さよごろも

はたらかないひと。ふあんしょう。エッセイに憧れて日記を書く。 しんたいしょうがいしゃ。…

さよごろも

はたらかないひと。ふあんしょう。エッセイに憧れて日記を書く。 しんたいしょうがいしゃ。 頭の中に流れる言葉を書き留める。 知らない誰かのこころを一滴でも掬えたらいい。

記事一覧

同じことができない

学校の授業で折った折り紙はくしゃくしゃだった。 「もっとていねいにやってよ」  クラスメイトがいらついたように言った。 はしとはしをぴったりとくっつけて、ゆっく…

さよごろも
2週間前
2

わたし、コジコジにハマる

頭の中を空っぽにして楽しみたい人にぜひおすすめしたい作品だ。疲れているときや悩みがあるときにこの作品に触れて欲しい。 たしかTikTokだったと思う。 『コジコジにき…

さよごろも
1か月前
13

好きを壊した苦しみは

好きなものを封印してしまった話をします。 わたしの好きなものは妖怪です。 中学生の頃『ぬらりひょんの孫』という漫画にとても影響を受けて、妖怪が大好きになりました…

さよごろも
2か月前
6

お腹がいっぱい過ぎて苦しくなるほど食べられるってことは今、幸せなんじゃない?

今日は、コンビニで、コロッケとオムライスとたい焼きとあたりめとデザートを買いました。 それをお昼ご飯にしたのです。 するとお腹が風船のように膨れました。 窮屈過…

さよごろも
2か月前
2

どーでもよくなってからが人生だったりする

すごくぐちゃぐちゃした話になります。 例えば、「できるまであきらめない」という事を大切にして生きていたとします。 でも金銭的な面だったり、何かしらの病気だったり…

さよごろも
2か月前
1

わたしってなんでお金を貯めたいんだっけ。

今は不足なく生活していても、働かないと老後が心配だということはわかります。 でも正直、ちゃんと理解していない気がします。 今の生活が当たり前じゃなくなるってどう…

さよごろも
2か月前
3

新しい本を買うと早く読まなきゃと焦るのはわたしだけ?

本を読むことが大好きです。趣味は?と聞かれたら、読書と即答するくらい好きです。 最近本を読んでいて気づいたことが一つ。 初めて読む本は、なんだか後ろから急かされ…

さよごろも
2か月前
3

花の図鑑のようなものを買った

なぜ、花の図鑑のようなものを買ったかというと、ドラマに影響されたからです。 なんせニートの身分で楽しめるものと言ったらドラマとかアニメですからね、わたしの場合は…

さよごろも
2か月前
3

やることないならエッセイでも書けばと言われたけれどそもそもエッセイってなんだっけって思った。

吐き気がお腹の中をぐるぐる回っていたので、リビングの床で死体のようになっていたら、 「そんなことをしているならエッセイでも書けば?」と言われました。 なんて突拍…

さよごろも
2か月前
3

SNSに慣れすぎて失った大切なもの

テレビをみたり、ドラマやアニメをみたときに、無意識にSNSに投稿しようと考えてしまいます。 SNSが当たり前になる前は、アニメのキャラクターのかっこよさや憧れを、自分…

さよごろも
2か月前
1

今、隣にいてほしいのは坂田銀時だったりするのである。

今のわたしを救ってくれそうな人を考えていました。 浮かんできたのは、学生の頃どっぷりハマっていた『銀魂』の主人公坂田銀時。 神楽ちゃんのように銀ちゃんって呼ぶか…

さよごろも
2か月前
4

やる気なんて大層なものはない。意気込む必要は一ミリもない。

大人になるにつれて 大人になるとさ、宿題とか出ないですよね。 なんとなく子供の頃って宿題をしっかりしていれば良かったり、もっと勉強する人は年代にあった参考書があ…

さよごろも
2か月前

何も思いつかなかったので何も出来なかった

たぶん、これも時間が立って読めば恥ずかしくなるのだと思います。 ずっと言葉が思いつかない日々が続いていました。大好きな本を読むこともイヤになって遠ざけていました…

さよごろも
3か月前
1

noteは寝かしてから投稿するもんだと悟った人です。

感情のはけ口として、この場所を始めました。思うがままに書きなぐった文章は読み返すと本当にひどいものです。でも当時(今でも)はそうすることでしか自分をコントロール…

さよごろも
4か月前
6

見えなくなったお金

何年かぶりに両親に叱られてしまいました。(20歳過ぎて叱られたという表現は違う気もしますが) お金の使い方についてです。アマゾンを使うようになってから、良くない意…

さよごろも
4か月前
1

いらないものを捨てたところでいいことなんてあるのかと疑った日

部屋の片付けをしました。物(ほとんど本)で溢れかえっている部屋です。本棚に入り切らない本たちがいくつも山をつくっています。 人間て面白いものですね。いつもと変わ…

さよごろも
4か月前
3
同じことができない

同じことができない

学校の授業で折った折り紙はくしゃくしゃだった。

「もっとていねいにやってよ」 

クラスメイトがいらついたように言った。

はしとはしをぴったりとくっつけて、ゆっくりと一段階ずつ慎重に折った。一生懸命にやった。しかし出来上がった折り紙はものすごくカッコ悪い。

「こういうの、苦手なの?じゃあ違うのしようか?」

別の子が紙を切る作業を勧めてくれた。

わたしは、線のとおりにまっすぐに切る。
でも

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わたし、コジコジにハマる

わたし、コジコジにハマる

頭の中を空っぽにして楽しみたい人にぜひおすすめしたい作品だ。疲れているときや悩みがあるときにこの作品に触れて欲しい。

たしかTikTokだったと思う。

『コジコジにきいてみた』という本の中の言葉が流れてきた。

その中で紹介されていた「コジコジはコジコジだよ」という言葉が不思議ととても腑に落ちたので、早速購入してしまった。

問答形式で書かれていて、『cojicoji』の漫画から抜粋された言葉

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好きを壊した苦しみは

好きを壊した苦しみは

好きなものを封印してしまった話をします。

わたしの好きなものは妖怪です。

中学生の頃『ぬらりひょんの孫』という漫画にとても影響を受けて、妖怪が大好きになりました。

毎日のように妖怪の絵を描いたり、調べたりしていました。

高校の頃は妖怪ものの漫画を描いて、楽しんでいました。

大学に入り、民俗学系も扱うゼミに入りました。

そこで、わたしは小松和彦さんという妖怪に関する書籍を多数出版されてい

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お腹がいっぱい過ぎて苦しくなるほど食べられるってことは今、幸せなんじゃない?

お腹がいっぱい過ぎて苦しくなるほど食べられるってことは今、幸せなんじゃない?

今日は、コンビニで、コロッケとオムライスとたい焼きとあたりめとデザートを買いました。

それをお昼ご飯にしたのです。

するとお腹が風船のように膨れました。

窮屈過ぎて動けない程です。

でもよく考えたらこれって、すごく幸せなんじゃない?

好きなものを好きなだけ食べて、苦しんでいるなんて、夢のような体験ではないですか。

満たされていることに気づいた大切な日なのでした。

どーでもよくなってからが人生だったりする

どーでもよくなってからが人生だったりする

すごくぐちゃぐちゃした話になります。

例えば、「できるまであきらめない」という事を大切にして生きていたとします。

でも金銭的な面だったり、何かしらの病気だったりで、どう頑張ってもできっこない状況になったら、「できるまであきらめない」という生き方が、息苦しくなると思うのです。

どんなことにでも、いいところと、悪いところはある。

じゃあ、一体何を基準に生きていけばいいのだろうか。

そんな人生

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わたしってなんでお金を貯めたいんだっけ。

わたしってなんでお金を貯めたいんだっけ。

今は不足なく生活していても、働かないと老後が心配だということはわかります。

でも正直、ちゃんと理解していない気がします。

今の生活が当たり前じゃなくなるってどういうことなのだろう。

欲しい本も、観たい映画も、買うことも、観ることも困難になる生活。

上手く想像することができません。

やっぱりこういうのって失ってから気づくんですよね。失ってからじゃもう手遅れなのに。

なので、具体的に考えて

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新しい本を買うと早く読まなきゃと焦るのはわたしだけ?

新しい本を買うと早く読まなきゃと焦るのはわたしだけ?

本を読むことが大好きです。趣味は?と聞かれたら、読書と即答するくらい好きです。

最近本を読んでいて気づいたことが一つ。

初めて読む本は、なんだか後ろから急かされているような気分になって早く読まないと!という謎の使命感が湧きます。

なんで、こんなに焦って読んでいるのだ?と疑問に思ったので、考えてみることにしました。

たどり着いた答えは「続きが気になる気持ちに、わたしの読書スピードが追いついて

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花の図鑑のようなものを買った

花の図鑑のようなものを買った

なぜ、花の図鑑のようなものを買ったかというと、ドラマに影響されたからです。

なんせニートの身分で楽しめるものと言ったらドラマとかアニメですからね、わたしの場合は。

『くるり』という火曜ドラマです。基本的に火10枠のドラマは好みなことが多いので、よく見ます。日常を忘れさせてくれるようなキラキラしたものが多いような気がします。

このドラマは記憶喪失の主人公の女性が誰かに送るはずだった男性物の指輪

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やることないならエッセイでも書けばと言われたけれどそもそもエッセイってなんだっけって思った。

やることないならエッセイでも書けばと言われたけれどそもそもエッセイってなんだっけって思った。

吐き気がお腹の中をぐるぐる回っていたので、リビングの床で死体のようになっていたら、

「そんなことをしているならエッセイでも書けば?」と言われました。

なんて突拍子もない、そして意味もよくわからない一言。

いや、エッセイ書いたところで、誰に見せるのだ、投稿する?どこに、そんなことをできるのはnoteくらいか?

そんなことを考えると同時に、最近読んだエッセイを思い出しました。

くどうれいんさ

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SNSに慣れすぎて失った大切なもの

SNSに慣れすぎて失った大切なもの

テレビをみたり、ドラマやアニメをみたときに、無意識にSNSに投稿しようと考えてしまいます。

SNSが当たり前になる前は、アニメのキャラクターのかっこよさや憧れを、自分の中で秘密の宝物みたいに、大切にしていました。

人の感想や考えに当たり前のように触れられるようになった今、自分と似たような価値観に簡単に出会えるようになっています。

わたしは、それをみつける度に、とても残念な気持ちになります。

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今、隣にいてほしいのは坂田銀時だったりするのである。

今、隣にいてほしいのは坂田銀時だったりするのである。

今のわたしを救ってくれそうな人を考えていました。

浮かんできたのは、学生の頃どっぷりハマっていた『銀魂』の主人公坂田銀時。

神楽ちゃんのように銀ちゃんって呼ぶか、新八くんのように、銀さんって呼ぶかいつも迷うのだけれど、今日はなんとなく銀ちゃんと呼びます。

銀ちゃんを知ったとき、あ、この人、眠れないとかにそばにいてもらいたくなる男だと思ったのです。添い寝とかではなくて、障子一枚隔てた隣の部屋で

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やる気なんて大層なものはない。意気込む必要は一ミリもない。

やる気なんて大層なものはない。意気込む必要は一ミリもない。

大人になるにつれて

大人になるとさ、宿題とか出ないですよね。

なんとなく子供の頃って宿題をしっかりしていれば良かったり、もっと勉強する人は年代にあった参考書があったりする。

「これをしていれば大丈夫」

というものがきっちり決まっていた気がする。

テストのために勉強する。

それだけで頭をいっぱいにしていれば良かった。

でも、いきなり大学で自由に勉強していいですよって言われたって無理です

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何も思いつかなかったので何も出来なかった

たぶん、これも時間が立って読めば恥ずかしくなるのだと思います。

ずっと言葉が思いつかない日々が続いていました。大好きな本を読むこともイヤになって遠ざけていました。

だからというわけではないけれど、その間はイラストを描くことに没頭しておりました。

わたしはイラストと読書に対するのめり込みが交互にやってきます。

読書にのめり込んでいるときは、イラストが描けなくなり、イラストにのめり込んでいると

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noteは寝かしてから投稿するもんだと悟った人です。

noteは寝かしてから投稿するもんだと悟った人です。

感情のはけ口として、この場所を始めました。思うがままに書きなぐった文章は読み返すと本当にひどいものです。でも当時(今でも)はそうすることでしか自分をコントロール出来ませんでした。負の感情に飲み込まれそうだったのです。
ほんの数日前の記事の自己紹介も、今読むと、これ読む人が読むと、身バレ確定なのではないかという代物です。他人がこの記事を書いていたとしたら、やめたほうがいいと、確実に止めたと思います。

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見えなくなったお金

見えなくなったお金

何年かぶりに両親に叱られてしまいました。(20歳過ぎて叱られたという表現は違う気もしますが)

お金の使い方についてです。アマゾンを使うようになってから、良くない意味で買い物のハードルが下がってしまった気がします。いくつも商品を購入しても手元にないから、量を体感できない。財布の中のお金が減るわけではないから、お金を使用した感覚が湧かない。便利の裏に私にとってこういったデメリットも生んでいるわけです

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いらないものを捨てたところでいいことなんてあるのかと疑った日

いらないものを捨てたところでいいことなんてあるのかと疑った日

部屋の片付けをしました。物(ほとんど本)で溢れかえっている部屋です。本棚に入り切らない本たちがいくつも山をつくっています。
人間て面白いものですね。いつもと変わらない部屋なのに突然すごく散らかっていることに気づくのです。昨日まで全く気にしていなかったのに。

半日かけていらない本を袋に詰めて集めました。これで見違えるほどきれいな部屋になっているだろうと、意気揚々と見渡します。しかし、悲しいことに全

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