。
我々の人生を導いている「大いなる何か」とは、実は、我々の心の奥深くに存在する、深い叡智、最高の叡智を持った「我々自身」にほかならない。

・「艱難、汝を珠にす」
あなたは、いつ成長しただろうか。
それは、順風満帆のとき、好調や幸運が続いたときではないだろう。
それは、逆境のときではなかったか。

・我々の人生は、大いなる何かによって、必ず、良き方向へ導かれる人生だからである。そして、その大いなる何かとは、我々の心の奥深くに存在する真我と呼ぶべき、我々自身だからである。
人生で起こること、すべて良きこと。

・本来、我々の人生においては、
否定的なもの、ネガティブなものは、
一切、無い

・無意識の世界にネガティブな想念を生み出さないためには、人生で与えられるものすべてを肯定する絶対肯定の意味でのポジティブな想念こそが求められる。

・我々の人生を、不思議な形で導いているのは、実は、我々自身に他ならない。


 自分は世界であり、世界は自分である

私たちがみる現実世界は客観的な真実ではなく、自己に依存した主観的な世界である。
条件や環境が変われば、それに応じて世界も変化する
我々が認識している複数性は外観に過ぎず、実在しない。


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