『人生の短さについて』 まとめ
セネカ BC1〜AD65
『人生の短さについて』 AD50?
・時間をなんの役にも立てず湯水のごとく浪費した挙句、土壇場になってようやく気づくのです。いつのまにか人生は過ぎ去ってしまった、と。
・長生きするという保証が、いったいどこにあるでしょう?そろそろ終わりという時に、ようやく取り掛かるのでは手遅れもいいところです。
・人はいちどきに手を広げすぎれば物事を十分に成し遂げられない。あれもこれもと欲張ったところで、何ひとつ吸収できず、詰め込んだものを吐き出しておしまいです。
・だれも、あなたが失った年月を取り戻してなどくれないし、かつてのあなたを取り返してもくれません。あなたがせわしなく過ごすうちに、人生は急ぎ足で去っていくのですよ。
・思慮深いとうぬぼれる人間は結局、生きるための準備だけで人生を使い果たしてしまうのです。人生最大の無駄は、先延ばしにすることにそれ自体にあるのです。
・過去の賢人たちは、だれ一人として、あなたに死を強制しませんが、だれもがいかに死ぬべきかを教えてくれるでしょう。
・過去を忘れ、現在を無視し、未来を恐れる者にあるのは、極めて短い、不安だらけの人生です。哀れにも彼らは、死と直面する頃になってようやく、自分が長い間、なんの意味もなく多忙に過ごしてきたと気づくのです。
人生が短いのではなく、浪費しているだけ
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