わたし、コジコジにハマる
頭の中を空っぽにして楽しみたい人にぜひおすすめしたい作品だ。疲れているときや悩みがあるときにこの作品に触れて欲しい。
たしかTikTokだったと思う。
『コジコジにきいてみた』という本の中の言葉が流れてきた。
その中で紹介されていた「コジコジはコジコジだよ」という言葉が不思議ととても腑に落ちたので、早速購入してしまった。
問答形式で書かれていて、『cojicoji』の漫画から抜粋された言葉がいくつも載っている。
その中で、お気に入りを紹介する。
先生に「向上心はないのか?」と問われた際の返答なのだが、すごく拍子抜けしてしまった。
ものすごく当たり前のことだけれど、中々堂々とは言えない言葉。
悪いことはしていない。ただ遊んで食べて寝てるだけ。
世間ではナマケモノだとバカにされそうだけれど、確かに悪いことしていないなら、なんでバカにされるんだろうと考えてしまった。
真面目に働いたり勉強したりするのがえらいとされる世の中で、なまけることが難しくなっているのではないかと思う。
人目を気にせず堂々となまけられるような世界になったらいいのにと感じた。
そんなこんなで、『コジコジにきいてみた』を5回ほど読み返して、メルカリでコジコジ全巻揃えた。そしてアニメも観始めた(長いので、イッキ見はできなかった)
コジコジは本当に純粋で、0点をとるどころか名前を間違えて-5点を取ったときでさえ、勉強を一度もしたこと無いと、悪びれることなく言ってのける。(そもそも勉強という漢字すら読めなかった)
もう一つコジコジの好きなセリフがある。
「こんなボクでも少しは役に立っているのかな」と言う友達に対して
役に立っているかどうかなんて自分じゃよくわからないよなぁ。と感心してしまった。
なんだか「みんなの役に立つ人間になりたい」と憧れていた自分がバカらしくなってくる。
コジコジは世間一般の品行方正の常識をぶち壊して、だらしなくてもいいじゃないか、を見せてくれるような気がして、心が軽くなる。考えすぎてこんがらがった頭を、無に返してくれる。
一気に力が抜けてしまうようなコジコジの言葉が今のわたしに優しく染みていったのだった。
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