🎆花火の煙みたいに、この星空に溶けていけたら...🌃免許合宿ラスト【ネガティブリアクションズ⑰】
福島県にいた。2006年の9月に。
出会って半年も経たないバンドメンバーの妹子と、合宿で免許を取るために。
合宿の始まった当日。
教習所や食堂の人と、すんなり打ち解けることができて安堵の画伯ちゃん。
しかしそれも束の間だった。
・大阪人に対しての差別心を感じるホテル
・姿の見えない、狂暴だと噂されている、犬の匂いと気配と怪音
・部屋の床一面にばらまかれたままのチキンラーメンの欠片たち
いろんな要素が同時に絡み合い、恐怖と絶望に2人は包まれていく。
狂気に触れたのか?
それとも俺たちの狂気が引き起こした幻覚なのか?
恐怖と絶望がピークに達した時、部屋の扉を激しく叩く音が聞こえてきた。
ドアを開けると、そこにいたのは
同世代の合宿組のメンバーたち。
初日の俺らを誘って、歓迎会を開いてくれるらしい。
頭がおかしくなりそうなくらい怯えていた2人は、狂喜乱舞でみんなの集まる部屋へ向かった。
これを機会に、安い酒を回し飲みながら、みんなと泥酔する日々が始まった。
そんなホテル暮らしにも(恐怖や不穏さにも)慣れてきた頃、いつものようにみんなで飲んでいると恋バナが始まった。
当たり前かのように泥酔の中にいる合宿組のみんな。
話はシモのほうに傾いていく。
画伯ちゃんと妹子には、同じ日に合宿に参加した2人組の可愛い女の子の同期がいた。
そのうちの1人は、いつもクマのぬいぐるみを持って行動している女の子。
体調が悪いらしく、この日の集まりには不参加だった。
2人組の女の子の、もう片方の子の話す順番がやってきた。
一瞬なんとも言えない表情を見せたかと思うと、彼女は半笑いのような笑みを浮かべながら、相方のことについて話し出す。
「あの子さぁ、わたしを追い出してセックスしまくるんだもん。ホテル周りなんて何も無いのにさぁ。どうやって時間潰せって言うのよ😇」
え!セックス!?あの子が...!
「あの子ね、クマのぬいぐるみに自分たちが行為してる姿を見せるの。変態じゃない?」
画伯ちゃんは立ち上がれないくらい興奮していた。
そんなオスの感情をよそに、その子は話し続けていく。
「もしかしたら今も寝込んでるフリしてやってるかも...。だってそのときの相手もここに来てないもん...!」
え...!名探偵すぎませんか...?
「みんなで部屋の外から、やってる音を聞きに行かない...?」
画伯ちゃんは、すごい夏を過ごすことになりそうな"瞬間"の中にいた...
前回まで↓↓↓
まとめマガジン↓↓↓
合宿していた教習所↓↓↓
夏の花火を追いかけて
「こりゃ、スヤスヤだね...」
「確かにやってなさそう...」
実際にクマのぬいぐるみの女の子の部屋の前に行き、みんなで"誰が実際に聞き耳を立てるか!?"の押し付けあいをした末に導かれた答えは、あっけないものだった。
そこまでは笑いあっていたが、少し物悲しい雰囲気になっていく。
だって夏だよ?
20歳前後の若者しかいないコミュニティで、こんな流れが生み出されたらやってるもんだとばかり...
そんでみんなで妙に意識し始めて...酔いに任せて...
残念でーす!そんな童貞オスの妄想に"運命"は介入しませーん!
これが現実でーす!
少し飲み直して、その日は解散した。
翌日。
みんなで花火をすることに。
誰かが街に出て大量に買ってきてくれた。
もしくはホテルの人がくれたのかな?湿気てる余ったやつがあるから、街で安く購入できたか、ホテルから譲ってもらった記憶💭
モテなさそうな俺みたいな奴から、クソイケメン、クソ可愛い子たちまで。
みんなが一体となって、(都会育ちゆえに)誰も見たことのなかったような"福島県の満天の星空の下"で溶けていく。
そして花火の煙のように、空に吸い込まれていく感じ。
クマのぬいぐるみを肌身離さず持つ女の子も、引火しないように(まるで持っていないかのように)自然と動き回って楽しんでいた。
"火"と"ぬいぐるみ"と"楽しさ"を同時に兼ね備える姿は、さすがにドキドキしたな。よくわからんものを3つ以上同時にこなされると恋心に変わっちゃうね!
シュワーって吹き出る手持ち花火で、みんなで空中に絵を描いた。
20歳まで友達や恋人ができたことのなかった画伯ちゃんにとって、この21~22歳頃の体験こそが青春と呼べるものかもしれない。
あとバンド活動とね!
線香花火をしながら、同期の2人組の女の子と肩を並べた。
標準語の人と普通に会話して、見下されてもなく、気を使われてるわけでもない、この感覚。
いま思い返すと泣きそうになってくる。
なんだろう。
まだ不完全なんだけど、完全とも言える形。
少し足りない感、少し余る感。
その状況で、心や行動をどう動かすか、認知するか。
それが青春...?
線香花火が落ちて、お開きになった。
この日はみんなと飲まず、妹子と2人で飲んでいた。
一緒にバンド活動をして、さらに一緒に青春体験ができていることに乾杯した🥂
今は連絡先を知らない妹子だけど、いくらなんでもこの青春は覚えているはず。懐かしみ憎しみ尊み。
どの感情が1番先に走るかはわからないが、美しい人生の1つとして残っていてほしいな。
人生なんて不完全で、完全だから。
この頃になると、地下フロアに感じる恐怖感はだいぶマシになっていた。
妹子がいなくても、地下の最奥にある(明かりの無い、暗闇部屋の)洗濯機や乾燥機も、1人で使いに行けるようになっていた。
相変わらず、ホテル地下に潜む犬は唸っていたけど。
ずっといる男性利用者
「あの人もう1ヶ月以上いるんだって...」
修了検定すら受かっていない男性利用者が、寮側のチームに住んでいた。
1人で来て、何週間も滞在して。
今思うと、当時25~26歳ほど。
ここ4年ほど障害者施設で様々なタイプの方と出会った上で考えると、この男性も障害者だったように感じる。
食堂でも大量に食べるから、『タダ飯喰らい』と呼ばれていた。
妹子と来ずに、画伯ちゃんが1人でここに来ていたら...
そう考えると恐ろしい。
画伯ちゃん1人だと『同じ扱い、同じ成長スピード』だったと思う。
妹子と"絶対に期限内に帰らないといけない"っていう、緊張感や責任感があってよかった。
1人だったら、ずっと誰とも話さず、勉強もせず過ごしていたと思うな。
結局、画伯ちゃんが卒業する時も、彼は修了検定すら受かっていなかった...
ということは、彼はまだ白河自動車学校にいてるのかもしれないな...
せめてホテルの地下に移動して、幽霊的存在になっていてほしい...
犬と一緒に吠えていて...(童貞オスの最低な願望)
初めての古着と、初めてのヨークベニマルと、初めての雪ん子
合宿期間中、休みの日や空き時間が少しだけあった。
完全な休みの日は、ホテル周りを散々歩き倒し、よく分からない高速道路のSAのお店に辿り着いたりしていた。
夢だったのかな?って思う。
歩きなのに、急にサービスエリアの中に俺たち立っていたから。
ずんだ餅のお土産とか、そこで買った気がする。笑
帰りの荷物は、行きより増えていくばかり。
この時の記憶を頼りに、改めてホテルの場所を探したけど、やっぱりわかんねぇ!
ゴルフ場横、SAまで徒歩で行ける、教習所から送迎バスで10~30分くらいの場所に対象になる建物が無い😂
全部夢だったのか...ホテルハーベストの日々も...
この免許すらも...(ぺらぺら〜💳)
自動車学校の空き時間は、レンタサイクルを借りて(2週間いたけど、俺と妹子しか使ってなかった笑 1日2回借りるくらいアクティブだった)、半径5kmくらいを常に冒険していた。
10分くらい漕いだところに、ヨークベニマル(関西でいうイトーヨーカドーかな?)があった。
思い出を盛っているかも...!調べたらめっちゃ近かった!笑
初めて聞くスーパーの名前に、顔がきらめく2人。
よくあるような惣菜、弁当を食べて
「うまいねぇ!ヨークベニマルのご飯って!」
とアホの子みたいな会話をしていた。
その前も、その後にも、食堂でたらふくご飯を食べてるのに。(オオ飯喰らいの画伯ちゃん)
福島県の全てを味わいつくそうとしていた。
合宿から帰宅後、近所に住む祖母と話す機会があった。
福島県に行ってきたんやで〜!と話すと、
「死んだお爺ちゃんが戦争の時に行ってた場所やんか!あんたと同じことを昔よく言うてたわ。福島のお米が1番美味しかったって。よー言うてたわぁ」
不思議な感覚が走った。お爺ちゃんかな?
合宿その1の行き帰りの交通のことを書いてあるあたりに『取り憑かれたように福島県のことしか見えていなかった』と書いてあるのも、この辺りの感覚と繋がっていく何かがあるのかも。
自転車で4~50分走る間に、学校があり生徒たちとすれ違っていく。
当時は小・中学生に見えたから、この学校ではないかも...
ただ、やっぱり話を盛ってるな!地図だと全然近いのよ...笑
この地図に見えてる『しまむら』が人生で初めて行ったしまむらだった。
ジャージみたいな上着を買って、ニヤニヤしていた覚えがある。笑
みんなおぼこくて可愛い。純粋そうな目と姿勢。
妹子と「ええ街やな〜」と話して休憩がてら、周りを見てボーッとしていた。
すると、あることに気づく。
あまりにも白いんだ。みんな。
特に女子。
初めて生で太陽を見ようとした時のような眩しさ。
あれくらい白い。食堂のお米みたいな。
こればっかりは性欲じゃない。
圧倒的に美しかったから見とれていたんだ。
妹子と「東北や、寒いとこ出身の人が綺麗な理由がわかるね〜」と会話して自転車をまた漕ぎ出した。
2人ともアホみたいに濃い顔をしながら。
目的があったんだ。
教習所のパソコンで調べたら、この辺に『白河探偵団』(確か)というリサイクルショップがあるのを見つけたから。
そこを目指していた。
この数日前に、もう少し教習所の近くで、大型リサイクルショップを見つけた。画伯ちゃんにとって人生で初めてのリサイクルショップ。
普段は服屋さんに緊張して入れない画伯ちゃんも、あまりにも広大なお店だったからか平然と入れた。
例えるなら、コンビニには緊張するけど、Costcoなら平気で入れるあの感じ!
もしかして例えられていない...?😂
"わけわからんくらいでっかい"っていうのがミソなのかも。
なんでも近くで見ようとしすぎる、画伯ちゃんを含めた精神障害者のみんなに、反メガネ的な矯正になるあの瞬間を味わってほしい。
安心して...
もう見ようとしすぎなくていいんだよ...?
この福島県のリサイクルショップで、最近(2019年)まで着ていたお気に入りの服だったり、まだ大切に持っているCDなどを大量に購入した。
楽しい日々だった。
すでに上記のお店は無くなってるっぽいけど、こういう感じで近くにあった。
いろんな場所を、妹子と2人で自転車で巡って。
貯金していたほとんどのお金を使い果たすくらい買い物して。
殺し合いに近いケンカも死ぬほどして。
教習所のみんなに「いっつも2人でどこ行ってんの?」とよく聞かれたが、本当は目的なんかどうでも良かったから答えられなかった。
ケンカしたり仲直りしながら、福島県の素晴らしさに触れていく。
自然や違う文化に触れていく瞬間を、心から求めていたから。
この頃、大学のゼミの教授が、文化人類学や民族学の専門だった。(過去に、万博記念公園にある国立民族学博物館のお偉いさんをされていたはず)
考え方や創作に関しても、影響を受け始めていたのかも。
この頃を境に加速していく。
人や文化を、見たり、体験したり、比較するクセは。
この驚異と怪異は2019年に大好きな友達と見に行った!
去っていく仲間
日が経つにつれて、仲良くなった仲間たちが卒業していく。
初日、怯えていた俺らの部屋に訪れて、1番初めに安心させてくれるような顔をみせてくれた『しょっぺ』も...
残りのみんなで色紙を書いて、駅に向かう最後の送迎時間のバスを、みんなで見送るのが恒例のようだ。
教習所の前にみんなで集まり、ハグしたり、泣いたりしながら、「また絶対遊ぼう!会おうね!連絡するね!」と、みんなで同じテンションになって話し合う。
それは1つになるということ。
あぁ鮮明に思い出すなぁ。すごい青春だった。
もしこれから免許を取る人、時間のある人は合宿に行ってほしいな。
バスを追いかけて、何も無い広い道をどこまでも走っていく。
あの時のみんなの顔や声。残った俺たちの滑稽さ。汗臭さ。
あれがロックンロールで、パンクロックなんだよな。
もう全部わかってるんだよ。(この場合においてのロックは音楽ではない)
でも、あんなに全力を出せる瞬間って、どこからエネルギーがやってきていたんだろう?
まだここに宿っているのかな?この文章の端々に欠片を感じる?
それとも、"まるで新しいエネルギーまである気がするよ!"と君が感じてくれるなら生きていける!
大量に意味を積み重ねた後の、(傍から見ると)意味のない行動というか。
全体には伝わらない、爆笑の渦の中心というか。
画伯ちゃんはそこをずっと探してる。
JK、老人、動物、どんな生き物でもいい。生きてなくてもいい。
いろんな場所、環境、瞬間。いまだ存在したことないものだって。
世界中にある全ての爆発的な感情を集めて、画伯ちゃんは作品として残したいな。
あの日の見送るエネルギー、絶対に忘れない。
追いかけてきてくれた仲間
それから日々は過ぎ、画伯ちゃんも妹子もカリキュラム通りにこなして卒業が決まった。
自転車で時間をかけて通った広い道も、楽々と車で通り過ぎることができるようになっていた。
高速を走ってSAで休憩しながら、みんなでお土産を選んだ豪雨の日とか。
自転車で、近辺の標識などを下調べしたカンペを作って、ホテルで何度もイメージトレーニングしたこととか。
仲間や妹子がいてくれたから、こんなに頑張れた。
バンドのこと以外で頑張ったのって、この合宿の日々しか無いかもしれない。
もうすぐ9月下旬に差しかかる頃。
新しく入ってくるメンバーはほぼいなくて、ジャージ姿の茶髪ヤンキー風カップルの2人くらいだった。
バリ優しくていい人たち。低姿勢でずっと笑顔だった。愛してる。
ということは見送る人がほぼいない...
俺らの番から、色紙システムが無くなってしまった🥺
初日で顔を合わせた、クマのぬいぐるみを抱えた女の子と、ハロプロ的な美人な女の子。
そして青山学院大学に通うカップルの綺麗な女の子(彼女はミッション)が、駅に向かう最後の送迎バスに乗っていた。
この子の"爽やかイケメン彼氏(青山学院大学)"は、エンストしてしまったとかで卒検に落ちてしまっていた。
あんなに切なくて怖いことない...!彼女が先に帰宅して1人になるのは怖い😱
見送ってくれたのは、そのイケメン彼氏と、ヤンキー風カップルと、静かなタイプの残りのメンバーたち。
バスにエンジンがかかる。
初日と同様に、何を話しているのかわからない可愛い運転手さんが運転をしてくれるようだ。
バスが閉まる。
動き出す。
「めっちゃ楽しかったね!色紙が無かったのは仕方ないけど、何か形に残したかったねぇ」
と画伯ちゃんはみんなに話しかけていた。
妹子と出会う前まで、女の子と話したことなんかなかった。
それがたった数ヶ月で、こんな普通に話してる。
しかもみんな顔が整ってる。
それなのに、劣等感も無く、普通に話せる未来がやってくるなんて
信じられる...?
世界中の童貞よ、思考と行動を修正しなさい!
(童貞マインドオスからの伝達です)
人生には何があるかわからない。泣きそう。
嬉しい、楽しい瞬間って絶対にあるんだな。
生きていると。
こんな綺麗な場所にいたんだよ。
バスが加速していく。
窓の外を見ると、
青山学院大学のイケメン彼氏が、自転車に乗って追いかけて並走していた。
変な顔と手つきを見せながら。
え......!!!!!!
そんなことするキャラじゃない。爽やかイケメンはこんなに身体を張らなくていいのに。
そして赤信号に捕まり、謎に2分くらいこのポーズを持続して見せてくれていた。笑
イケメンの彼女は"いの1番"に爆笑し、2人組の女の子たちも、妹子と画伯ちゃんも死ぬほど笑っていた。
そして泣いていた。
笑い泣きじゃなくて、もう終わってしまう寂しさ、やり遂げだ達成感、こんな瞬間は滅多に訪れないという理解。
溢れ出す感情は、涙と笑いになるみたい。
俺と妹子しか乗ってなかった、自転車に乗ってくる演出はグッときたなぁ。
イケメンによる時間差を使った見送りなんて"無い"と思い込んでいたし。
みんなそれぞれ、バスの窓に顔が潰れるくらいくっつけて、教習所のみんなの姿が見えなくなっても見ていた。
もう風景しか見えないのに、何を見ようとしていたんだろう?
少し経って、バスは静かになる。
みんなそれぞれで、それぞれの感情を消化していたみたいだ。
そして今。画伯ちゃんは、当時の色紙の代わりに、noteに刻むことで"形"として残していく。
その後の僕たち。その後の仲間たち(mixi)
2週間ぶりの新白河駅。
来た時と、自信や顔つきが違う。
他の3人は東京まで新幹線。
俺と妹子は行きと同様、鈍行だ。
駅の入口で3人との別れ。
「まったね〜!」
彼女たちとは、これが最後の会話になった。
元気にしてるかなぁ。
東京からは、新幹線で大阪へ。
以前も書いたが、この頃は教習所?国?から交通費として2万円ほどのキャッシュバックがあった。
それを利用して新幹線に乗車。
今の感覚ならキャッシュバックがどうであれ、全行程どれも新幹線か飛行機で行くべきです...!死にそうになるから...😂
帰りに"成長したなぁ"と感じたのは、教習所から荷物を自宅に送ったこと。
最低限の荷物で行動するのは、とても楽だった。
旅先から郵送するなんてシステム、自分では気づきもしなかった...
行きしなは重たすぎて、それが原因でストレスが溜まり、殺し合いのケンカをしていたから。
梅田駅で妹子と別れ、自宅へ。
とてつもない成長を実感しながらも、"タクシーに乗る身分では無い"と思い、最寄り駅から30分歩いて帰った。
数日後、妹子とともに免許センターへ。
画伯ちゃん合格。
妹子は不合格😭
教習所のテストより難しいと思って、画伯ちゃんは復習しまくっていたけど、妹子はもう大丈夫と思ってあまり復習しなかったらしい。
数週間後に再度受けて合格していた。
そして、2人ともこのあと2012年までは1度も運転することはなかった。
画伯ちゃんは、2012年から現在までも運転しないまま。ペーパードライバーのゴールド免許で過ごしている。
妹子は連絡先がわからないので現在は不明だ。
当時のSNSはmixiが主流だった。
画伯ちゃんはバンド用にアカウントを持っていたので、みんなと友達に。
バンド活動や内容がバレたが、特に気にせず卒業後もmixi上で絡んでくれた。
みんなとは、メールアドレスとかは逆に教え合わなかった気がするな。
この時の仲間たちによるコミュニティも誰かが作り、画伯ちゃんも参加した。
しかし大学生ばかりのコミュニティ。数ヶ月もしないうちに更新は止まる。
そして関西という、あまりに遠い地域の妹子と画伯ちゃんは、みんなの集まりにも参加できないので疎遠になっていった。
ある2人を除いて。
その2人は、滞在することになったホテルが怖かったというあたりに書いた
・後にサントリーに就職するため、画伯ちゃんの近所(自転車で10分)に埼玉から引っ越してくることになった彼女。
・坊主頭で、いかついけど優しくて、九州出身の彼氏。
その彼氏は、画伯ちゃんと酔いながら(そして誰かの見送りでシラフの時も)キスをしてくれるいい人だ。
(いい人とは...?)
実際のキスシーン(童貞オスの暴走)
その2人とは疎遠にならず、親密になっていく。
人生とは不思議なものだ。
あとがき
ホテル滞在の中盤で異様に仲良くなった2人に対して、画伯ちゃんが
「11月に東京に一日だけ行く予定がある」
と話すと、
「会おう!埼玉からだけど、2人とも絶対に時間つくるから!」
と話してくれていた。
そう
画伯ちゃんは、またもや東京に行く予定だった。
大学の卒論のためのフィールドワークで。
ここまで、そしてここから次回のフィールドワークの話までを、1つの記事にまとめようと思っていたが、絶対に無理だったな...笑
ドラムの鼻でかに「ちょっと免許取りに行っていい?」という初め(合宿シリーズその1)の場面から、ここまでの下書きの時点で1万5千字になっている。
そして現在。このパートの文字数だけでもすでに8500字ほどに...
絶対に1つにしなくてよかった。
誰1人読めない量になるところだった😂
こんな素晴らしい日々を3000字ほどの一記事にはまとめられなかった。
まとめてみたかったんだけどなぁ。
画伯ちゃんにセンスが無いのか...思い出がありすぎたのか...
次回は、(こちらもネガティブリアクションズというバンドシリーズでは番外編みたいなものだが)東京にフィールドワークしにいった話について書いていく。
この時も、妹子と東京へ向かったんだ。
合宿で出会ったカップルに会う楽しみな予定を抱えながらね。
それじゃ、東京フィールドワーク編でお会いしましょう。
最後に
残りの素材写真を載せていく。
当時のみんな!こんなに持続する感動や思い出をありがとう!
愛してるよ!
人工呼吸の講習で、本気で人形を口説いてたら、撮影されていたシーン
集合写真その1(画伯ちゃんブラを洗濯中)
教習所内でさっきの直前のシーン
集合写真その2
(卒業直前かも。こう見ると画伯ちゃん別にそこまでブサイクに見えないし、なんかポップだな...)
教習所近くの川や道シリーズ4枚
最後に妹子が近くの川に触れているところ
次回につづく
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