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たおやか日記

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恋人との健やかな日々を紡いでいきます。 SNSをやっていない人なので、記念日にまとめてお披露目しています。 「彼氏・彼女」ではなく「恋人」という言葉にこだわっていると話したら…
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#言葉

ちゃんと、自分の脚で

ちゃんと、自分の脚で

am 4:50 梅雨入りに相応しい激しい雨。

雨の匂いを嗅ぎたくて、ほんの少し窓を開ける。
夜と朝の狭間で、雨の音だけが、部屋に響く。

蒼い光越しに見る君の横顔があまりにも綺麗で。

いつまでも、この静かな隙間が続けば良いのに。
ずっと、君だけを見ていられたら良いのに。

なんてね。

❄︎ ❄︎ ❄︎

最近、ほんとうにバッド続きな気がする。

天気の悪さに比例して、腰もギュッと痛くなるし

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言葉の奥行き

言葉の奥行き

「このエッセイ、ゆきっぽくて非常に良いね」

去年と同じ場所、同じ時間、同じ服装の君に、
1年間かけて綴ったラブレターを本にして渡した。

時間をかけて、丁寧に読み進める君の横顔が、
この世界の何よりも美しいと思う。

初デートに感じた忘れられない胸の高鳴り、
中々会えずに淋しくなってしまったあの夜、
離れていてもそばにいると実感した日のこと。

木漏れ日の中で、共に振り返る思い出達は、
1人で綴

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君が初恋じゃなくて死ぬほど良かった

君が初恋じゃなくて死ぬほど良かった

もっと昔の君と出会えていたら…

お揃いの制服で2人乗りする高校生を見て、ふいにパラレルワールドの私達へ思いを馳せる。

バド部の君と、吹部の私。

朝は一緒に登校して、廊下で手を振って、帰りは公園でお喋りした後、家まで送ってくれる。

みたいな。

君は優しいから、演奏会は毎回必ず顔を出してくれるはず。

「泣いてないもん」
なんて言いながら、きっとボロボロ泣いて定期演奏会の感想を教えてくれるん

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溢れんばかりの春を揺らそう

溢れんばかりの春を揺らそう

「あれ、なんでいるの!え!どうしよ!」

今日に限ってJRではなく、御堂筋だった私。
自転車を置いた君にばったり会った。

予定よりも早く会えてラッキー!なんて思っていたのに、なんだか君はオロオロ落ち着かない…

大丈夫??なんかあった??

「実は、会った時にお花渡したくて…買いに行く途中で…間に合わなくてごめんね」

なんてこった!!!

私が1番好きだと言ったお花を覚えていてくれて、バレンタ

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不確定な未来の内側で

不確定な未来の内側で

その微笑ましい君の横顔を見るたびに、あぁ、
いつかちゃんと言わないとって思ってしまう。

悪いことをした訳じゃないのに、騙しているみたいでモヤモヤする。

最寄りのバス停の前には、小さな保育園がある。

バスが来るまでの間、ガラス越しに見える小さな生き物達を眺めては、勝手にアフレコをするのが私達の日課だ。

上手に靴が履けなくて泣いている子や、それを
手伝ってあげる優しい子。

そして、彼らを愛お

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かみさま、もうそれくらいにしてあげてください

かみさま、もうそれくらいにしてあげてください

かみさま、お願い。
これ以上彼をいじめないであげてください。

だって、十分じゃないか。

夜勤も、連勤シフトも、ダブルワークも。
こんなに頑張っているのに。なのに社員が飛んで、負担がまた増えた。

頑張っている人が、きちんと報われる世界にするって約束じゃないの?

「ごめん。ほんとうにごめん。すぐいくね。」

約束の時刻を1時間過ぎても、既読にならないので
電話をかけたら、ものすごい勢いで懺悔さ

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指輪なんかよりも

指輪なんかよりも

「鍵、もうそれは婚約と同義だよね」

おふとんの中で、恋人がむにゃむにゃ呟く。

良かった。君が私と同じ思考回路で。

そもそも、婚約指輪って何なのよ?って思う。

男の人が、女の人にパカってあけるアレ。
韓ドラで観たら胸キュン案件なのに、現実だと、一気に違和感が溢れ出してくるのは私だけ?

私だって、等しく君を愛してるんだかから、
パカってやる権利、あるはずだよね?

パカした後日、女の人は何か

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脳みそのシワの先の先の先

脳みそのシワの先の先の先

「1番好きな所は雪の思想だよ〜」

ほっぺをぴったりくっつけて、満面の笑みを浮かべた君は、微睡みながら私の好きな所を教えてくれる。

もう何百回も聞いているし、君が私のことを、
ちゃんと大好きって、もう十分知ってるくせに、
この言い回しが好き過ぎて、つい何度も聞いてしまう。

いつだって「思想が好きだ」と迷わず答える君の
純粋さと、誠実さと、心の広さが、本当に本当に
愛おしくてたまらないのです。

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電話越しの君の顔

電話越しの君の顔

私たちは、声から恋に落ちた。

心地よく響き渡るチェロのような低音ボイスと、
きらりと光るワードセンス、優しさ溢れる語尾に
あの日からずっと虜で。

今日も電話できるかな??
付き合う前は、そんなことばかり考えてたっけ。

君も同じだったなんてね。

北海道由来のゆるゆるの喋り方と、ちょっと高め
のふわふわ声を聞いた時、本物のお嬢様だなんて
思ってくれたらしい。照れちゃうなぁ。

画面いっぱいに耳

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ポトラッチズム!

ポトラッチズム!

破滅的で暴力的。けれど最も美しい贈与交換。

北米の民族間で行われてきた“ポトラッチ”

ある時期を迎えると、彼らは金銀財宝はもちろん家屋や家畜、生きていく上で必要な物資なんかも
丸ごと焼き尽くしたり、海に投げ捨てたりする。

相手よりも多く財産を捨てること。
こんなのは余裕なんだと見せつけ合うこと。
負けた一族は、隷属的な支配を受ける運命。

全てを投げ打ち、家族を守る。先祖への敬意。
一族とし

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トレモロ・ミルフィーユ

トレモロ・ミルフィーユ

“慮る6日間”と一週間ぶりの“答え合わせ”

それは、今日も変わらず君を想っている証拠で。
こんな関係も、なんだかんだ心地良いと思える。

本当はやり過ごすつもりだった恋人の連絡不精。

君が思っている百億倍、私は連絡を心待ちにして
携帯が鳴るたびに期待して、本当に淋しくて。
それでも強要はしたくないし、喧嘩も嫌なの。

考えれば考えるほど八方塞がりだ。
この涙は、墓場まで持っていこう。そう決めた

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その胸にきゅっとね

その胸にきゅっとね

恋人になってもうすぐ半年。

恋愛における半年間が、こんなにも穏やかなんて
許されて良いのでしょうか。

毎日毎日、つかみ合いの抉り合う喧嘩をしたり、
冷めた関係を見て見ぬ振りしてやり過ごしたり。

いつもの半年って、大体こう破綻してたから。

こうして鍋をつつく幸せそうな横顔を見れて、
夜中に、てくてくお散歩をしてベンチで話して、
お布団の中で頬を寄せて未来を語ったりして。

出会った時から変わ

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君色マーブル

君色マーブル

昔から、他人に興味なんて無かった。

何が好きとか、誰が嫌いとか、夢とか、目標とか
全部、本当にどうでも良かった。

うるさい、ほっといてくれ、なんて。

人に何かを言われるのが大嫌いだったのに、
君の言葉だけは、心地よいと感じてしまう。

これはきっと、恋の魔法だ。

「今度のレディクレ、tele出るんだって!!」
私の大好きなアーティストの最新情報を、いつも嬉しそうに教えてくれる。

同じ道を

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不器用ぽっぷな君の詩

不器用ぽっぷな君の詩

「ほんとうに情けないよね。ごめん。」
今にも泣きそうな声が、ギュッと私を離さない。

ううん、いいんだよ。全部だいすきだから。

何ヶ月も前から楽しみにしていたフェス。

くるり主催で、大好きなピアニスト角野隼人と
サウシー、sumika、秦基博などの超豪華メンツ。

「ごめんなさい、今起きました」
集合時間に起きた君から、電話がかかってきた。
待っている間、不安で潰れてしまいそうだった。

また

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